六甲三大急登とは

- GPS
- 09:38
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,458m
- 下り
- 1,721m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:37
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
早い時間帯は本数少なく電車との連絡が悪いと何十分も待ったこともあるので、よく調べてからが吉。 料金は今回は定額230円だったか。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
天狗岩上りきるとすぐ上でロープウェイ支柱の撤去作業中で、封鎖されてる道もあるので下手に脇道に入ろうとせず、一番メインの山上道路で他の地点に移動する。 危険と注意のある西おたふく山崩落地は通過距離にすれば4〜5メートルくらい。 ここしばらくは安定して崩落も進んでないようで、よく踏まれた道に古いけど一応ロープもある。 ただ、自分も覗き込むのは怖くてやらなかったけど相当な高さ落ちてる崖になってるので、よろけたり躓いたりで落ちたらただではすまないのでちょっと慎重に。 東六甲縦走路最後塩尾寺を通らず尾根通しで出来るだけ舗装道路をパスする道は、尾根道下りきる手前に左に短い距離で舗装道路に下りれるらしきピンクテープが新しく点々と付けられてた。 少し降りかけたけどこりゃ前と違うと戻って尾根通しに直進する道は普通に通れたが、もうザレた道に疲れて少しでも早く舗装道路に下りたい場合はピンテに従うのもありかも。 ただ、最後まで下りてはいないのでほんとに通れるかどうかは不明。 |
写真
いきなりの急登。
まだ身体温まってないのでゆっくり行かねばとは思うが、急傾斜の木段の途中でゆっくりというわけにもいかずついついどんどん上ってしまう。
関電の鉄塔巡視路でもあるならある程度以上整備されてるのも納得。
岩に上がると眺望が素晴らしいが、陽当たり良く暖かいであろう南面のこのあたりではまだ紅葉はほとんど感じられない。
もう何年か前からのようで、ロープウェイ支柱の撤去作業が終わるまではまだ何年かかかるだろうから、その間には草ボウボウになって道そのものが無くなるかも。
この後戻って横着せずにドライブウェイ歩いてみよし観音手前で縦走路合流。
そしてしばらく下りてくると今度はこんな所でも何かロープウェイ撤去に関係ある工事でもしてるのかなという現場が。
そして4人の方が作業しておられたが、自分が挨拶しながら横通るタイミングで2台の台車に乗って上に移動して行かれた。
実際人が乗って動かしてるの初めて見たかも。
通過距離は4〜5メートルくらいか。
道の崩落は進んではいないようで普通に幅もあってよく踏まれた縁側にも雑草が茂ってるし、色も抜けて古そうながらちょっと細いトラロープも付いてるのでそこまで危なさや危険を感じるほどでも無い。
一番上の方は電波塔周辺が周回遊歩道のようになってて笹も刈られたりと歩きやすい道だったが、上りきったあたり、この電波塔あたりにあるはずの西おたふく山山頂がどこなのか全く分からない。
敷地内には入れないし、周りも少し歩いてみたが踏み込んだ踏み跡のような形跡も無し。
ウロウロ探してたらなんと縦走路の方から綺麗なトレランのお姉さんが。
今上ってきた尾根を下りるらしかったが、挨拶して西おたふく山がどこか分かるか聞いてみたら正しい所は分からないけどすぐ横の小高いところにも上れるとのことで、お礼言って分かれた。
もうそこしか無かったので踏み込んでみるといきなり背丈の笹藪分け。
ダブルストック突き出して前を分けるようにしないと地面が見えない。
短い距離だったがビックリ。
ただ細いながら踏み跡ははっきりしてたのでそのまま縦走路方向に進んでみる。
ほんとはやはり西おたふく山上る前に食べておきたかったが失敗した。
天気良くて眩しかったので食べたあと下の東屋に移動して横になったら30分以上寝ててビックリ。
途中何カ所か笹藪が刈り込まれたところがあってこりゃ秋の縦走大会がもうすぐかと気が付く。
帰ってから確かめたら今年は11月9日だって。
自分はいつも一人でやってて大会出たことないけど、2週間くらいも前からこうやって少しずつ準備してくれてるのね。
もし気が付かず通り過ぎてしまったら時間的にももう戻らず塩尾寺経由の普通の道で帰ることになると思うとここはGPS確かめながら慎重に。
たどり着いてみれば目印と言えるかどうかは分からんけど通るなマークになる木の枝積んで通せんぼするのではなくその枝を開いたような感じに。
これってわざとこうやってあるんやろうか。
これが通れますマークとかって聞いたこともないんだが。
少し下りかけてしまったが、こんな所通ったことないと、これでは出来るだけ最後まで尾根通しでという趣旨に反するとすぐ戻って尾根を直進。
