鍬柄岳 南稜 藪岩アルパインルートを再訪
群馬県
yamamossan
その他1人 
体力度について
- GPS
- 05:41
- 距離
- 3.0km
- 登り
- 318m
- 下り
- 324m
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| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
一般ルートは鎖場も含めてよく整備されています。 南稜は1P以外は易しくUIAA/RCC2グレードで�慶�度。残置ピトンや灌木で支点が取れどうとでも登れる感じです。 1Pは皆さんの記録を参考に今回改めて観察した所、以下のルートを取ることが出来そうです。へたくそなルート概念図も作ってみたのでよろしければご参照ください。クラックにはカムが使えます。 �‘酖貘Δ離競貅侈未魃Δ�ら回り込む。 日当たりの良い平場から見える南東面のザレた斜面を登るルート。斜度的には一番容易と思われ前回6年前はここから登りましたが、ザレ部分はクライミングシューズとは相性が悪くスリップ注意でした。 �⊂緝�小さなハングの推壁。 ザックを背負ったアルパインスタイルでリードするにはハードルの高そうなルートで、ガチなパーティにお薦め。松の木にTRをセットすると丁度良い感じで遊べそうに思えるので、日当たりの良い平場でまったり寛ぎながら楽しむのも良いかもしれません。 ��クラック沿いに登り、松の左から岩沿いに回り込む。 南稜を登るにあたり突端っぽい位置なので、南稜としてマルチピッチを楽しむには一番妥当かなと思われるルートです。�慶�度ですがクラック下部に一瞬だけ難しい所が有り、そこだけ瞬間最大風速的に�犬魎兇犬襪�もしれません。 �ぅ好薀屬�らスタートしクラックへ、松を右へ岩沿いに。 斜度的には��より容易そうに見えますが、クラック部分手前の処理はスラブ慣れしていないと手こずるかもしれません。グレードは登っていないので不明。 �ゥ好薀屬離丱鵐匹魃�上し、松から岩沿いに。 こちらも斜度的には��より容易そうに見えます。また、�い離�ラック部分を避けて上部で合流するルートなので�い茲蠅睛動廚焚椎柔�もありますが、登っていないのでグレードは不明です。 |
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感想
たまにしかやらないアルパインのギアやシステムの確認と紅葉見物を楽しみに夫婦で鍬柄岳南稜へ。
前回登ったのは2019年だったので、6年ぶりの再訪でしたが適度な難易度で快適に楽しめ、見降ろす紅葉を背負いながらのロケーションも素晴らしく記憶していた以上に良いルートでした。自宅から1時間とこれも思っていたより近いので、今後は年中行事にしても良い位。
たまにしかやらない故にシステムを忘れると人為的ミスから死亡事故に直結するので反復確認とアプデが出来、ギアやロープは使わなくても経年劣化するのでチェックする良い機会でした。また、帰りの温泉や直売農産物も買えて良い平日休みになりました。
お手軽で楽しめる良さを大いに再認識したので、今回資料として1Pのルート概念図と画像も整理してみました。
以下個人的な備忘録です。
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＜各ピッチについて＞
・1P 25m ��+
突端のクラックより登り、松の木左を抜け岩伝いに右へ。クラック下部でスタンスが乏しい所が有り一瞬グレード以上に感じる部分有り。コルっぽい松の木テラスで終了点。
・2P 20m ��
松の木テラスより稜線沿いに岩を越えて岩壁前のコルへ降りる。支点を取りすぎるとロープが重くなるので注意。終了点は向かう先方向のリングボルトと残置ハーケンにスリング240で。
・3P 30m ��
残置ロープ沿いに紅葉を背負っての易しめの岩登りで楽しい。腐った灌木のザレを通過し終了点は残置スリングの松の木でハンギング気味に。
・4P 10m ��
