菊花山・御前山・神楽山

- GPS
- 03:48
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 643m
- 下り
- 678m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 3:48
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
大月駅を降りると、山梨県警の警察官の呼び止められる。登山者への声掛けだった。昨晩結構な雨が降って、スリップしやすくなっているだろうから。と。「無事カエル」の駄洒落の効いたストラップをもらう。ご苦労様です。
大月から車道を暫く進み、墓地の手前で登山口に入る。わかりづらく、少し迷ってしまった。最初からかなりの急登。切り立った山腹につけられた細く切り返す九十九折りで、ぐんぐん標高を稼ぎ、あっという間に麓が小さく見える。急斜面の九十九折りなので、足を踏み外すと、ちょっと洒落にならない事態になりそうで、ヒヤヒヤしながら登る。駅で警察官に言っていたように、湿っていてスリップしやすい。
九十九折りは、謎めいた空の建物の前で終わり、直登に変わる。急な事には変わりなく、今度は露岩を登る。中途半端な斜度で、三点支持でも直立姿勢でもどちらでも登りづらい。延々続く急登に息が切れる。肩まで来ると指示標が。大月駅方面は別のルートを示していた。今来た道は降りだと相当厳しいので、下りに使って欲しくないのかもしれない。山頂直下ではトラロープが現れ、そのまま菊花山山頂に。比較的開けていて、見晴らしはいい。富士山が雪を被っている。
すぐに御前山に向かう。山頂からの下りも、最初は険しい。頂上の一角を占める大岩を回り込むように降るのだが、切り立っている上に足場が狭い。今コースで一番肝を冷やしたシーンだ。
ここの難所を過ぎると、道は随分と優しくなる。これまでが凄かったからか、何と快適に感じる事か。降りきった後、やや急な斜面を登り返すと、九鬼山方面の分岐に到る。山腹をトラバースしながら降り稜線に戻ると、緩いアップダウンが暫く続く。稜線を巨岩が屹立している箇所では、稜線を外れ、巨岩の基部をトラバースする。ここは長いトラロープが張られていて、足元も狭く、切り立っているので緊張する。御前山の山頂直下で猿橋の道を分け短い急登ののち、岩の露出する山頂に着く。見晴らしは悪く無いが、朝方とは違って雲が出てきてしまった。
ここから猿橋方面に行こうと、山頂の踏み跡を辿る。大岩の前で詰む。その先は完全に崖になっていて進めない。手前に方向は違うものの意味ありげなトラロープが張ってあり、行き止まりを意味していているようだ。一旦猿橋分岐まで降りる。最初この分岐は、神楽山を経ないで、直接猿橋に降る道だと思っていたのだが、この猿橋分岐を歩くことが、正解だったようだ。猿橋への下降路は、時折急な斜面が現れるものの、大きな問題は無い。行程中常に聞こえる麓の音、特に車の音が大きくなってきたら。車道に飛び出し山から脱出。
この後猿橋まで足を伸ばす。この辺には何度となく来ているが、この日の行程は時間的に余裕があるのでこれまで行った事のない猿橋に行って見ようと。大月近辺に住んでいる知り合いに、大した事はないと言われてはいるが。
大きな期待をして見に行けばがっかりするかもしれないが、個人的には結構楽しめた。
ちなみにこのコースは、ヤマケイオンラインで紹介されたコースにアレンジを加えたものだが、前半の想像以上の険しさは、ヤマケイの紹介ルートには無い。今回は里山の恐ろしさを実感する山行になった。
picotan
















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