紅葉見に六甲山のつもりがこの尾根はいったい何

- GPS
- 09:01
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,539m
- 下り
- 1,214m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:00
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
金鳥山には保久良神社の参道ではなく南から直登する崩れかけた木段の道もあるが、保久良神社下の梅林あたりから入る入り口が分かりにくかった。 蛇谷北山南東尾根とでも言うべき尾根は尾根末端から道も何も無いところを無理やり上ると驚くべきことに板張りのテラスとその上にテーブルセットがあった。 細い道も作られており、おそらく奥池町の方から上ってこれるものと思える。 ただ、明るい黄色というかレモン色のロープでそこら辺一体を囲んであるようで、別に何か注意書きが付いてるわけでもなく、これが何を意味するのか分からなかった。 最も厳しいことを考えるともしかすると個人の所有地で立ち入り禁止とかだったかもしれないし、逆にそこのすぐ上に新しめの堰堤があったのでそれまでそこを通っていた道が寸断されたのを補うために地域住民のために行政が作った遊歩道なのかもしれない。 詳しいことは奥池町側の入り口を探してみなければ分からない。 ただ、通行止めというわけでもなさそうだったので跨いで上に進んでみると、細いながら昔はある程度以上踏まれた踏み跡があり、要所には小さく赤テープもある。 しかしやはり最近はあまり人も通らないようで、下部の急傾斜は落葉で分かりにくく滑りやすく、上の木を掴んで身体引っ張り上げるような箇所が続く。 メインの尾根に乗って傾斜が緩やかになると今度は笹の海で、しっかり踏まれた踏み跡はずっと続いてるが笹が膝から胸くらいの深さに繁殖してしまって時々ある赤テープの幾つかは見えにくくなってしまっており、ストックでかき分けるなど注意して進まないとロストしてフカフカの不整地に足を取られることになる。 一番上は蛇谷北山に出れるのかと思いきや登山道に出る直前で踏み跡は登山道と並行に左右に分かれ、上は右側に進んで蛇谷北山を巻いてもっと先に出てしまうので、蛇谷北山通りたいなら左に少し下る感じで登山道に出れたらしい。 自分は蛇谷北山に近いところで登山道に出たかったので倒れ朽ちた大木滑って後ろに転がり落ちたりしながら乗り越え笹藪押し通って出たが、左右どちらかに行けばそんな無理はしないですんだと思われる。 |
写真
この日は北にこのまま山に入っていくが、面白いコースの多い渦森台方面もここから南にちょっと離れたバス停からバスに乗るので、自分の六甲山歩きではなにげに下りることの多い駅。
なんじゃこりゃいったい????
おそらく登山者は誰も来なさそうなこんな藪の崖に立派な舞台作ってその上に綺麗な鉄製のテーブルって。
ここから自分が這い上ってきたのとは反対側に細いながら綺麗に道が付けられてたから、もしかして奥池町あたりの人達が楽しむための地域整備なのか、それともまさか個人の土地だったのか。
下の方はあんな崖にどうやって渡したのか分からんけど、通行止めという感じでもなく、奥を見ると尾根道が繋がっているように見えなくもないので跨がせてもらって先に進む。
だけどここまではおそらくテーブルのテラスまで奥池町の方から続いてるであろう細い道歩いてくるのが正解と思う。
もしかすると昔は奥池の方から地図にも載らない道があったのが堰堤工事で寸断され、代わりに地元の人達が憩える場所を作ったのかも。
ズルズルで上の木などを掴みながら上って行くと朽ちたロープが。
確かに木がまばらなところなど濡れた時に下ってきたりしたらロープがものすごくありがたそうな場所で、ここから何本かロープが続いた。
そのあともはっきりしないところや肝心なところには小さく分かりにくいもの含め赤テープがあり、小さい岩は除いて何カ所か出てくるちょっと大きい岩場であれ越えるのかなと思うような所はほとんど右側、北東側を巻くように道が付けられてた。
