東海自然歩道 奥山温泉(山梨県)〜西里温泉(静岡県)

- GPS
- 05:37
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 577m
- 下り
- 1,021m
コースタイム
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:02
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
タクシー
(日曜はデマンドバスが走っていない) 三島駅から東海道新幹線利用 参考:静岡市両河内線自主運行バス(ココバス) https://www.city.shizuoka.lg.jp/s3792/s001293.html ※但沼車庫までタクシーにして、そこから静鉄バスに乗ってもよかったかな… |
| コース状況/ 危険箇所等 |
田代峠の山梨側、少しルートが不明瞭な箇所あり。林業用のピンテに騙されないよう。あと、ところどころ木橋が朽ちて落ちそう… 静岡側は崩壊のため進入禁止部分があり、う回路は林道をそのまま進む形になっていた。 |
写真
感想
前日のつづきです(実際は奥山温泉泊で2日間の行程ですが、ログを分けてしまいました)
朝食は7時半から。食べたい気持ちに反し、もう胃に入れることができない(苦笑)。後ろ髪をひかれつつ食事を終え、すぐに出発。
建物のそばからすでに林道が始まっている。石積みがあり水が溢れている場所があった。おや、と思って見てみると現役の山葵田だった。それにしても立派な林道である。もしかしたらこのまま田代峠まで舗装されているのではないか?と思うほど奥まで舗装されていた。終点は令和に完成した堰堤で、この工事で最近まで車が入っていたのだろう。
空がだんだんと見えるようになり、峠に差し掛かかっていることを感じる。傾斜が緩くなり、いよいよ田代峠を越える。古いお地蔵様がひとつ。これで山梨県とは本当にお別れだ。ひやりとする風が静岡側から吹いてくる。ここは分水嶺、静岡側に流れる水は興津川となって下っていく。
あっという間にまた林道に出て、深い谷の向こうにこれから下りる大平の集落が見える。険しい崖に送電線工事の足場が組まれていた。命がけの仕事だなと思う。
ただただ林道を下っていく。ようやく建物がいくつかあった。立派だけど閉鎖されているキャビンがあり、ぽつんと電気が付いている人家があり、養鶏場があった。そして、道は土石流が流れた場所に出た。転がり落ちてきたら、ひとたまりもないだろうという巨石が木々を押し流した痕跡があった。土石流が流れこみぶつかって崩れたであろう山肌も見えた。帰宅して調べてみると、令和4年台風第15 号の甚大な被害が報告書にまとめられていた。
国土交通省の発表によると、令和4年9月22日~24 日の3日間に生じた台風第15 号による被害額は静岡県全体で約1,955億円に上ったという。また、私たちが歩いているこの付近には3日間で410mm以上の雨が降ったとされていた。
はた目には見えないものがある。3年前とはいえ、ここに住む人、静岡の人の記憶には生々しく残っているに違いない。けれど、私たちが出会って声を交わした人からは辛さはみじんも感じられなかった。
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