第51回KOBE六甲全山縦走大会2025(初参加・制限時間ギリギリで完歩)

- GPS
- 16:25
- 距離
- 48.2km
- 登り
- 3,456m
- 下り
- 3,422m
コースタイム
- 山行
- 14:43
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 16:25
[特に時間を要したところ]
・400段階段(歩道橋をこえ、高倉台の住宅エリアが最後尾でした)
・横尾山〜馬の背間の、鎖場手前(横尾山の手前から止まり始めました)
・水無山の手前
[詰まっていたところ]
・高取山(下り)
・菊水山(上りで一部渋滞、下り)
・鍋蓋山(上り)
・摩耶山(上り)
【使用したトイレ】
・須磨浦山上遊園ロープウェイ上(常設・男女別。女子1室程度)
・妙法寺小学校(仮設・男女兼用4機。30mほどロスあり)
・中央水環境センター鈴蘭台処理場(常設・男女別。女子3室程度。100mほどロスあり)
・掬星台CPのあとの階段の下(常設・男女別。女子4室程度)
・一軒茶屋CP 六甲最高峰トイレ (常設・男女別。個室多数)
妙法寺小学校は、大変な混雑でした。他のトイレについては、参加者の男女比率のせいか、男性トイレに人が多くいても、女性トイレはすいていました。
| 天候 | 雨、風あり |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
ぬかるみ多数、菊水山階段は滝の様相 |
| その他周辺情報 | 【全山縦走当日のコース内のお店情報】 ・高取山を下山した舗装路: おにぎりやさんが路上販売していました。おいしそうで心惹かれました(リズムよく下り坂を歩いていた&小銭がザックの中だったので、購入せず) ・鵯越駅のひよどり商店: 閉まっており、商品の販売はありませんでした ・大龍寺の広場: コカ・コーラによるドリンクの手売り(200円)がありました ・六甲山上の藤原商店: おでんののぼりにひかれて、近寄りましたが、おでんが有ったかどうかは、よくわからず。甘酒は売ってました。混雑しており、時間もなかったので、チラっと見てそのまま通過しました。 |
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
携帯
時計
ストック
|
|---|---|
| 備考 | 【工夫して、役立ったこと】 ・スマホ充電口にビニールテープを貼り付け(水没回避)。 ・各地点の赤鬼通過時間を、大きな文字&油性ペンで書いたメモを持った。メモはスマホ背面(透明のスマホカバー)に挟み、スマホを取り出せばすぐに確認できるようにした(大龍寺くらいまでは、各地点ごとに時間を意識して歩いていました)。 ・ヘッドライトは2つ持参。いずれも新品の電池を入れた(結局1つで足りたのですが、故障したら下山できないのと、電池切れの際に雨のなか電池交換も難しいと思い、準備していきました)。 |
感想
トレーニングで事前に分割して何度か歩いており、自分の脚力では、「山と高原地図」のコースタイム以上の速さでは歩けないことを把握していました。
事前の計画では、掬星台CPまでは少し余裕あり、一軒茶屋CPの通過は制限時間5分前、という予定になっていました。
渋滞を想定していたとはいえ、予定より早い段階で、持ち時間がどんどん削られていく状況には、かなり焦りました。
苦手な上りと渋滞はどうにもならないので、下りと舗装路では、急ぎました。
なお、動きさえすれば、混雑した上りのスピードは、私にはちょうどよい速度でした。上りを得意とする方には辛い速度だったと思います。
菊水山CPには予定より遅れて到着しましたが、大龍寺で休憩した際に、掬星台には間に合う想定となったので、苦手な摩耶山への上りは、流れに乗ることにし、時計を気にしませんでした。
掬星台CPの先にある東屋でエネルギー補給をしていると、赤鬼さんが通過していき、持ち時間に余裕がないことに気づきました(掬星台CPでは、時間に余裕がないことに気づけていませんでした)。
アゴニー坂を赤鬼の方々とお話しながら進み、いろいろ教えていただきました。会話でかなり気が紛れ、18時の一軒茶屋CPは必ず通過し、完走したい、と強く思いました。
一軒茶屋CPを通過した後は少し安心していたのですが、水無山の手前から始まった渋滞で、立ち止まる時間が長くなり、とても寒く、つらかったです。
いつ動くかわからない&雨も風もある&地面は泥沼の状態で、ザックから保温着を出すことはできず、耐えました。
少しずつ列が進み始め、先に進むと難所があり、そこでは赤鬼さんが交通整理?降り方の指導?をして下さっていました。とても分かり易かったです。
塩尾寺までの山道の後半は、追い抜けるような状況にはならず、気持ちの糸を切らさないこと、とりあえず前の方々に遅れずについていくことを考えました。
ところどころで、照明をつけてくださっており、ボランティアの方が残りの距離や時間などを声がけしてくださり、うれしかったです。
塩尾寺を過ぎてすぐ、舗装路になり道幅が広がったところで、小走りで下山していく3人グループを見かけました。
最初は走ることの意味が分かりませんでしたが、ゴールの制限時間が迫っている、制限時間までに間に合わないと完走証がもらえない、そしてまだ間に合う可能性がある、ということに初めて気づきました。
ここまできたら、完走証は欲しい!
