記録ID: 8958553
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無雪期ピークハント／縦走
甲信越
大笹街道 福島宿～仁礼宿
2025年11月15日(土) [日帰り]
takap728
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 02:25
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 271m
- 下り
- 5m
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日帰り
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:25
距離 9.8km
登り 271m
下り 5m
9:28
145分
スタート地点
11:53
ゴール地点
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
写真
大笹街道の道標。高さ80センチで「左 草津仁礼道、右 松代道」と彫られているそうです。
福島宿は江戸幕府によって整備された北国街道の宿場町です。広い街道の真ん中には水路が流れ、本陣だったこの丸山家の前には目印として立派な松が植えられていたと須坂市の説明板に書いてありました。善光寺から江戸への道筋は、北国街道福島宿〜中山道沓掛宿が20里（約80キロ）であるのに対し大笹街道経由の福島宿〜沓掛宿は14里（約56キロ)で済んだが、仁礼〜大笹間は「険阻な山道八里」と称された険しい道でもありました。大笹街道は北国街道の宿場町との争いに勝ち慶安3(1650)年に幕府公認となったが、今度はさらに短い草津道（渋〜草津）、毛無道（小布施〜干俣）、山田道（山田〜草津）、三原道（須坂市坂田〜干俣）などの抜け道を使う商人らと大笹村との争いが絶えなかったそうです。
1
11/15 9:28
福島宿は江戸幕府によって整備された北国街道の宿場町です。広い街道の真ん中には水路が流れ、本陣だったこの丸山家の前には目印として立派な松が植えられていたと須坂市の説明板に書いてありました。
善光寺から江戸への道筋は、北国街道福島宿〜中山道沓掛宿が20里（約80キロ）であるのに対し大笹街道経由の福島宿〜沓掛宿は14里（約56キロ)で済んだが、仁礼〜大笹間は「険阻な山道八里」と称された険しい道でもありました。大笹街道は北国街道の宿場町との争いに勝ち慶安3(1650)年に幕府公認となったが、今度はさらに短い草津道（渋〜草津）、毛無道（小布施〜干俣）、山田道（山田〜草津）、三原道（須坂市坂田〜干俣）などの抜け道を使う商人らと大笹村との争いが絶えなかったそうです。
善光寺から江戸への道筋は、北国街道福島宿〜中山道沓掛宿が20里（約80キロ）であるのに対し大笹街道経由の福島宿〜沓掛宿は14里（約56キロ)で済んだが、仁礼〜大笹間は「険阻な山道八里」と称された険しい道でもありました。大笹街道は北国街道の宿場町との争いに勝ち慶安3(1650)年に幕府公認となったが、今度はさらに短い草津道（渋〜草津）、毛無道（小布施〜干俣）、山田道（山田〜草津）、三原道（須坂市坂田〜干俣）などの抜け道を使う商人らと大笹村との争いが絶えなかったそうです。
谷街道との分岐に立つ道標。「右 ぜんこうじ、左 まつしろ」と彫ってあるそうです。看板の左の道を進むと綿内西宮神社前の北国街道に合流します。
11/15 9:51
谷街道との分岐に立つ道標。「右 ぜんこうじ、左 まつしろ」と彫ってあるそうです。看板の左の道を進むと綿内西宮神社前の北国街道に合流します。
谷街道との分岐に立つ道標。「右 仁礼草津道、左 須坂中野道」と彫ってあります。明治2(1869)年建立。右には上高井郡井上村道路元標があります。
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11/15 9:54
谷街道との分岐に立つ道標。「右 仁礼草津道、左 須坂中野道」と彫ってあります。明治2(1869)年建立。右には上高井郡井上村道路元標があります。
阿弥陀堂跡。道祖神や庚申塔、馬頭観音、諸国順礼塔などがまとめられています。
長野県道58号に合流した先にある道標。「右 草津仁礼道、左 さはみち」と彫ってあるようです。
分岐にある馬頭観音道標。肉眼では何と彫ってあるのか読めません。安政2(1855)年造立と説明板にあります。
