友ヶ島

- GPS
- --:--
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 224m
- 下り
- 224m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:00
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
乗り場までの道はわかりづらい。 フェリー 往復2,500円 天気が良いとすぐに売り切れる。30分以上前には到着して乗船券を購入しておいた方が良い。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 大半は軽トラが通れるような林道。 |
写真
感想
▼概要
紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島は、地ノ島・虎島・神島・沖ノ島の総称で、沖ノ島には旧要塞の砲台跡が今も残る。
▼日記
日曜日に久しぶりの快晴予報。1か月ぶりの青空で、以前から気になっていた友ヶ島に行くことにした。和歌山県の北西端、加太港からフェリーに乗る必要がある。
のんびり向かった結果、港にはすでに行列ができており、定員(約110人)にわずかに届かず乗れなかった。1時間後の10時便に並び直し、なんとか乗船できた。
海は穏やかで、日差しも強すぎず快適だった。無人島とはいえ、ここ数年で人気が出た影響か観光客は多め。ただ皆の歩くペースが早く、少し歩けば周囲は静かになる。それでも頭上では関空の発着機がひっきりなしに通過し、1分おきにエンジン音が響く。自然の静けさと人工物の気配が入り混じった不思議な島だ。
フェリーで受け取った島のマップ(観光協会のマップと同じ)は、南北が実際と逆になっていた。普段の登山とは勝手が違い、地図を見ながら歩くと少し方向感覚が狂う。ただ、見どころは丁寧に記されており、観光には十分役立った。
砲台跡はいくつか点在するが、第三砲台跡が最大だという。そのほか、子午線の最南端を示す地点など、地理的に興味深い場所も多い。
途中、孝助松海岸で一息ついた。砂浜には中国語やハングルの表示が入った漂流物がいくつも打ち上がっていた。太平洋側から回り込んで来たのだろうか。人の気配が薄い場所なのに、海流だけは世界とつながっている。
タカノス山展望台に登ると、北から西にかけての景色が大きく開け、直下には第三砲台跡が広がっていた。そこへ降りると、煉瓦造りの長い構造物が続き、中は真っ暗でライトが欲しくなる。白熱灯色のランプが規則的に設置された区画もあり、薄暗い通路に柔らかい光が広がっていた。天井にはカマドウマやアシダカグモらしきものが多く張り付いており、自然の濃さを感じる。床は意外なほど清掃されており、古い施設ながら清潔感があった。
最後にキャンプ場を覗いた。木々に囲まれ、海も近く、静かで開放的な場所だった。人気がある理由がよくわかった。いつか泊まりで訪れてみたい。
帰りのフェリーも行列が長かったが、無事に乗船できた。快晴の一日、海と旧跡をのんびり歩けて満足だった。
tekari7
マンタ









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