塩尾寺下で、赤鬼さん(ボス)の誘導があり、足は問題なかったので階段を使い舗装路をショートカットしました。
甲子園大学を過ぎたところで別の赤鬼さん(ボス以外のお二人)に追いつき、ここまで到達できたことのお礼を言い、ゴールに急ぎました。
無事に時間内にゴールでき嬉しかったです。
22時を過ぎると、すぐにチェックポイントの撤収が始まり、妙に感心しました。
[トイレ]
雨と汗で濡れた状況で、雨具とサポートタイツの着脱には非常に時間がかかりました。
使用場所はコース欄に記載のとおりです。
次回以降は、妙法寺小学校(男女兼用で大変混雑)ではなく、安井茶屋横の広場のトイレ(男女別ですいていた)を使うと思います。これにより、鈴蘭台処理場をパスできれば、たとえ市ケ原を使用しても、時間的ロスも少なくなると考えます。
トイレに行く回数は減らしたいですが、トイレの場所は限られるなか、行けるときには行っておきたく、悩ましい問題です。
[食料]
雨予報をうけ、おにぎりやサンドイッチは断念し、行動食のみ持参しました。
・1本満足バー(持参:4本、うち摂取:2本)
・ナッツバー(持参:3本、うち摂取:1本)
・ゼリー飲料(持参:4本、うち摂取:3本)
・バナナ(持参:2本、うち摂取:2本)
・足攣り対策の漢方薬(持参:3本、うち摂取:3本)
1本満足バー:「1本満足バー フルーツ100 赤の満足果実」(172Kcal)
エネルギーバーは多くの商品がありますが、お菓子みたいな1本満足バーが好きです。アサヒのサイバー攻撃の被害をうけ、欠品の店ばかりでしたが、フルーツ100を見つけ購入できました(他の味は欠品)。初めていただく高級ライン?のフルーツ100は、やはりおいしかったです。
ナッツバー:「BE-KIND ダークチョコレート アーモンド & シーソルト」(217Kcal)
1本満足バーの購入店で、たまたま見つけたので合わせて購入。飴状・キャラメル状の部分が食べづらかったので、いったん次のポイントまで胸のポケットにしまって、気持ち体温で温めてから食べました。後からくる塩味がアクセントでおいしかった。
ゼリー飲料:「アミノバイタルパーフェクトエネルギー」ゼリードリンク(180Kcal)
130gの小さいパックで、180Kcal摂取できて、ゼリー飲料の中では軽量でした。
水分代わりにもなり、運動中もなんか効果ありそう、と思い持参しました。
雨の渋滞でも手軽に摂取できて、しかも蓋があり、食べきらなくても持ち運びできるので重宝しました。小さくてザックの胸ポケットに収まったのもよかったです。
味は、一般的なゼリー飲料と変わらず、違和感ありません。
効果はわかりませんが、縁起がいいので、今後もリピート予定です。
漢方薬:「ツムラ漢方芍薬甘草湯エキス顆粒」
菊水山の登りで違和感があったため、菊水山CPで予防的に摂取しました。
以降、大龍寺山門、一軒茶屋CPで、予防的な観点で摂取しました。
足攣りを起こさずに完走できました。
バナナ:一軒茶屋CPの休憩でご褒美的な要素で食べました。心が満たされました。美味しかった。
落ち着いておにぎりを食ベている方々がとてもうらやましかったです。ただ、おにぎりを食べていたら、わたしは時間切れで途中失格になっていたかもしれないな、とも思います。
[飲み物]
・水(持参:500ml×4本、うち摂取:500ml×2.5本)
・保温水筒にお湯100ml 程度
保温水筒は掬星台でホットレモンを分けていただく目的で持参しました。しかし当日はすぐにエイドを見つけられず、探す気力もなく、CPを通過しています。
掬星台CP直後の休憩や、帰宅の電車内で、お湯を飲むことで体を温めることができたので、持って行って良かったです。
