記録ID: 8911493
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
近畿
なめとこ岩から嶽の森山、豆腐岩、一枚岩へ
2025年11月07日(金) [日帰り]
和歌山県
山石
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.4km
- 登り
- 399m
- 下り
- 401m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
古座駅 7:10着 （徒歩2�辧� 古座川町役場前 7:40発 一枚岩 8:00着 古座川町コミュニティバスは基本古座駅発着ですが、朝の第一便だけ町役場前発なので駅から30分ほど歩きます。 JR西日本 https://www.jr-odekake.net/ 古座川町コミュニティバス http://www.town.kozagawa.wakayama.jp/yakunitatu/sub001.html 気象災害や不漁不作、生態系の荒廃など気候変動の影響が深刻です。また中心市街地の弱体化や公共交通機関の減便・廃止が相次ぎ交通弱者の移動の権利が脅かされています。可能な方は環境負荷の少ない公共交通機関の利用をできる限りお願いいたします。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
整備された登山道。道標も多く設置されています。険しい岩場や鎖場、ロープの懸かった急斜面などが多いので気を付けてください。トイレは道の駅とその少し北側の広場にあります。 |
| その他周辺情報 | 一枚岩の道の駅で食事とお土産があります。古座駅と古座川町役場の間にスーパー（オークワ）があります。コミュニティバスが走るルートは奇岩怪峰が次々現れ、虫喰岩にも停車します。 |
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串本を観光。海中公園ではサンゴの上をグレ（メジナ）、チョウチョウウオ、クマノミなどの魚が泳ぐ姿が見られます
潮崎本之宮神社にアコウ。東南アジアや沖縄でみられる木。気根を持ちます。
潮岬のそのまた先、ガチ最南端のクレ崎に行けるところまで行ってみました。釣り人が行き来するようでロープや目印がありますが、ほんとに行っていいのか分からないのでほどほどのところで引き返しました
11/6 16:49
潮岬のそのまた先、ガチ最南端のクレ崎に行けるところまで行ってみました。釣り人が行き来するようでロープや目印がありますが、ほんとに行っていいのか分からないのでほどほどのところで引き返しました
祭りを継承する地域の青年会互盟社の建物。大正時代の洋館とのことです。
一枚岩の道の駅の少し先が正式の停留所らしいですが標柱はありません。自由乗降なのでどこでも手を上げたら止まってくれます。
一枚岩を食べようとする怪物を犬が追い払ったという伝説があるそうですが、何か関係あるのでしょうか。
ウバメガシは海岸近くに多い木ですが、ここでは山の上でも見られます
アサマリンドウ。名は伊勢の朝熊山に由来し、紀伊半島から九州に分布する襲速紀要素とのこと。
ヒメユズリハ。これも海岸沿いに分布するそうですが山頂にあります。
溶岩が冷えた時の割れ目が賽の目切りの豆腐みたいになっています。きれいに四角いので城の石垣みたいです。
古座川の河原も見てみます。石の裏に丸い生き物がいますが、ヒラタドロムシという甲虫の幼虫らしいです。
川がとてもきれいで、魚もたくさんいます。双眼鏡で見るとアユが泳いでいるのが見えました。
山麓をぶらぶらします。これはイワヒバ。コケ類とシダ類の間のような小葉植物。
キイジョウロウホトトギスが少し残っていました。花が見られるとは思ってなかったので感動。
貴重な山野草には盗掘魔が現れるらしいですが、野生植物はその環境にあってこそ美しく面白いものです。自分の鉢に囲って所有欲を満たしたり金儲けの道具にしようなど野暮の極み。そんなさもしい人間がいることが悲しい。
貴重な山野草には盗掘魔が現れるらしいですが、野生植物はその環境にあってこそ美しく面白いものです。自分の鉢に囲って所有欲を満たしたり金儲けの道具にしようなど野暮の極み。そんなさもしい人間がいることが悲しい。
カタヒバ。イワヒバと同じ小葉植物。一枚岩を双眼鏡で見るとこれらがたくさん生えているようでした。
雨から24時間以上経っていますが、一枚岩の表面の小さな林から水が流れ続けています。森林の保水力ってすごいですね。
タフォニというやつです。岩に入った水分に含まれる成分などから塩（えん）の結晶ができて風化したもの。海岸でよく見ますが雨水でもできるそうです。
古座川沿いは1400万年まえの火山活動の名残で、奇岩怪石が多くみられます。自然崇拝とみられる神社も。
古座駅前にトチノキ？あまり海の近くで見るイメージがないので印象に残りました。
感想
串本の観光とともに南紀の名峰嶽の森山に行ってきました。標高376mの低山ですが、景観が変化に富み、鎖やロープのある岩場や急斜面がいくつも現れ、十分本格的登山の趣です。この辺りは1400万年前にカルデラを形成した大規模噴火による火成岩・火砕岩が奇観を形成しています。地質図で古座川沿いに円弧状に火山岩・火成岩が分布しているのはカルデラの縁の形とのことです。前日に潮岬のジオパークセンターに行ったのですが、充実した展示があり、職員の方に質問をすると詳しく丁寧に教えてくださったので大変勉強になりました。
地質のほか植物についても珍しいものが見られました。キイジョウロウホトトギスやキイイトラッキョウなど分布が限られた植物がみられること、ウバメガシやヒメユズリハなど海岸性の樹木が山の上に生えていること、オオタニワタリやアコウ、ナチシダなど暖地性・熱帯性の植物がみられることなど好奇心が大いに刺激されます。本州最南端の地域ということで、豊かな照葉樹林や海岸植生が自然の中を歩く面白さを改めて教えてくれました。
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