記録ID: 8892744
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ハイキング
甲信越
早川町廃キング 茂倉川から茂倉鉱山と茂倉集落
2025年11月02日(日) [日帰り]
Bushmaster ��
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 07:58
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,299m
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日帰り
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:00
距離 13.7km
登り 1,294m
下り 1,299m
6:30
480分
スタート地点
14:29
ゴール地点
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
トイレは南アルプス邑野鳥公園内にありました。 身延駅〜奈良田温泉間は、1日4往復早川町乗合バスがあります。早川町内は自由乗降です。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
早川町の茂倉鉱山は、前山と後山の2つ鉱山があり、昭和初期から43年にかけて操業していました。鉱山の沿革については、早川フィールドミュージアムのweb (https://fm-hayakawa.com/yamadarake/063) に詳しくありますので割愛します。古い廃鉱山にしては正確な情報がありますが、観光で易々と行ける場所ではありません。 今回は、茂倉鉱山の前山にチャレンジ。茂倉川からアプローチを試みて途中挫折。当初の作戦だった、旧道跡から前山を攻略しました。 茂倉川へは、南ｱﾙﾌﾟｽ街道茂倉橋脇の廃屋の裏手に、水力発電所に至る道を使いました。茂倉川からアプローチする予定ではなかったのですが、なんか行けそうな気がしてしまい、登り始めたものの案の定挫折。無計画な行動は上手くいかないものです。 茂倉川自体は、取立てて技術は必要ありませんが、頭上にオーバーハングしてくるようなゴルジュに圧倒されます。そこを過ぎると、両岸が崩落した場所があり、ここを高巻きするつもりで、斜面を登りましたが、安全に崩落を渡れそうな場所が見つからず、実質、川からのアプローチは挫折しました。そのまま登ると、前山に向かう道跡を見つけられたので、こちらを歩きました。道跡といっても、もはや痕跡程度で、谷底まで落ち込むような崩落が何カ所もあり、こちらからの前山へのアプローチも、あまりお勧めできません。行ってみたい方は、林道五開茂倉線の茂倉集落に近いカーブの所に、前山に下る階段がありますので、こちらからがよいでしょう。が、危険箇所は無くもないので、靴はトレッキングシューズぐらいは履いて行ったほうが良いです。 |
| その他周辺情報 | 近くの、ヘルシー美里という廃校利用の宿泊施設は、日帰り入浴可です。営業していた店は、駐車場にあった「おばあちゃんたちの店」(無人)だけでした。 |
写真
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茂倉鉱山索道の停車場かな。ここからトロッコに積替え、道路に鉱石を運んでいたらしい。
鉱山と関係あるか判りませんが、コンクリート遺構や石積が沢山ありました。
なんか行けそう。戻って林道登るのも面倒だし。このまま行っちゃえ。
イラストにある、男山(右手の崖)のゴルジュ。まだ行けそう。男山の上に索道支柱があったらしい。
うーん右岸(画面左手)の崖はオーバーハングしてるやん。水道屋さん、よくこんな所に敷設したなぁ。
ゴルジュを通過。結局靴を濡らしてしまった。前方には巨岩が転がる崩落地帯。今日は沢装備ではないし、11月に沢登りは嫌だ。高巻きします。
11/2 8:07
ゴルジュを通過。結局靴を濡らしてしまった。前方には巨岩が転がる崩落地帯。今日は沢装備ではないし、11月に沢登りは嫌だ。高巻きします。
急斜面を這うように登り、崩落地帯を上から見下ろす。行けなくもなかったか。夏場だったら沢登りを選択だろな。でも、この先地図には滝の記号がある。どのみち濡れずに川からのアプローチは無理だったと思う。
