羽越線沿線・あつみ温泉駅から温海嶽往復

- GPS
- 04:23
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 739m
- 下り
- 739m
コースタイム
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
<ゆき> 糸魚川618━703直江津717━820長岡906━1018新潟1023━1044豊栄1103(いなほ3)1220あつみ温泉 <かえり> あつみ温泉1736━1832村上1855━2010新潟2030(とき344)2051長岡2120━2225直江津2250━2333糸魚川 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
雑草が道にハミ出してる箇所が多い。 登山道に薄い石が敷かれているような箇所は滑りやすい。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
携帯トイレ
蚊取り線香
クマ忌避剤
|
|---|
感想
JR東日本新潟支社が発売するオトクなきっぷ『えちごツーデーパス』(以下、『ツーデーパス』)を利用して、山形県鶴岡市あつみ温泉の温海嶽を日帰り登山して来た(笑)。『ツーデーパス』で温海嶽を往復する構想はこの夏に朝日連峰に行った時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8443963.html)から持ってたけど、立案した頃は暑過ぎて実行に移す気にはなれなかった(苦笑)。涼しさを通り越して寒さを感じる今頃になって実行したワケだけど、昨今のクマ問題もあり、この時期に東北の山に行くことについては弟子(妻)に止められたものの、『ツーデーパス』が来春以降どうなるか分からないので、今のうちに強行。JR東日本が来春から運賃を値上げし、組織改変により新潟支社も無くなるうえ、トキ鉄も10月に値上げ済み。来春以降も『ツーデーパス』が残ったとしても、少なくとも今の価格据え置きは無いだろう(苦笑)。
今回の山行は、当初、特急いなほ3号であつみ温泉に来て、特急いなほ12号で帰る計画で、現地での待ち時間は4時間半。余裕で往復出来るつもりで居たけど、どうやら「負けそう」ということを悟り、いつもの市振パーク&ライドでは無く、糸魚川駅アルプス口の駐車場にクルマを入れた。糸魚川までなら「負け」ても帰ってこれるからな。市振パーク&ライドだと「負けた」場合どこかでの宿泊が必要。ホテル代考えたら糸魚川駅アルプス口駐車場の1日上限1,000円なんて安いもん。
ということで、朝4時半に『キャラメルハウス』(自宅)をクルマで出発。北陸道で糸魚川I.C.まで移動して、5時半過ぎに糸魚川駅アルプス口に到着。糸魚川駅から直江津ゆき始発に乗車。直江津、長岡、新潟で乗り継ぎ、豊栄駅から特急いなほ3号に乗車。長岡駅で自由席特急券、豊栄駅で『ツーデーパス』のエリア外となる府屋─あつみ温泉間の乗車券240円を購入。240円って、JR西日本時代の富山─小杉間の運賃じゃねーかよ!(笑…厳密には消費増税前なので230円) 府屋─あつみ温泉間のほうが距離が大幅に長いような気がしたけど…。
特急いなほ3号は12:20にあつみ温泉駅に到着。とりあえず、いなほ12号の発車時間(16:43)に遅れてもいいように保険をかけたとはいえ、秋の日は短いのでモタモタしていられない。12:22にあつみ温泉駅を出発。駅前の通りを南に向かい、信号のある交叉点で左に折れると、ここ2年でクルマで2.5往復している日本海東北道あつみ温泉I.C.へのアクセス路(苦笑)。クルマから見慣れた道を往き、保育園の前のT字路で左折し、温泉街へ向かう。当初4時間半もあれば楽勝!と思ってたのに、「負け」を悟ったのは駅から登山口までの歩きが長いから。片道35分はかかるとの見立ては正しく、平清水登山口に着いたのは、12:58。ここで靴を履き替え、前々回の山行(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8858838.html)でも使ったクマの忌避剤『熊をぼる』を装着。クマはヒトの目を嫌うので顔面を襲うというから目を隠すため曇りなのにサングラスをして、13:05に入山開始。いきなり廃屋連発に面食らったけど、昔の信仰の名残でしょうか?