なお、下山後に調べたところ、注意報発令により、ホットレモンの提供は中止になっていました。当日の掬星台は一面泥の池のようになっていたし、無駄に探し回らなくてよかったです。
[休憩&荷物確認をした場所]
事前のトレーニングで、雨風(や日差し)が防げそうな場所を探しながら歩いていました。そのときに得た情報が非常に役立ち、雨が防げる場所で落ち着いてエネルギー補給ができました。
・おらが茶屋の手前の東屋(ゲーター装着)
・妙法寺小学校(トイレ待ちの行列を活用して、雨の中でエネルギー補給)
・源平町あがった先の右折ポイントの車道。鵯越駅の手前あたり(上に車道が走っていてトンネル状になっている)
・菊水山CP(混雑していましたが、東屋が一人分たまたま空いて幸運でした)
・大龍寺山門の軒下(門の外側部分・バス停見える方向の軒下は、少しすいていました)
・掬星台CPのあとトイレの先にある東屋(当初、無人でした。赤鬼さんに追いつかれた場所なので、当然ですね)
・ガーデンテラスCP(雨。ベンチを利用。ヘッドライトの準備。スマホの電池残量が減っていたので、モバイルバッテリーに接続。スマホは邪魔になっていたので、バッテリーを繋いだまま防水のスタッフバックに入れてザックにしまいました)
・一軒茶屋CP(六甲最高峰トイレの軒下)
・大平山の舗装路(照明があり、万が一落とし物しても見つけやすい。舗装路なので、場合によってはザックを地面に置くことができる。小雨だったと思う)
[装備など]
登山靴:
菊水山の登りで、GORE-TEXの登山靴が浸水していることに気づきました。
雨か汗か、よくわかりませんが、ウェットスーツの中にいるような感じでした。気持ちは良くないけど、冷たくはなかったです。足はふやけました。
古い防水手袋:
手袋の中まで浸水しましたが、手の冷えを防いでくれました。途中から手もふやけていました。
靴下も手袋も替えは持っていましたが、荷物を開けるのは手間でしたし、替えてもすぐに同じ状態になることが予測できたので、そのままの状態でゴールまで過ごしました。
雨具:
雨具の中も濡れてましたが、動いてさえいれば、不快ではありませんでした。
ドライレイヤーとベースレイヤーが良かったのかもしれません。
なお、雨具上着の左ポケットに入れていた手ぬぐいは、水浸しになり、使い物になりませんでした。右ポケットに入れたスマホは無事でしたが、きっと水濡れはしていたのだと思われます。
[感想]
大きな休憩はしておらず、総じて流れに乗り、追い抜かれた記憶もあまりないのに、多くの方が早い時間にゴールされており、驚くばかりです。
鍋蓋山〜大龍寺で、7時以降にスタートしているはずの半縦走の方が前方におられ、とてもびっくりしました。
ポイントごとに立っていただいていたボランティアの方や、鬼の方々の声がけに励まされました。渋滞がひどい、とは聞いていたのですが、なんとなく打ち解けて、ほかの参加者の方と会話も楽しめました。
多くの方が参加する、大会の醍醐味を感じることができました。
全縦は、混雑回避で個人で挑戦される方も多いと思うのですが、ボランティアの方々の助けを得られる全山縦走大会へ参加のほうが、いまの私には合っていると思いました。というよりも、ほかの参加者の方がたくさん歩いておられる状況や、ボランティアの方々の支援のおかげで、走破することができた、と感じています。
下見トレーニングや、事前準備も功を奏し、悪天候のなか完走することができ、達成感を持って終わることができました。
こうした経験を今後も積み重ねていきたいです。
みなさま、ありがとうございました。
りんご



















いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する