寒くなって勢いは衰えてるとはいえ、結構な背丈になっており、上りだと首まで沈む所も。
それでもこの道が昔はよく踏まれたと思うのは、ダブルストックでかき分けると道には笹が生えずにしっかり残っているから。
とはいえもう歩く人も少なく倒木や落ちた枝はそのままなので危なっかしくて早くは歩けない。
おそらく昔笹がまだ生えてないか小さかった頃付けられたんだと思うけど、今では遠くからは見通せなくなってしまってるものも何カ所も。
だからとにかく道をロストしないよう笹をかき分けながら進むしかない。
まあ基本尾根通しなので先が落ちてるようなら方向が違うって分かるわけだが、それでも何度か失い、踏まれてないところは不整地で足取られたりして危ないので右往左往させられた。
なんとかそれ乗り越えて最後の笹の茂みも押し分けて出てきたのがここ、蛇谷北山より少し下。
登山道手前で左右に分かれた踏み跡は一つはもう少し下の方と、上に行く方は蛇谷北山巻いて下りになったあたりに出てこれたらしい。
でも帰りは安定の紅葉谷コースからちょっと回り込むけど瑞宝寺公園だし気楽に歩けると、この時はまだ思ってた。
肝心の紅葉は、紅葉谷はもう終わり近くでごく一部綺麗に残ってた木に陽が当たったところを1枚。
この日一番綺麗な紅葉だったかも。
でもまあもう有馬周辺の遊歩道とでもいうべき場所で、看板にも有馬温泉癒やしの森って書いてあるし、きっと楽に歩けるはずと思い込んで上り始めてみたらこれがまたとんでもなかった。
まあ地図よく見れば分かることではあったけど、ずっと上り。
魚屋道まで、少しジグザグは付いてるし木段もあるけどとにかくずっと上り。
前半蛇谷北山までで使い果たした足にはきつい筋トレ以外の何物でもなくてビックリ。
ここは六甲山から瑞宝寺谷西尾根下ってきた時くらいしか通らんけど、その尾根は夏場はもう笹の海で前も見えないくらい笹が生長してるしダニもいるしで最近は通ってない。
なのでしばらくぶりに見たらなんか説明板の絵が新しくなったような気がするけど、相変わらず絵のどの部分が見えてる光景のどこに当たるのかよく分からない。
ここは有馬一紅葉で有名で、時期にはライトアップまでされてるとのこと。
どんなもんか以前から気になってはいたけど人混みも嫌で今までこの時期来たこと無し。
でも今年は高い所は紅葉素晴らしいって話聞くとなんかに気なってしまい、なら行ってみるかとなったけど、来てみて拍子抜け。
人少な。
なんかもう盛りは過ぎてる気はするし、時間的にライトアップには早かったからかもしれんけど、あんまり少ないのでいつも通りの東屋で軽く食べて荷物整理して最後はトイレにも寄ってから出れました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
|---|
感想
今年は高い所は紅葉が素晴らしかったというニュースを幾つか見て、そういえば関西はどうなってるんやろうと。
丸2ヶ月休んだリハビリにここのところ結構頑張ってしまったので、今回は紅葉狩りでのんびりしようと六甲山に。
紅葉で有名な紅葉谷から人混みは好きではないけど時期にはライトアップで有名な瑞宝寺公園に行くことを最初に決定。
そこに繋ぐのにどうせなら南からあまり歩いたことないところ繋いでいきたいなと地図やアプリ眺めてたら目に付いたのが蛇谷北山南東尾根とでも言うべき尾根。
どうせならこれを歩いてみようと岡本駅から金鳥山、東おたふく山と繋いでそこからいったん東に下り、奥池町側の舗装林道の東おたふく山登山口からその道路を跨いで向かいの尾根末端から上ってみようと計画。
行ってみたらこの尾根が面白かった。
舗装林道跨いで向かいの尾根末端とおぼしきあたりに林道の車両通行止めがあり、なぜかそこから上の崖にレモン色のロープが。
おそらく上から下ろしたらしくロープに沿っては上れそうにないので最初だけ踏み跡らしきものがあったところから右に巻きながら雑木を掴みながら崩れる斜面を上っていくとなんか上の方に人工物が。
