関八州見晴台

- GPS
- 04:21
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 808m
- 下り
- 867m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 4:19
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
2025年10月14日(日付うろ覚え)にクマの目撃情報があったらしく注意喚起の張り紙があった 顔振峠付近で黒い哺乳類を見た |
| その他周辺情報 | 顔振峠に軽食屋あり |
写真
装備
| 個人装備 |
ザック
ザックカバー
登山靴
替え靴紐
ヘッドランプ
予備電池
雨具
防寒具
帽子
軍手/手袋
タオル
水
行動食
非常食
トイレットペーパー
新聞紙
ゴミ袋
エマージェンシーシート
地図
コンパス
筆記用具
計画書
保険証
現金
常備薬
マスク
消毒用品
(モバイルバッテリー
サングラス
トレッキングポール)
軽アイゼンorチェーンスパイク
お風呂セット
|
|---|---|
| 共同装備 |
救急箱
|
| 備考 | 泊まり装備を持っていった |
感想
本来taroと南伊豆にテン泊する予定だったが、朝起きたら体調が悪いとの連絡が入っていた。ソロ経験がない中で知らない場所のテント泊はリスクがあると判断したので、本山行へ転進した。駅to駅での楽々アクセスが魅力。
せっかくパッキングしたので泊り装備を持って行ったが、西吾野を降りたタイミングで熊鈴を忘れていたことに気づく。毎日のようにクマ出没のニュースが流れている昨今、しかもソロとなるとかなりの失態だが、どうか出会いませんようにお祈りしながら入山した。
道は歩きやすく快適。大方杉の樹林帯だが、時折赤や黄色の紅葉が迎えてくれ癒される。尾根もトラバースもだだっ広くて光がよく入り、お散歩の気分だ。
マイナーな道だからか、行きは自分の前後にソロハイカーが2人程度といった少なさで、静かな山歩き(クマが心配だが)。
高山不動のお堂は想像よりずっと大きく堅牢で驚いた。梁?桁?は表面だけ削り出したものを使っているらしく木本来の曲線が残されていて面白かった。この辺りは一段と紅葉が進んでおり、思わず手を合わせたくなる趣きがあった。
クマに出会わないよう見守ってください…とお祈りして出発。
高山不動から関八州見晴らし台へのルートが判らず右往左往してしまったが、どでかいお堂に目を奪われ無意識に通過したトイレの脇に看板を発見し、正しいルートに復帰できた。
高山不動入口では車や人があわただしく出入りする様子があった。話を聞くに今日はトレランのレースがあるらしく、もうすぐトップランナーがここを通過するので準備に取り掛かっているとのことだった。
関八州見晴台は景色ももちろん良かったが、とても広く行楽の場としてもかなりいい感じで、新歓にも使えそうだと思った(もうとっくに引退しているが……)。
ぽかぽか陽気を浴びつ、若手の林業従事者の会話を盗み聞きしつ行動食を頬張ってほどほどに出発した。
林道に下っては登山道に戻るということを繰り返す。自分以外の人間がいないハイクは同じ景色ばかり続くと飽きるな…と思った。膝があまりよくないので、下りの姿勢だけ気を付けて、あとはよなしごとを適当に巡らせてだらだら降りた。
顔振峠着。軽食屋の駐車場から見える展望が見事。
石碑の案内によると源義経一行が景色の素晴らしさに顔を振り振り眺めたことに由来するらしい。私はツイッタラーなので下記のどっちの女の子にするか迷っている110年前の絵を思い出して笑ってしまった。
https://archive.org/details/forester13lake/page/124/mode/1up
しかし石碑を続けて読むとこの峠は同時に渋沢栄一の義弟である渋沢平九郎自刃の地でもあることがわかった。インターネットに毒されてすぐふざける自身の軽薄さを反省した。
ここから先は下るだけで、特段問題なく樹林帯を降りていたのだが、突然茂みが大きく動く音がした。振り向くと明らかに鹿ではないフォルムの哺乳類が飛び出し、ものすごい速度で逃げていった。走り方がどことなくイノシシっぽかったが、しばらくは聞こえてくるあらゆる音にビビりながら歩くことになった。10円ぽっちでは軍荼利明王のご加護は得られなかったか…と思ったが、幸いその後そういった生き物に出会うことはなかった。
吾野に降りると、山中で聞いたトレランレースの参加者と思しき集団が集落を走っていた。彼らがカロリーを消費し汗を流している横で、私は駅前のケーキ屋の看板を見つめていた。チーズケーキの文字列に惹かれふらふらと入ると思った以上に現代的でおしゃれな内装になっており、ご予約されていますかと聞かれる。汚い身なりの山屋がとびこみで来てしまったことに戦々恐々としていたが、お店の御厚意によりごちそうになる事が出来た。
季節のタルト(洋ナシ)と紅茶を注文。チーズケーキ目当てで入店したが洋ナシと聞かれると頼まざるを得ない。甘くておいしかった。洋食屋兼カフェというコンセプトらしく、予約客はハンバーグやオムライスを頼んでいた。甘美な響きだ…。
【総括】予想外の転進となり南伊豆に行けなかったのは残念だが、天気・紅葉に恵まれ、立派な高山不動院やクリアな景色を望むことができ、充実した山行になった。taroは来る雪山シーズンに備えてゆっくり休んでくだされ。
【反省】熊鈴を忘れた。日帰り用泊り用両方のザックにあらかじめ仕込んでおいた方がいいかも。
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サンガ
















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