房総の鋸山に登る

- GPS
- 04:12
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 615m
- 下り
- 615m
コースタイム
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 4:12
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
鋸山登山口東口駐車場から日本寺の大仏様を見学した後、700段近い階段を登って展望台に登る。日本寺の境内の道は、良く整備されている。 展望台からロープウェイ駅に下る道の途中から百尺観音を経て、日本寺境内を出て、鋸山への登山道に入る。鋸山への登山道は、石切場跡を辿りながら降って登ってを繰り返す石段が連続するコースで、傾斜が急なので、踏み外し等による転倒に注意したい。石段を登り切ると、尾根筋に出て、尾根筋をアップダウンするコースになると、雨の後は滑り易い箇所やぬかるみがあるので注意したい。コース沿いに休憩用のベンチが随所に設置されており、適宜利用出来る。 |
| その他周辺情報 | 金谷港フェリーターミナル:https://www.tokyowanferry.com/doarding/kurihama_kanaya/ 日本寺:https://www.nihonji.jp/ |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
福島県Y山岳会との交流山行は、11/9に民宿「おしなや」でY山岳会の旧知の仲間と1年ぶりの再開を果たし、旧交を温めることができた。
11/10は、前日と打って変わって快晴の天気に恵まれ、この日一緒に登る鋸山の登山口がある日本寺東口駐車場に移動した。日本寺東口駐車場は、入場開始時刻が9時になっていることから、それまで駐車場で準備体操を行い、満を持して9時に入場した。
日本寺は、聖武天皇と光明皇后のお言葉を受けて西暦725年に高僧行基が開山した日本最古の勅願所だそうで、正しくは乾坤山日本寺と称する由緒あるお寺だそうです。かっては、七堂、十二院、百坊を完備したお寺で慈覚大師や弘法大師などの名僧がこの寺を訪れ修行した古刹だそうです。
境内には、日本で最大の磨崖仏である大仏様が鎮座しており、お参りしてきました(9:10)。大仏様からは、約700段の石段が尾根筋に向けて設けられており、途中には西国観音等の沢山の石仏が出迎えてくれました。ただし、多くの石仏が明治維新後の廃仏毀釈の破壊活動等によって損傷しているのが惜しまれます。
石段をあえぎあえぎ尾根筋まで上り詰めると、360度の眺望が得られる展望台が待っており、眼下に東京湾、対岸の三浦半島、伊豆半島や大島が望まれ、登りの苦労が吹っ飛びました(9:30)。この日は、上空には青空が広がっておりましたが、生憎富士山にはガスがかかっており、東京湾越しの富士山の勇姿が見られなかったのは、残念でした。
展望台を後にして階段を下り、途中から百尺観音像を拝観した後、一旦日本寺境内を出て、今回の交流山行の目的地である鋸山を目指しました(9:55)。鋸山への登山路は、昭和40年代まで盛んに採掘が行われていた石切場の跡をたどりながらの道になっており、ノコギリの歯のように下っては登り、下っては登る旧坂の連続でした。石切場の採掘跡は、数十mの垂直な岩壁が延々と伸びており、どのようにして切り出し、搬出したのか謎が深まりました。石切場の岸壁の横の急斜面に設けられた石段を登り切ると尾根筋にでたものの、その先もアップダウンが連続する登山路が続きました。鋸山山頂の手前の電波塔の先が鋸山の山頂で、山頂には一等三角点が設けられておりました(11:05)。ただし、山頂の周囲は照葉樹林帯が取り囲んでおり、視界はいまいちです。このため、尾根筋を引き返し展望が開けた尾根の東京湾が見える展望台で昼食休憩を摂りました(11:30)。汗を沢山かいたので、民宿で用意してもらったおにぎりの塩味が最高のご馳走になりました。昼食後、山頂に居合わせた3人連れのお嬢さんに写真撮影をお願いしたところ、快く引き受けていただき、素敵な記念写真が取れました(12:00)。
展望台から百尺観音に引き返し、下りは西口管理所を経由して千五百羅漢道を通って大仏広場を目指しました。千五百羅漢道の石仏も首が取れているものが多く、痛々しい感じがしましたが、いろいろな表情の石仏に巡り会え、貴重な体験ができました。しかし、このコースは、大半が登り道になっており、最後に巡るときは、山頂展望台から回る逆コースがお勧めです。
日本寺の広い境内と鋸山への登山で、たっぷり交流山行を堪能し尽くし、13:13に東口駐車場に帰着しました。駐車場で足の疲れをほぐす整理体操を行った後、Y山岳会の皆様と来年の再開を約し、解散して帰路につきました。
天候に恵まれ、楽しい交流山行が出来、満足な1日になりました。
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