林業の道具置き場か何かかなと思いながら上ってみると、なんと、斜面に板張りのテラスが作られその上に金属製のテーブルとベンチが。
もう全くもって意味不明。
そこには自分が上ってきたのとは反対側に細いが綺麗な道が付けられてたので、おそらく舗装林道をもう少し東、奥池町側に下ってたら入り口があった可能性が高い。
そしてこのテラス一帯の山側は舗装林道尾根末端から付けられてたレモン色のロープで囲われており、しかしそこから先に行くなという通行禁止、通行止めといった意味合いではなさそうで、となるとここ一帯は私有地、あるいは町有地といった境界線だったと思われ、自分が上ったところは崖で通る人などいないやろうから注意書きも何も無かっただけで、奥池町側の綺麗な小道の入り口には進入禁止とか書かれてたのかもしれない。
また、このロープを跨がせてもらって尾根芯を少し上るとすぐ右下に比較的新しそうな堰堤があり、そのあと尾根にはずっと踏み跡とテープがあったことを考えると昔はこの尾根は結構人が通っており、堰堤工事によってそれが寸断され、工事が終わった後でこの土地所有の個人なり町なりの休憩所として作られたのかもしれない。
しかしそこからなだらかな主尾根に上るまでの少し急な上りは踏み跡はほぼ分かるし要所には小さく赤テープもあって迷うことは無いものの、段などつけられておらず人が通らなくなって何度もの落葉に覆われた斜面は滑りやすく上にある木を掴んで身体を引っ張り上げるような所が続き、一部区間はその木もまばらなためかロープが何本か連なってる所も出てくるくらいで、上部のなだらかなところに出るまでにもうふくらはぎパンパン。
この斜面には確か2〜3カ所大きめの岩が出てきてこれ乗り越えるんかなと思わされるが、どれもよく見ると右側にちゃんと赤テープがあって東斜面を巻けるように踏み跡は続いていく。
上部のなだらかな部分に出るとそれまでとは一転して膝上から胸くらいまでの笹の海。
それでもここはかつてそれなりに人が通ってしっかり踏み固められた道と分かるくらいダブルストックでかき分けるとはっきり道が続いていく。
ただ、笹が伸びたせいで赤テープの何割かは遠くからは見通せなくなっており、ロストするとフカフカの不整地に足取られるし道そのものにも所々倒木や枝が転がってるしで、基本尾根芯通しなので大きく外れる心配は無いがちゃんと道を歩こうとすると笹をかき分け下を見ながら進むしかない。
もう完全に想定外のちょっとしたバリルートで面白かったが足には堪え、最後蛇谷北山の登山道に飛び出すところも大きな倒木や笹藪で塞がれていたところを無理に押し通ったりして足も上がらなくなった状態での石の宝殿への最後の上りは辛かった。
まあ一つには腹減ったのもあったので、こんなことなら下のテラスの所で飯食べてから上ればよかった。
やっとたどり着いた六甲山頂下の陽当たりの良い石のベンチでお湯沸かして飯食べて大休憩してなんとか少し回復し、さてここからが今回本来の目的とばかり紅葉谷下ったら紅葉はもうほぼ終わり。
最後の望みとばかり有馬手前から炭屋道に入って筆屋道から瑞宝寺公園に繋ごうとしたらこの炭屋道ってのが今まで通ったことなかったけど魚屋道までずっと上り。
少しジグザグに木段は付けられてるものの一気の上り。
もう足上がらん。
それでもこれで少しは紅葉見れるかと、人混み心配しながら入った公園は肩すかしのガラガラ。
紅葉そのものももう盛りは過ぎた感じの上、この日はたまたまライトアップの日だったらしいけどそれにはちょっと時間早かったせいもあってか人の列は切れもしないけど繋がってもいないといった感じで、上の建物があって茶店でも出てるような所は灯りも点いて人もいたけど、自分がいつも通る東屋からトイレにかけてはそんなに人もいなかったのでいつも通りそこで荷物整理してトイレも借りてから有馬駅に下りました。
takuro_n
















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