大型ダンプがビュンビュン通る県道。車が通りすぎるのを待って県道を渡る。下八町の下組道祖神。
ネットや資料で事前に石仏や道標の位置を確認してきたが、これはどこにも載っていなかった石仏。大正11年10月建立。後で調べたら『須坂市の石造文化財その1観世音•馬頭観世音』に掲載されていて富蔵（とくら）観世音とあった。須坂のまるごと博物館のホームページにもあった。https://suzaka-marugotomuseum.jp/search/item/?id=5496大笹街道沿いにある石碑なのでGoogleマップに載せたいなぁ😊
11/15 10:31
ネットや資料で事前に石仏や道標の位置を確認してきたが、これはどこにも載っていなかった石仏。大正11年10月建立。後で調べたら『須坂市の石造文化財その1観世音•馬頭観世音』に掲載されていて富蔵（とくら）観世音とあった。須坂のまるごと博物館のホームページにもあった。https://suzaka-marugotomuseum.jp/search/item/?id=5496
大笹街道沿いにある石碑なのでGoogleマップに載せたいなぁ😊
大笹街道沿いにある石碑なのでGoogleマップに載せたいなぁ😊
鐘馗様。裏に嘉永の文字のみ読めました。小春日和の畑の中で農家の方が談笑しています。奥はYAMAPに山頂マークがない久保山ですが一昨年三角点探索で登ってみました。
11/15 10:42
鐘馗様。裏に嘉永の文字のみ読めました。小春日和の畑の中で農家の方が談笑しています。奥はYAMAPに山頂マークがない久保山ですが一昨年三角点探索で登ってみました。
ぶどう畑の角に小さな馬頭観音。標柱がなければ気づきませんでした。
立派な桜？の木に囲まれた中に祠。裏に文字があったが擦れていて読めず。
橋の手前まで降りてきたら「立ち入り禁止」の看板🪧古道だから当たり前、藪漕ぎ上等！😤…と思っていたが、古地図を見て作ってきた登山計画を見るとルートがズレている。計画では崖マークの上に線を引いていたが見上げると崖の下だった😅坂を戻る。
11/15 11:04
橋の手前まで降りてきたら「立ち入り禁止」の看板🪧古道だから当たり前、藪漕ぎ上等！😤…と思っていたが、古地図を見て作ってきた登山計画を見るとルートがズレている。計画では崖マークの上に線を引いていたが見上げると崖の下だった😅坂を戻る。
道あるじゃん👍登山計画のルート、間違ってなかった😁…と思ったらこの後竹藪に突入😅細いけどガチの竹。ネマガリダケとは訳が違ってびくともしない。全然進めない💦しばらく格闘して藪を抜ける。歩き終わって軌跡を見たら川（崖）側に通れる道があったかも。
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11/15 11:10
道あるじゃん👍登山計画のルート、間違ってなかった😁…と思ったらこの後竹藪に突入😅細いけどガチの竹。ネマガリダケとは訳が違ってびくともしない。全然進めない💦しばらく格闘して藪を抜ける。歩き終わって軌跡を見たら川（崖）側に通れる道があったかも。
「右 すさか、左 ぜん光寺」と彫ってあるという栃倉の道標。文字の上には観世音菩薩と思われる仏様が線で刻まれていて、善光寺参りのために大笹街道を通る人も多くいたと推察されると説明板にあります。後ろには「南無阿弥陀仏」と刻まれた2.2mの石碑があります。
11/15 11:21
「右 すさか、左 ぜん光寺」と彫ってあるという栃倉の道標。文字の上には観世音菩薩と思われる仏様が線で刻まれていて、善光寺参りのために大笹街道を通る人も多くいたと推察されると説明板にあります。後ろには「南無阿弥陀仏」と刻まれた2.2mの石碑があります。
「右 須坂、左 栃倉 仁禮」とある道標。大正13年1月とあります。
高さ2.8mもある巨大な馬頭観音。「文化六年己巳春三月吉日」「馬元長拝書」と彫られているそうです。右にある石は尼塚堂のもので関谷組の風神様として祀られていたと案内板にありました。
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11/15 11:31
高さ2.8mもある巨大な馬頭観音。
「文化六年己巳春三月吉日」「馬元長拝書」と彫られているそうです。右にある石は尼塚堂のもので関谷組の風神様として祀られていたと案内板にありました。
「文化六年己巳春三月吉日」「馬元長拝書」と彫られているそうです。右にある石は尼塚堂のもので関谷組の風神様として祀られていたと案内板にありました。
