記録ID: 8939171
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越
新潟のスーパー低山「光明山」は修験の山でした(新潟県三条市)
2025年11月15日(土) [日帰り]

体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:13
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,175m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
笠堀ダム駐車場は約20台駐車可能。二段に分かれており、登山者用は下段なんだそうです。駐車場にトイレあり。携帯電波入ります。登山届を出すポストはあるかどうか不明。 駐車場から道路を150mほど戻ると登山口があります。 公共交通機関利用の場合は信越本線東三条駅から八木ヶ鼻温泉行きのバスに乗り、終点八木ヶ鼻温泉から笠堀ダムまで6.8kmの徒歩となります。上り基調なので2時間みておいた方がいいでしょう。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
険しい!! スタートから七曲峠までは樹林帯のおとなしい道ですが、その後のトラバース道は足場が小さいうえに落ち葉で隠されていたり、斜めに傾いていたりというように緊張を強いられる箇所が多く出てきます。北東側に開けた斜面でその傾向が顕著です。お助けロープが設置されているものの、無い場所も多いので、木の枝を掴んで進んだほうがいいでしょう。また足元に転がっている黒い石がむちゃくちゃ滑ります。不用意に足を置かないように注意。 万之助山から先は稜線歩きとなりますが、所々にある巻き道は相変わらず際どいヘツリが多発。滑落しても灌木で止まるので下まで落ちることはないはずですが、注意して進みましょう。ちなみに巻き道ではない部分の稜線歩きは絶景です。私が歩いたことのあるコースだと、飯豊山のダイグラ尾根と似てます。ダイグラ尾根をコンパクトにまとめた感じ。 気を遣いながら進む箇所が多いので、あまりコースタイムを巻けないです。普段のコースタイム比よりも2割増しくらいの所要時間で計画を立てることをおすすめします。 所々に進むべき方向が分かりづらい箇所があります。要所要所に目印のピンクテープが付いていますので、「あれ?おかしいな?」と思ったら引き返して目印のテープと道を探したほうがいいです。 「満清水」という水場がありますが、ポタポタ程度しか出てないことが多いそうなのでまったく当てになりません。水は十分な量を持ったほうがいいでしょう。 |
| その他周辺情報 | 白鳥の郷公苑 https://www.city.sanjo.niigata.jp/sanjonavi/see_do/nature/swan/2282.html 五十嵐川(森町・荒沢地内)には毎年11月下旬ころから白鳥がやってきます。(湖や池ではなく川に下りる事は珍しいそうです)多い時で400羽ほど飛来する白鳥は、近所の人達の恵みを受けて大切に保護されています。 日中は近くの田んぼなどに餌を探しに行ったりしますが、早朝や夕方には五十嵐川を悠々と泳ぐ白鳥の姿が見られます。 下山後の入浴施設は いい湯らてい(八木ヶ鼻温泉) https://www.iiyuratei.com/?utm_source=Google&utm_medium=map FIELD SUITE SPA(スノーピークの温泉) https://www.snowpeak.co.jp/fieldsuitespa/hq/ 近隣の宿泊施設は 越後長野温泉 嵐渓荘(近くの高級宿) https://www.rankei.com/ |
写真
今日は三条市の笠堀ダムにやってまいりました。これから「新潟百名山」の光明山(879m)に登ります。この山はすばらしい紅葉が拝めるらしいのですが、登山口ですでに最終盤なのでちょっと遅かったですね〜
笠堀ダムから道路を150mほど戻って登山口。この山は登山を始めた11年前から狙っていたのですが、登山道崩落で登れない時期が長く、ようやく今回挑戦できることになりました。低山ながらしんどいコースと聞いていますがどうなんでしょう?
