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Yamareco

記録ID: 8927455
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ハイキング
甲信越

鉢伏山

2025年11月11日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:55
距離
16.7km
登り
1,280m
下り
1,278m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:02
休憩
0:53
合計
7:55
距離 16.7km 登り 1,280m 下り 1,278m
5:46
19
スタート地点
6:05
17
6:22
6:24
122
8:26
8:37
6
8:43
8:44
50
9:34
9:35
2
9:37
9:38
16
9:54
10:02
3
10:05
2
10:07
28
10:35
10:54
4
10:58
10:59
17
11:16
29
11:45
4
11:49
11:50
87
13:17
13:25
11
13:36
5
13:41
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
老人保健施設を過ぎたら、右側の川沿いの草地が駐車スペース。駐車場との標示はない。
コース状況/
危険箇所等
沢コースは急傾斜や滑りやすい部分があり、疲れた脚で下るのは危険。周回するなら登りにするのが良い。尾根コースは歩きやすいが、重要なポイントも含めて道標が無く、登山者には不親切だ。ナビの使用が望ましい。
登山者用駐車スペース(下山後に撮影)
登山者用駐車スペース(下山後に撮影)
参道と分かれ園地を進む
参道と分かれ園地を進む
落葉の道に
道標あり
流れに沿って
復活した森だという
復活した森だという
こんな細流になっても沢床に石組みがしてある
こんな細流になっても沢床に石組みがしてある
急な丸太階段で登りにくい
急な丸太階段で登りにくい
上部は道が分かりにくくなる
上部は道が分かりにくくなる
少し尾根登り
トラバース途中から北アルプス
トラバース途中から北アルプス
ブナの木権現
樹相が変わる
車道との合流
なるべく旧道を登る
なるべく旧道を登る
車道から富士山と南アルプス
車道から富士山と南アルプス
鉢伏山の建物が見えてきた
鉢伏山の建物が見えてきた
谷の向こうは高ボッチ山と中ア
谷の向こうは高ボッチ山と中ア
谷を挟んで北ア
どれが鉢伏山荘?
どれが鉢伏山荘?
受付はここだったが・・
受付はここだったが・・
山頂への登り
美ヶ原の台地が印象的
美ヶ原の台地が印象的
風が吹き抜け寒い
風が吹き抜け寒い
道の向こうに鹿がたたずむ。奥は中ア
道の向こうに鹿がたたずむ。奥は中ア
これも鹿
展望台から八ヶ岳、富士山、南ア
展望台から八ヶ岳、富士山、南ア
中ア、高ボッチ、御嶽山
中ア、高ボッチ、御嶽山
松本市街
高ボッチに雲がかかる
高ボッチに雲がかかる
展望台。山頂ではない
展望台。山頂ではない
別の神社もある
のびやかな高原の風景
のびやかな高原の風景
先々週に行った蓼科山が
先々週に行った蓼科山が
美ヶ原中腹の黄葉が素晴らしい
美ヶ原中腹の黄葉が素晴らしい
去ります
尾根コースは穏やか
尾根コースは穏やか
おや紅葉が良いぞ
おや紅葉が良いぞ
白樺の葉は落ちているが
白樺の葉は落ちているが
カエデは紅と黄と2種類ある
カエデは紅と黄と2種類ある
秋に染まる
広くなってくると
広くなってくると
堂平なる所
でこぼこした地形になる
でこぼこした地形になる
何となく寺経由の尾根道に
何となく寺経由の尾根道に
防鹿柵をくぐる
さらに尾根を下る
さらに尾根を下る
寺の建物が見えてきた
寺の建物が見えてきた
取り付きの道標
これの左側から取り付く
これの左側から取り付く
中々立派
山号は金峯山なんですね
山号は金峯山なんですね
尾根コースの取りつきは、この駐車スペースの左端(道標なし)
尾根コースの取りつきは、この駐車スペースの左端(道標なし)
帰路から鉢伏山を振り返る
帰路から鉢伏山を振り返る