11/2 8:13
急斜面を這うように登り、崩落地帯を上から見下ろす。行けなくもなかったか。夏場だったら沢登りを選択だろな。でも、この先地図には滝の記号がある。どのみち濡れずに川からのアプローチは無理だったと思う。
わお。急斜面に炭焼窯。山の民にはこんな場所急斜面のうちに入らないのか？
崩落斜面を渡れる場所が見つけられないまま、林道のガードレールが見える場所まで登ってきてしまいました。
何カ所も崩落していました。古そうなトラロープがある場所もありますが、あまりあてにしない方がよいかも
崩落。トラロープがありますが、どこにつながっているのか判りません。
鉱山跡はこれくらいにして、茂倉集落にいってみます。このルートにしても、道跡は消えかけていて、崩落が1〜2カ所あります。一応危なそうな場所には、トラロープがありますが・・・
11/2 10:40
鉱山跡はこれくらいにして、茂倉集落にいってみます。このルートにしても、道跡は消えかけていて、崩落が1〜2カ所あります。一応危なそうな場所には、トラロープがありますが・・・
林道が見えました。前山に行ってみたい方は、こちらからが良いかと。
カーブの所に1〜2台駐車できそうです。林道は十谷峠まで行けますが、十谷側に通り抜けはできないので、車は殆ど通りませんでした。
山奥とは思えないほど、沢山家があります。最盛期には、65戸400人以上の大きな集落だったそうです。後山を探しにいってみたいですが、道があるのかもわからない山中を探し歩くのには、少し時間が遅いです。取り敢えず集落内を歩いてみます。
11/2 11:27
山奥とは思えないほど、沢山家があります。最盛期には、65戸400人以上の大きな集落だったそうです。後山を探しにいってみたいですが、道があるのかもわからない山中を探し歩くのには、少し時間が遅いです。取り敢えず集落内を歩いてみます。
公民館。学校っぽい。古い地図にも記載はありませんが、早川町勢要覧によれば、茂倉にも1969年まで小学校の分校があったらしい。ここがそうかな。尚、廃校の前年に茂倉鉱山が閉山しています。
11/2 11:35
公民館。学校っぽい。古い地図にも記載はありませんが、早川町勢要覧によれば、茂倉にも1969年まで小学校の分校があったらしい。ここがそうかな。尚、廃校の前年に茂倉鉱山が閉山しています。
ちょっと覗かせてもらいます。欄間にあるのは日蓮関連の仏画なんでしょうね。
山奥に続く地図に無い道。ここに限らず、集落の周りには、元農地だったと思われる石積が無数にあり、道跡も沢山ありました。その中には後山に続くルートもあるはず。
11/2 11:50
山奥に続く地図に無い道。ここに限らず、集落の周りには、元農地だったと思われる石積が無数にあり、道跡も沢山ありました。その中には後山に続くルートもあるはず。
集落自体が超絶崖の上にある。はるか下に茂倉川が見えます。そろそろ帰ろうか。後山は別の機会に探索します。
林道の途中から。このへんから、朝歩いた前山への旧道跡があると思うんですが、上からだと、道の痕跡がわかりません。我ながらよくこんな急斜面歩いたな。
11/2 13:06
林道の途中から。このへんから、朝歩いた前山への旧道跡があると思うんですが、上からだと、道の痕跡がわかりません。我ながらよくこんな急斜面歩いたな。
林道をだいぶ下ってから、山林内に建物が見えした。なんでしょう。
龍の天井画が。神社庁に記録が無い、ロコ神様です。もう少し注目されてもよいのではないかしら。
これは！エネオスの旧コウモリ&カルテックスロゴの給油ポンプ。昭和の遺物です。
集落内の旧道と南ｱﾙﾌﾟｽ街道の交差点。左手の民家の奥は、朝探索した鉱石積み出し場の辺り。
撮影機器：
感想
詳細なイラスト付情報があったので、楽に行けると思っていましたが、甘かった。崩落が多いと、通過に慎重にならざるをえません。何より滑落が怖い。夏場だったら、茂倉川を遡上するのが一番早く迷わずに行けそうです。
ヤマレコにも、てつさんのレコがありました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5840265.html
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