序盤のおとなしい樹林帯の登山道を進み、七曲峠を過ぎたら一気に険しく変貌。北東側に開けた斜面のトラバースで足場が小さかったり斜めになってたりと緊張を強いられるヘツリが続出。灌木で高度感はないけどこれはやばい。ペース上げるのは無理だ
途中に祠がありました。他の箇所に大日如来?の像もありましたし、ここは修験の山だったのでしょう。ということで調べてみたら、木喰上人という修験者がここで修行したという伝説が残っています。なるほど、険しいわけだ
稜線まで上がってきました。あの奥のが光明山本峰かな?と思ったらさらに奥だった模様。
この光明山からは良質の砥石が採れたそうで、その運搬道が現在では登山道として使われているそうです
この光明山からは良質の砥石が採れたそうで、その運搬道が現在では登山道として使われているそうです
万之助山(前光明)山頂。ここは登山道から少し外れたところにあります。無理してまでピークハントしなくてもいいかもしれませんねえ。山頂直下の登山道通るだけで登頂扱いになりますから
「フイゴの立負(たてぶえ)」の岩場。あの岩のすき間から上っていきます。「フイゴ」とは火を起こすときに風を送る道具で、ここを通るときにフイゴを立てて背負い直さないといけないから名付けられたそう
光明山山頂879mに登頂。「山頂まで2時間そこそこかな!?」なんて考えてましたが3時間近くかかっちゃった。体力的には余裕ありますが、度重なる際どいトラバースで精神的にすり減らされた印象
これは川内山塊奥の山々。この付近は行ったことないのでどれがどれかよくわからないんですよね〜。左奥の山はたぶん日本平山。デビュー3戦目で早出川ダムから行って死ぬかと思いました。行程が長いうえにダム湖横のヘツリは精神的にきつい
山々を眺めながら待ってるとちょっと陽が差してきたりもしたのですが、風がないとはいえ動きを止めてるとさすがにちょっと寒いですね〜。いろいろ着込んでも寒いです。薄手のダウンが要るかな!?
粟ヶ岳の山頂は雲が取れてきました。帰りはヘツリ歩きに集中したのでほとんど写真を撮らず。
随所にある黒い石が不用意に足を置くとめちゃめちゃ滑るので難儀しました。なるべく踏まないように
随所にある黒い石が不用意に足を置くとめちゃめちゃ滑るので難儀しました。なるべく踏まないように
帰る途中に下田の「白鳥の郷公苑」に寄ってみましたが白鳥は出払ってました(泣)ここは渓流に白鳥が泳ぐ珍しい光景が見られるんですが、今の時期は朝晩じゃないといないようです。まあ昼間はそこらの田んぼ行ったほうが見られるかも
五頭連峰と白鳥。
白鳥は現在では狩猟対象から外されているので食すことはできませんが、『ゴールデンカムイ』では白鳥鍋食べてましたねえ。永倉新八が「ちょっと硬くて脂が多い。うまい」みたいなことを言っていたような
白鳥は現在では狩猟対象から外されているので食すことはできませんが、『ゴールデンカムイ』では白鳥鍋食べてましたねえ。永倉新八が「ちょっと硬くて脂が多い。うまい」みたいなことを言っていたような
ですが私は
アシㇼパ「白鳥の頭は舌もくちばしも全部食べることができる。ホレ食え杉元」
といって煮込まれた白鳥の頭がドアップで描かれた絵のインパクトが強すぎて、そっちばかり印象に残っています。そりゃ杉元も断るわけにもいかず微妙な表情になるわけだw
アシㇼパ「白鳥の頭は舌もくちばしも全部食べることができる。ホレ食え杉元」
といって煮込まれた白鳥の頭がドアップで描かれた絵のインパクトが強すぎて、そっちばかり印象に残っています。そりゃ杉元も断るわけにもいかず微妙な表情になるわけだw
感想
登山を始めた年に登ってみようと計画していた光明山(879m)。そのときはお流れになり、そうこうしてるうちに登山道崩落で立ち入り禁止になったりして存在を忘れていましたが、こないだ「あっ、まだ光明山に登ってない」と思い出して雪に閉ざされる前に登ってきました。
まあ低山とは思えない厳しい山でしたね。北東側に開けた斜面のトラバース道は終始緊張感のあるヘツリを強いられ、精神的に削られました。初心者のうちに来なくてよかったと心底思いましたよ。
ただ稜線に出てからは低山とは思えない重厚かつダイナミックな山容で、すばらしい風景を楽しめました。ここは紅葉もすごいらしいので、もう少し早めの快晴の日に訪れることができればよかったかな?これは来年以降の宿題としておきます。
さて次はどうしましょう?雪に閉ざされる前に粟ヶ岳か、あるいは光兎山か、それともこないだ申請が通り新たに「山リスト」に加わった櫛形山脈か、どれかにしようと考えています。
ところで、歩くペース「速い0.7〜0.8」と「とても速い0.7〜0.8」ってどう違うんだろう?今日初めて「とても速い0.7〜0.8」が出たので疑問に思ってしまいました。誰か教えてください〜💦💦
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