感想

牛伏寺登山口駐車場5:58〜ブナの木権現8:27/8:40〜鉢伏山9:55/11:00〜牛伏寺13:20〜駐車場13:43

 牛伏寺(ごふくじ)に向かい走っていくと、左に老人保健施設とお茶屋を過ぎ、右側に川に沿った細長い草地が続いている。これが登山者用の駐車スペースだが、登山者用とも駐車場とさえ標示がなく、一旦通り過ぎてしまった。戻って一番上に車を停める。
 しばらく舗装道路を歩き、沢コースへと右に分かれる。この辺は公園になっており、石積みの流れと桜の紅葉を眺めながら進んで行く。舗装道から落ち葉の積もった山道になり、山らしくなってくるが、かなり奥まで沢の流れが石を敷き詰めて人工的に作ってあることに驚かされた。道は沢沿い斜面のトラバースから、ジグザグとなり、丸太を斜めに組んだ妙な階段を急傾斜で登っていく。ここは苦しい所だった。樹の種類は変わっていくが、名残りの黄葉の風情が慰めだ。足元の落葉の形も樹の種類につれて変わっていく。沢筋を離れると落葉で道形が分かりにくく、赤テープを探しながら慎重に行く。ようやく尾根に乗り、しばらく登ると左トラバースになる。途中の小平地から北アルプスの乗鞍から燕岳までが雲の上に新雪の鮮やかな姿を見せていた。間もなく、尾根コースと合流し、ブナの木権現に着いた。立派な幹回りで高さ2mくらいで大きく枝分かれしており、人手が加わっているのかもしれない。ここからカラマツと針葉樹の人工林の間を緩く登っていくと、ほどなく車道との合流点に飛び出した。
 蛇行する車道と交差しながら、なるべく左側の尾根上に着いている旧道の踏み跡を拾って登る。笹ヤブの葉の霜が融けて靴を濡らすが仕方ない。車道の部分からは南アルプスや中央アルプスが望めるが、上空の薄雲の下で山は藍色にくすんで冴えなかった。目指す鉢伏山の丸い姿が大きくなると、林内立ち入り禁止となり、車道を歩くしかない。谷を回り込むと、向かいの笹斜面の上に、こちらは陽が当たる北アルプスの乗鞍から蓮華岳あたりまで青空を背景に白く輝いて美しい。鉢伏山荘を通り過ぎ、突き当たりの交差点からは美ヶ原から三峰山へと続く山稜の大きさが圧倒的だ。頂上への最後の砂利道はなだらかなのだが、ここまでの疲れが出たのか脚は重く心臓は苦しく、労苦の末に、枯草原の中の三角点に着いた。
 前方には早速、お約束の鹿の群れがこちらを眺めている。冷たい風が吹き抜け落ち着かない。東側が樹林で展望が効かないので、南へ100mほどの展望台へ行ってみると八ヶ岳や南アルプス方面も開け、風当たりも弱いのでここでコーヒータイムとした。北アルプスは爺ヶ岳まで何とか雲の上に頭をのぞかせたが、その先はとうとう晴れなかった。一帯には、東向きと西向きの二つの石の社があり、後者は四本の御柱を備えた立派なものだ。
 1時間も滞在し、初めて他人の姿も現れ始めたので下山にかかる。山荘前の駐車場には3台ほどが停まっていたが、さいわい車道を下りている最中には車とすれ違わずに済んだ。休日ではそうはいかないのだろう。分岐から下りは尾根コースに入る。沢コースとは段違いの歩きやすい良い道だ。しばらくすると両側に紅葉、黄葉が目に付くようになり、白樺の白い肌も青空に映えてついつい足が止まってしまう。下るにつれ黄葉がいよいよ鮮やかになり秋彩とも言いたいような景色を楽しみながらのんびりと歩いていくのは実に味わい深い。
 さて、堂平の標識を過ぎ、尾根コースとの分岐をヤマレコナビで確認しながら歩くが、どこかはっきり判らない(道標もない)うちに、牛伏寺に下るコースに乗ってしまった。しばらく尾根上を下り、右に折れて斜面に入ると防鹿柵の扉を通る。(登るときは、柵沿いに左に行かず、直進すること。)再び頼りない踏み跡を辿っていくと下方にお寺の黒い屋根が見えてきてホッとする。このコースはあまり歩かれていないようだ。お寺の奥の鐘楼の後ろに降り立った。(登るときは、鐘楼の裏の写真61の石像の左から取り付く。写真60の道標が地面!に置かれている。) 山中に似つかわしくない立派な寺だが人の気配はない。再び舗装道を辿って駐車場に帰り着いた。
 期待に違わない展望と期待以上の紅葉黄葉を楽しむことができ、歩いて登る価値は十分にある山だった。

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