温海嶽への登山は滝コースから登って平清水コースを下る周回が人気との認識だけど、滝コースを使うと時間がかかるので平清水コースの往復となった。最初のうちは水の流れに沿った道だけどいつの間にかそれを離れ、人工林のなかに入ってく。紅葉が目に眩しい。事前のリサーチではきちんと整備されているのと情報だったけど、雑草が道にハミ出してる箇所が多い。この日は大丈夫だったけど、雨上がりに歩くと雨露で濡れそうだ。また、登山道に平べったい石が(昔の信仰の名残で?)敷かれてる?ところが多く、道が湿っていることもあって滑りやすかった。
平清水登山口からの入山時間が遅かったこともあり、他の登山者の姿をみるとは予想してなかったけど、旧拝殿跡で高齢者の大所帯パーティーとすれ違う。もう1時半だし、これから頂上まで行くと言うと驚かれた(苦笑)。旧拝殿跡からは山腹を緩く廻り込むように道が付けられており、大きな杉の大杉(そのまんま…苦笑)を通過。倒木で歩きづらい箇所もあったけどそれをクリアし、標高450 m付近で一旦尾根に乗った。ここで、休憩。
このまま尾根を登ってくだけかと思ってたけど、道は左側をトラヴァースするようになる。トラヴァース区間は足元が不安定なところもあり、慎重に通過。また一旦尾根に乗り、再度左側をトラヴァース。また尾根に戻ったと思ったら今度は右側をトラヴァースして、また尾根に戻る。ここまで来ると頂上の高みが間近に迫る。一旦登り詰めた場所から軽く下って、いよいよ最後の登り。頂上の直下になってそれまでの開けた感じの場所から薄暗い林のなかに入ってく。林の左側には電波施設か何かの建屋が木々の間からみえたけど、そこには向かわず奥へ奥へと登っていく。雑草がうるさい区間を突っ切っていくと、ひょっこり熊野神社本殿の前に出た。頂上は社務所の建ってる場所ではなく、右手側のベンチや標識や三角点のある温海嶽頂上に14:55に到着。頂上からは、雪を頂いた鳥海山や月山、麓の海岸線がよくみえた。
事前の計画だと、頂上には15:02着予定だったから、ほぼ計画通り。このまま16:53発の特急いなほ12号に間に合うかどうか、試してみた。どうせ日没までに降りなきゃいけないから(苦笑)。計画では70分で平清水登山口まで下山となってたものの、道が湿ってて滑りやすいので無理じゃないか…と案じてたけど、意外にも62分で降りて来れた(苦笑)。平清水登山口でクマの忌避剤を外してから、あつみ温泉駅へ向かう。もともと、あつみ温泉駅17:36発の村上ゆきで帰るつもりになってたので、温泉街の蕎麦屋などで食事してから駅に向かう気になってたんだけど、往路では営業してたこれらの店も16時台だと軒並み営業終了…。なので、どこにも立ち寄ることなくフツウに駅に向かったら、羽越本線のガード下をくぐったタイミングで当初乗る予定だった特急いなほ12号が通過してった。あつみ温泉駅には16:46着。特急いなほ12号に乗るには、平清水登山口から駅まで途中走るなどすれば短縮可能だったと思うけど、窓口できっぷを買ったり、地下通路で反対側のホームに移動する必要があったので、実際には厳しかったかな?
帰りは、村上、新潟、長岡、直江津で乗り継いで、23:33に糸魚川駅に戻った。当初の計画の特急いなほ12号乗車にこだわらなかった理由は、これに乗ると長岡と直江津でそれぞれ1時間弱の乗り継ぎ待ちがあり、今の時期の寒さではツラいモノがあるから。糸魚川からはクルマで『キャラメルハウス』に帰宅。
『ツーデーパス』の効力を存分に利用した山旅。クルマでの山形県までの日帰り登山を経験してるけど、自分でクルマを運転するよりははるかにラク。往復12時間の鉄道乗車を伴うので、『鉄分』が少ないとツラいかもね…(苦笑)。
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