御殿山 秋が来た常緑広葉樹の森を歩く

- GPS
- 02:09
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 443m
- 下り
- 444m
コースタイム
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
あまり行くことのできない千葉県の方に遠征してみることにした。栃木や東北などの落葉紅葉樹ではなく、常に緑色の葉っぱがついている常緑広葉樹の森を歩いてみることにした。
以前、冨山や伊予ヶ岳には登ったことがあったので、その近辺で登ったことがない御殿山に登ることにした。千葉の山は物理的な距離があるので朝早く出なくてはいけないのだけれど、前日の仕事が押すのでのんびり移動に使うことにした。
それでも早く着けばその日に登れるかもしれないということで、通勤時間にかぶるようだけれど出てみた。千葉県の千葉市に行くまでも何ヶ所か渋滞に捕まったが、千葉市内の渋滞は結構酷かった。通勤時間が過ぎてもまだ渋滞していたから、あちこちから集中する道になっているせいなのだろう。今度からは時間を選ばないとダメですね。
予定では12時ぐらいに着くはずでしたが、結局13時半ぐらいに御殿山の登山口に着く。御殿山から鷹取山を通り大日山まで行って、帰って来ようと思ったけれど、出発が遅くなったので、御殿山だけかなとも思った。登山口には私も含め5台の車が停まっていたから、人気の山なのだろうか。結局準備をしたりしていたら、14時前ぐらいに出発、15時まで行けたところまで行ってかえってくるのがいいだろう。
秋の夕日はつるべ落とし、落ちるのがとても早いので、油断しているとあっという間に日が暮れてしまう。ここら辺はお日様や天気も見ながら、早期撤退も視野に入れて出発。初めはアスファルトの道を歩き、斜面がキツくなってくるとコンクリの道に変わる。けっこう急なところを登るんだなと思うが、途中に家があるので、ここ凍ったりしたら登りにくいだろうなと想像しながら足で登った。
なんとなく田園の中を登って行くので気持ちいいが、途中から急になる。この坂は車で登らないだろうと思っていたけれど、轍が付いているので登るらしい。それでも登り続けると、途中から土の道に変わる。やっと山道らしくなってきて登っていくが、けっこう急斜面である。
ちょっと舐めていたなと反省した。しばらく登ると斜面が緩やかになった。その先には大黒様が祀られていた。この山の上から集落を見下ろして守っているように見えた。この目の前は木が切られており、眺めは良かった。きつい登りはここまでで、少しずつアップアンドダウンを繰り返しながら御殿山を目指す。
尾根の半分杉林の方は見たことあるが、残り半分の常緑広葉樹の森は少し薄暗いが、植生は杉林に比べて豊かであり、見ていて楽しくなった。少し日が傾いてきたので急ぐことにする。途中1人とすれ違った。とても慣れている感じがしたので、ベテランの山登る人なんだろうなぁと想像していた。
もうすぐ御殿山だなと思うところで分岐、大日山を巻いて行く道と御殿山の頂上に続く道があったが、頂上へ続く道はかなりの斜面、これぐらいだとジグザグ登るのかと思いきや、まっすぐ上に階段が伸びていました。最後の最後でこの仕打ちと、少しずつ登っていくと頂上に着く。息を切らして頂上に着くと祠があり、ちょっと寂しい感じ。山名版文字が消えかけていた。三角点は少し離れた奥にありました。
ちょっと進むと展望できる東屋があり、そこからの眺めがいいようです。私が見た時には東京湾が越しの三浦半島を見ることができました。残念ながら富士山は見えませんでした。反対側を見ると太平洋が見えます。山の上から海が見えるのも房総半島の山だなと感心させられてしまいました。まだ3時には時間があるので、隣の鷹取山ぐらいまでは行けるかなと思い進んでみた。
そうしたら鷹取山は御殿山と同じぐらいの高さがあるのですが、急に道が落ち込んでおり急な斜面。御殿山に登る時の斜面を思い出しました。そこから、常緑落葉樹の森でいつも自分が見ている山の道とは違う感じがした。鬱蒼としてお日様は届かないのだけれど、植物は育っている。そんな感じがあたたかだった。そこから鷹取山もまた傾斜がきつく、やっとの思いで登りました。それでもここは大日山に登る道の途中という感じでした。
時間的にもこのままいくと真っ暗になるので、引き返します。鷹取山まではきたということですね。そこから帰る時もまた急な斜面を降りて登っての繰り返しで少し疲れてしまった。でもその急斜面を登っているときに、椿の花びらが落ちていることに気づき花を探すが遠くに枯れた花があるだけでした。
行きには気付かなかったヤブツバキの存在にワクワクする。それにしても椿の花期はもう少し先のような気がしたが。そこから御殿山の巻道を通って帰る。息斜面がきつかった分帰りは早くなるが、あんまり早く降りると膝に負担がかかる。かと言ってのんびりも歩いていられないので、ベストな速さで降りることにした。そうするとあっという間に降りてきてしまった。斜面に逆らわずの降りてくるのも、疲れた足には酷だった。
あっという間に登山口まで戻ってきたけれど、ちょうど山の端にお日様が入るところだった。車は一台無くなっていたので、途中で会ったあの方だなというのはわかったが、ほかの車の人は奥の大日山まで行ったのだろうか。私は疲れがちょうどいいので鷹取山まででいいかな。でも鷹取山は展望がないので、御殿山まででもいいかもしれない。
少し秋の風を感じながら、常緑広葉樹の森の雰囲気を味わえた山歩だった。
hugetu











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