大山周回-弘法山/紅葉未だし
神奈川県
zaoluck
体力度について
- GPS
- 07:16
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,731m
- 下り
- 1,950m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 7:16
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
復路：秦野駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
下社-蓑毛越の道に少し荒れた部分があった程度 |
| その他周辺情報 | 秦野名水の湯はジャグジー故障で大浴槽と露天風呂だけになっています。秦野駅まで裏道で徒歩1.5�辧� |
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感想
伊勢原駅でトイレに寄ってバス停に向かうと、ちょうど7時25分発が出るところに間に合った。長い列を残したが、次の臨時便あたりで座って行こうという人々だろうか。
小ぶりのバスは満席だが、立ち客同士が押し合うほとでもない。25分ほとで大山ケーブルバス停着。11月の朝にしては暖かいコマ参道をスタートした。まだ人影はまばらと言った方が良い。ケーブルの始発は9時だから、初心者や下社までの観光客が来るには早すぎるのだろう。ケーブル駅までの標高差で100m近くあるから、結構厳しい”観光地”だが。
大山寺の紅葉の具合を見るため女坂を選択。子供連れや高齢者も頑張って登っている。汗をかきながらそうした人達を追い抜いて両脇がモミジの寺の石段まで着いてみると、まだ見事なほど青々していた。
本堂右手から石段の道へ入る。女坂では一番厳しいところで、風もないので汗が止まらない。10分ほどで男坂と合流すると間もなく下社のトイレが見えた。ケーブルが動いていないのでまだ境内もすいている。石段を上って振り返ると、わずかに色づいた木々の向こうに江ノ島の海が見えた。
下社本殿の左奥から、初めてらしい方が「うぇー、きつい」と悲鳴を上げる急な石段を登り、杉木立の登山道へと踏み入る。女坂では汗をかいて疲れた気がしたが、遅まきながらエンジンがかかった感じで調子が出てきた。石段のような岩場のような、あるいは泥道のような、要は歩きにくい表参道を辿り、下社から30分余で大山南陵分岐の16丁目。ここから上は下山でたびたび使ったことのある慣れた尾根伝いの道となる。
少し上の富士見では、雲が多いながらも富士山を望むことができた。天候的にどうかなと思っていたのでラッキーだった。気温も多少下がってどんどん登れば25丁目イタツミ尾根分岐。すぐ先の見晴らしまで入って景色を見ると、雲が沸き上がって富士が姿を隠すところだった。ヤビツ峠からの女性たちが「さっき見えてラッキーだったね」と話している。
ここから勾配が急になるため初心者で渋滞することも多いが、時間が早いせいか、全国の熊騒動のせいか、はたまた大リーグドジャース戦の影響か、人出が少ないので問題なくクリア。予定より少し早いペースで頂上に着くことができた。
何とか空いていたベンチでひと休み。雲がだんだん増えてきて、少々寒くなってきたので、トイレに寄って雷ノ峰尾根で下りに入った。途中で今日これからのコースが一望できるところがあった。先は長い。
初心者の多い山なので、ちょっと足元の悪い所にも鎖が配されて安全対策は抜かりない。まだ登山者も多くなく、良いペースで下って行くと道の真ん中で女性がスマホを構えている。見ると鹿の親子が道端でお食事中だった。我々の近づく気配に気付いて立ち去ったが、野生動物が人に驚かなくなっているのは、お互いにとって不幸なことだと思う。
ランチ休憩に選んだ見晴らしは、雲が増えてその名に反してあまり見晴らしが利かなくなっていた。山頂は既に見えなくなっている。カップ麺で体を温めて出発。下社へ戻る道はよく整備されているが、狭いので追い抜きやすれ違いに難儀する。小さい子を連れた観光客も目立ち始め、下社に着くと記憶通りの賑わう境内となっていた。賽銭の行列が石段を上がった所の鳥居まで伸びている。
今度は頂上への石段を右手に見て杉林のトラバース道に入る。パタリと人影が途絶え、小沢を横切る道は崩れかかっていた。丹沢で熊被害のニュースは聞かないが、さすがに少々気味が悪い。熊鈴を意図的に鳴らしながら20分ほどで蓑毛越えに到着した。
ここから大山南陵を辿る。右に通行禁止の新しい林道を見ながら、最初の電波塔の先で結局林道と合流。下社を出て初めて会った男性を追い抜いた。NTT電波塔、さらにもう一つ電波塔を見て一山越え、滑りそうな急坂を下りれば不動越の舗装路となる。
そろそろ疲れてきた脚には、この先の高取山への登り返しが結構こたえる。30分がかりでやっと登頂。高齢グループがちょうど下山していくところだった。結構人気の山のようで、入れ替わりにトレランの男女も現れたが、眺望はあいにくほとんどない。
以前お助けロープのあった急坂を慎重に下り、新たに林道が開削された付近で先ほどの高齢グループを追い抜いて念仏山へ。残念なことに、ここも雑木が繁茂して眺望が利かなくなっていた。かつては秦野の街と箱根の山がよく見えたのだが。
15分ほどで善波峠。ラブホの向こうから外国語のアナウンスが大音量で響いてくる。イベントをするなとは言わないが、あんなに大きな音を出さなくてもいいだろうにと思う。
弘法山へのハイキング路はここまでより格段に歩きやすかった。いささか過剰装備？の大きめリュックと登山靴は気恥ずかしいが、ここの山頂の眺望は本日一番だ。弘法山頂自体からは林の影になるものの、大山も表尾根もすっかり雲が消えて、よく見えている。
らくるーと推薦の権現山から名水の湯への道は、あまり歩かれていない裏道風だった。夏場は蛭警戒で避けた方が良さそうだ。舗装路に出ると、大山をバックにした名水の湯がすぐそこに見えた。
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