関所に類する口留番所（くちどめばんしょ）の跡。仁礼宿には北と南の2ヵ所に松代藩が番所を置いたがここは北の関谷の番所。枡形になっているという。
11/15 11:33
関所に類する口留番所（くちどめばんしょ）の跡。仁礼宿には北と南の2ヵ所に松代藩が番所を置いたがここは北の関谷の番所。枡形になっているという。
個人宅の端っこに馬頭観音。昭和31年に水道工事の折に発見されたそうです。左下半部をコンクリートで補修してあります。
ここで一句「小春日に 赤が映える 仁礼道」
俳句は作ろうとするとなかなか難しいですね😂 夏井先生は何点つけてくれるかな？（笑）
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11/15 11:42
ここで一句
「小春日に 赤が映える 仁礼道」
俳句は作ろうとするとなかなか難しいですね😂 夏井先生は何点つけてくれるかな？（笑）
「小春日に 赤が映える 仁礼道」
俳句は作ろうとするとなかなか難しいですね😂 夏井先生は何点つけてくれるかな？（笑）
観世音の上の文字が読めなかったが「聖」と読むらしい。この聖観音の後ろの個人宅の庭に石仏がありました。
新問屋。主家は建て替えられたが長屋門、納屋、土蔵、土蔵造りの店舗は大笹街道仁礼宿のかつての姿を残す唯一の屋敷である。長屋門は問屋としての営業を公認されていたことを表している。扉の上に貼られた多くの札が往時の盛況をしのばせる（説明板より）
11/15 11:48
新問屋。主家は建て替えられたが長屋門、納屋、土蔵、土蔵造りの店舗は大笹街道仁礼宿のかつての姿を残す唯一の屋敷である。長屋門は問屋としての営業を公認されていたことを表している。扉の上に貼られた多くの札が往時の盛況をしのばせる（説明板より）
大笹街道はここを左折して西原集落を過ぎ、大谷不動へ、さらにそこから峰の原のなめり峠に向かって山の中を登っていく険しい道になります。
11/15 11:51
大笹街道はここを左折して西原集落を過ぎ、大谷不動へ、さらにそこから峰の原のなめり峠に向かって山の中を登っていく険しい道になります。
国道406号沿いにある郷倉。仁礼会館の場所にあったが昭和48年に移転復元され、昭和50年に須坂市指定有形文化財になりました。今日の大笹街道歩きはここで終了します。藪漕ぎでくっついたコセンダングサを必死に取り、ちょうどお昼なのでパンを頬張って休憩。スタート地点の福島宿までランニングして帰ります🏃♂️💨
11/15 11:53
国道406号沿いにある郷倉。仁礼会館の場所にあったが昭和48年に移転復元され、昭和50年に須坂市指定有形文化財になりました。今日の大笹街道歩きはここで終了します。藪漕ぎでくっついたコセンダングサを必死に取り、ちょうどお昼なのでパンを頬張って休憩。スタート地点の福島宿までランニングして帰ります🏃♂️💨
撮影機器：
感想
写真掲載量抑制のためポイント写真のみです。詳細はYAMAPでご覧ください。
https://yamap.com/activities/44303919
江戸時代、善光寺平と江戸を結ぶバイパスとして物資輸送の重要な脇街道だった大笹街道。街道の真ん中部分の仁礼（にれい）宿から峰の原のなめり峠までは昨年の4月に歩いています。
（ヤマレコ）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6691459.html
（YAMAP）
https://yamap.com/activities/31159344
峰の原から鳥居峠を越えて大笹宿まで歩く前に、起点の福島宿から仁礼宿までの間も歩いておかないとね😁ということで小春日和で気持ちの良い天気なので行ってきました🚶♀️➡️
なるべく古道に正確な道筋で歩くため、古地図や航空写真でルートやポイントとなる石仏などをしっかり確認していざ出陣！（そんな大袈裟で大変な道でもないけど）🤭
（街道・古道・石仏マニアの完全自己満足活動日記です。ご興味のない方はスルーしてください🙏）
古地図や航空写真を元に旧道の道筋で登山計画を作成して歩きましたが、須坂インター付近までは耕地整理などで元の道はありません。他の方が大笹街道を歩いたレポがありますが、あまり正確な道筋ではありませんでした。現時点で歩行可能な大笹街道の旧道に最も近い道筋だと思います。自分のレポが誰かの役に立てば嬉しいなあ😃
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