記録ID: 8954997
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沢登り
霊仙・伊吹・藤原
【湖北】横山岳 北尾根周辺の沢登り(奥川並川支流)
2025年11月16日(日) [日帰り]

- GPS
- --:--
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,308m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
どの谷も2時間前後で稜線まで詰め上げられる程度。アプローチの林道歩行は駐車地の田戸からA谷までで約20分、リッカ谷左岸枝谷までで約1時間半。
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
※ 本文中のA〜C谷は、写真欄1枚目の地図に対応しています。正式な谷名をご存じの方、ぜひ教えてください! ・ A谷 序盤はゴルジュっぽい地形が断続的に続き、出口の2段13m滝はなかなか見栄えがする。それ以降は概ね穏やかになるが、530m二俣は両俣とも滝(左俣15m滝、右俣10m滝)になって一つのゴルジュに並んで落ち込んでおり面白い眺め。源頭はブナやトチの巨樹が多数。単体で沢登りの対象とするにはやや物足りないが、横山岳北尾根の散策や、リッカ谷左岸枝谷又はC谷との周回などと組み合わせれば面白いルートになりそう。 ・ B谷 先々週に遡下降したリッカ谷左岸枝谷の枝谷。過去に林道が敷設され伐採が行われたようで、林道の残骸や堰堤などが出てきて残念な状態。ただ、源頭に3段25mの大滝が掛かっており、水量が少ないため迫力には欠けるものの、この近辺で確認した中では今のところ最大落差の滝。 ・ C谷 かなり岩っぽく随所に岩壁や岩塔が立っており、また大トチが多数存在するなど自然度も高く、独特な雰囲気のある谷。序盤に8m滝を始めとして滝が連続し、両岸が迫ってゴルジュ風の箇所もある。それ以降は5m前後の滝が源頭までぽつぽつと。 ・ 横山岳北尾根 横山岳有数の美しいブナ尾根。正規の登山道はないが、藪は大したことないため、無雪期でもそれほど問題なく歩行可能。 |
写真
あまりの両岸の険しさに、おかしいと思ってたら、それもそのはず、3段25m大滝のおでまし(写真は2段目5mと3段目15m)。さすがに源頭すぎて水量乏しく迫力には欠けるが、この界隈では今のところ最大落差。
装備
| 備考 | ・ フェルトソール沢足袋使用 ・ 20m補助ロープのみ携行。使用機会なし。 |
|---|
感想
先々週訪問したリッカ谷左岸枝谷が面白かったので、今週もその周辺の谷をめぐってみることにした。
今回入った谷はいずれも規模が小さく、単体で沢登りの対象とするにはいささか物足りないかもしれない。しかしこの間の山行で分かったことは、この界隈の谷はどんなに小粒でも何かしら「ヒトクセある」ということ。A谷の下部ミニゴルジュの2段13m滝や530m二俣の両俣滝しかり、B谷の源頭3段25m大滝しかり、C谷の両岸の岩壁群や大トチの森しかり。入るたびに横山岳の、そして奥川並川の新たな一面の発見があって面白い。
しかし結局のところ、今回の山行の主役は横山岳北尾根だったのかもしれない。当初は稜線まで詰め上げたら次の谷へ即下降するつもりだったのだが、この横山岳でもとっておきのブナ尾根を素通りするなんてことは到底できるはずもなかった。ぴかぴかの青空と、ふかふかのブナの落ち葉の絨毯。燃えるような紅葉の向こうには琵琶湖も入り江のように光っていた。山頂に用はないのでどこかで引き返さないといけないと思いながら、つい際限なく歩き続けて山頂近くまで来てしまうと、そのあたりのブナの森は遠くまでよく透きとおって、既に冬の姿をしていた。
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