3Pと4Pを繋いで登ることも可能だが前回ロープが激重になった記憶があって切った。3P、4Pの長さを均等にしたいなら3Pを腐った灌木のザレ辺りで切るのも手かも。終了点は山頂の大石にスリング240+結びで長さ調整。効かせる為に一段低いところでセカンドビレイ。
＜服装関係＞
当日の下仁田町の予想最低気温気温は8度、最高気温は20度。
上半身
ロンTと半袖Tにアルパインスタートフーディs、その上にニュウモラップフーディでスタートし、途中でニュウモラップフーディを脱いだ。南稜取り付きからはニュウモラップフーディを着て、それ以降これで行動した。
下半身
下着の上にライトトレールタイツとストームゴージュアルアインパンツ。行動中ピットジップを開けたりで調整し概ね丁度良かった。
からしストームクルーザー、レッドポイントベリーライトジャケット、カッパズボンは持ったが不使用。
キャップはO.D.ワークキャップでスタートしたが風が強かった為、南稜取り付きからはシャミースイヤーウォーマーワッチキャップに変更、バフは持ったが不使用。
アプローチ中ソックスはウイックロントレッキングソックスにボルダーXミッド南稜取り付きからは街履きナイキソックスにTCプロ。
グローブはコメリ黒軍手とモンベルウインドシェルグローブを持ったが不使用。
ザックはミュータント38。エマージェンシーはツェルト等の標準装備、お茶セットにテルモス750とナルゲン500。
＜在庫アプローチシューズ2種の使い分け＞
ボルダーXミッドはEUR44と27.5cmの自分にはやや大きめでウイックロンソックスで合わせていたが、街履きナイキソックスでも靴紐を絞れば問題ない事に気付いた。これなら取り付きでソックスを履き替えずに靴だけの履き替えができて便利。
また、藪岩山行でボルダーXミッドを1日履くような場合はウイックロンソックスでクッション性を高める運用も可能。2種のアプローチシューズの在庫の使い分けは以下が良さそう。
・クラッグホッパーレザー
ローカットで脱ぎ履きしやすいので、クライミング後やビレイ時には履き替えるような、履き替えの多いフリーやマルチのアプローチシューズとして使用。
・ボルダーXミッド
ミッドカットで藪岩向き。アルパインマルチのアプローチシューズとして。また藪岩山行で履き替えない場合はウイックロンソックスでも使える。
＜セルフビレイコードの使い分け＞
PAS、コネクトアジャスト、イージーデイジーの3種の在庫が有るが、以下の使い分けが良さそう。
・PAS
他のセルフビレイコードに比較して長さの調整に劣るが、その仕組み故にコード途中にクリップできるのは他にはない強み。支点の位置を任意に決められないことが多いアルパインにおいてはこの特徴の恩恵が大きい。
・コネクトアジャスト
長さ調整の操作性が高く、比較的支点の自由度を任意に決められるアイスクライミングにおいては途中にクリップできないことも問題とならない。そもそもアックステンションを考慮したらこれ以外の選択肢はないと思う。
・イージーデイジー
コネクトアジャスト以前にアイスで使用していたが捻じれると操作性が最悪になり氷結すると致命的にヤバいのでコネクトアジャスト導入後は沢用に。沢で使う分には保水しても重くなりにくく、デロデロに汚しても惜しくない所が良い。
＜今回のギア関係＞
・カム（肩掛けギアラックにラッキング）
キャメロットX4 #0.1、0.2
キャメロットC4 #0.3、0.4、0.5、0.75、1、2、3
・その他（ハーネスにラッキング）
PAS
ヌンチャク×2
アルヌン×4
ダイニーマスリング120+ビナ×2
ダイニーマスリング180+カンツキ
ダイニーマスリング240+カンツキ
捨て縄120+芯抜きスリング2
捨て縄180
細ダイニーマスリング120+ビナ
（ビレイ器セット）ATCガイド+カンツキ2
（終了点セット）ダイニーマスリング120+カンツキ2+大カンツキ
・ロープ
べアールコブラ8.6mm50m×2（岩に擦れて外皮ケバケバやん…）
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