記録ID: 8935210
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無雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山
キリン沢遡行(無雪期)〜右岸尾根〜1405P
2025年11月14日(金) [日帰り]

体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 05:00
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 846m
- 下り
- 847m
コースタイム
| 天候 | くもり、のち晴れ。9〜16度くらい。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況/ 危険箇所等 |
※キリン沢〜キリン沢右岸尾根〜1405Pはバリエーションルートです。 昨日、大山東壁あたりでいけるところはないかなと探っていたら、積雪期にいったキリン沢が目に留まった。無雪期にいった記録は見当たらない。でも衛星写真で見るに、上空からだが、なんだかいけなくもなさそうな気持ちになってきた。ただ、地形図でみると岩マークがたくさんなので、現実的には厳しそう。それでも好奇心が勝って行ってきた。 無雪期に健康の森から入山するのは5年以上ぶりな気がする。相変わらず鳥越峠からの下りの傾斜は厳しい。トラバース道をピンクテープを見つけながら歩く。ピンクテープがないとかなり大変だと思う。 実は魚断の滝は初見。壁がもろそうだ。登るなら左の水の流れからだな。でも今日は無理をせず登らなかった。 さて、本題のキリン沢。入口から見ても分かる通り、左の岩壁の岩がむき出しになっており凶悪な感じがした。草付きに乏しくこの先のゴルジュのことを考えるに、うかつに登ったら下れなくなりそうに思えた。そして、遠くを遠望するに、なにやらさらに凶悪な雰囲気を漂わせていた。ゴルジュの先が光っている。太陽に照らされた流水の壁面が美しい。しかし、凄みを感じさせた。近づくとゾクゾクしてきた。道幅が狭くなり、「これで滝がでてきたらアウトだな」と思った。 案の定滝が出現した。なるほど、記録がないわけだ。それでも弱点がいくつかあるように見える。右側は上部に木の枝がつり下がっているし、左斜面には多少デコボコしており、ある程度上には登れそう。ハーネスについている装備を確認する。登ってしまい、また下るときに必要なギアを想像する。スカイフックとスリング2本。チェーンスパイクも履く。んで、物は試しと左の壁にへばりつく。ふと、残置ハーケンが目にとまった。右手、右足の手がかりとさせてもらう。ただし、最後の1メートルが駄目だった。いけそうでいけない。下に目をやる。このまま落ちたらけっこうな怪我だろう。慎重に時間をかけて下った。 キリン沢の理想的な遡行はできなかったが、1405Pへ続く右岸尾根に取りつけないか沢の入口から考えていた。弱点は少なかったが、チェーンスパイクとゴルジュハンマーという武器がある。斜面にはほとんどハンマーが刺さらなかったが、土が表出している場所や、岩のでっぱりにひっかけて高度をかせぐ。左手で木の枝を掴む。まだパートナーとして信頼していないチェーンスパイクの刺さり具合がキモだった。なんとか右岸尾根まで登れた。 右岸尾根は予想通り灌木のヤブコギ。1405Pに近づくにつれてヤブレベルが上がっていく。それでもこれまでレベルの高いヤブコギを経験してきているので、さほど問題なくいけた。 |
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