結局最後の山道入ったところで木々の下ではもう足元よく見えず、ザレた道が危なくてヘッ電点灯。
山道から出るところでは一瞬ながら民家をヘッ電で照らすことになってしまったのは気が引けた。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
|---|
感想
背中の痛みで丸2ヶ月歩かず、再開して3回のリハビリ。
どのくらい歩けるようになったか試したくてどこに行こうか考えた。
ほんとは大峰とか行きたいけど、生活が完全に夜型になってしまって朝早く起きるのが大変だし、何より今年は熊も怖い。
ふと思い付いたのが金剛山ではよくやってる三大急登上り。
これは金剛山のような半独立峰だから本数も絞れるし比較もしやすく話の上りやすいけど、六甲は連山だから本数多すぎるし比較も難しくてあまり意味ないとでも思ってたのか、今まで考えたこと無かったかも。
そこでちょっとググってみると、なんとやはり研究してる方はおられるもので、今まで個人的には六甲連山の一般登山道の中で一番の急登は菊水山と思い込んでたけど、その方が傾斜の瞬間風速だけでなく距離や標高差など色々加味して計算した結果、1位 天狗岩南尾根、2位 石切道、3位 五助尾根、となったそう。
石切道と五助尾根はここ数年のうちにも通ってるし、確かにきついなと思う。
でもなぜかおそらく昔通ったこともあるであろう天狗岩南尾根は全く思い出せず、いっぺんに興味が湧いてしまったのでとりあえずここを最初にやってそのあとは疲れ具合見て適時決めることに。
行ってみると確かに出だしはいきなりの急登でビビるけど、昔はよく整備された道だったのか全体に急登部分は石段や木段が付けられ、その段々で一気にグッと高さを稼いでは少しなだらかで一息という繰り返し。
途中に送電鉄塔があるので関電の鉄塔巡視路として現在も最低限の整備もされていそう。
怖いトラバースや痩せ尾根もなく、ダブルストックが凄く効果的に使える道だったし、朝一で元気だったからかそれともここ3回のリハビリが効いたのか、その上やはり六甲連山1番の急登と聞いてアドレナリン出てたのか、疲れたけどヨレヨレというほどのこともなく天狗岩到着。
個人的には石切道と五助尾根の方が前者はゴロゴロで足場の不規則不安定さで、後者はザレて踏ん張るとふくらはぎに来る場所の多さで、整備された天狗岩南尾根よりきついような気がするけどどうなんやろ。
件の研究された方の比較条件の中に、歩きやすさというか、道の状況状態が条件に入ってるともっと実際の感じに近くなるような気はするけど、こればかりは実地に行ってみないと分からないので難しいか。
正直ちょっと拍子抜けしてしまったし、もう一本上り返そうかと、でもさすがに五助尾根という勇気はなかったので石切道で住吉道まで下り、これも昔の記憶ではのんびり上れるはずの西おたふく山から六甲山まで行くことに。
ところが渡渉点渡って西おたふく山登山道入ったとたん、崩落があって将来は道が無くなるかもしれませんなどという衝撃的立て看が。
もう心はのんびりムードだったのにいきなりまた緊張感高まり、どこかどこかとビビりながら上って行くと確かに崩落は相当な傾斜と高さで落ちてしまってるけど、4〜5メートルくらいのトラバース部分も道はしっかりあるし古そうで体重かけるのは怖いけど一応ロープもあり、道の縁には雑草も茂っててそこまで怖く危険という感じでもない。
まあ落ちたらただではすまないのは確かなので慎重に渡ってしまうとあとはもう昔の印象通りのんびりした道が続く。
しかし六甲1の急登と道が無くなってしまうかもしれない崩落の二つの緊張感で気持ちも疲れたし、さすがに足に疲れも出てきた上に腹も減って力も入らなくなってきて一気にもうヨレヨレ。
ダラダラと思った以上に長く感じる尾根をなんとか上りきり、食べる場所と思ってもちょっと風もあって木陰では寒そうで、良い場所を見つけられないままいつも通り縦走路の段々恨みながら足を引きずるように一気に六甲最高峰まで。
ようやく陽当たり良く風の防がれるところで飯食べたあと、いつもの東屋に下りて横になったら30分以上寝てしまっててビックリ。
なんか足の疲れも少し取れたような気がし、もう有馬に下りようかと思ってたのを距離稼ごうと宝塚に下りることに。
歩き出してみればやはりもう足は重く早々に後悔。
それでも最後は最近個人的にちょっとしたブームの塩尾寺通らずそのあとのコンクリートの急坂も出来るだけ通らない尾根伝いの道で、最後一瞬ヘッ電になりながらギリギリといった感じで住宅街に下りて来れました。
この塩尾寺通らない道に関しては、現在の全山縦走大会の道は多くの人が出来るだけ迷惑かけず安全に歩けるよう主催者によって設定されたもので、六甲連山の大規模な開拓改変とも相まって由来の文太郎が歩いたのと同じ道などほとんど無いであろうことは理解してる。
それでも少しでも文太郎が歩いたのに近いところを通りたいと以前から個人的に何カ所か大会の道とは変えて縦走してるが、この宝塚に下りる部分も考えてみれば文太郎が塩尾寺に下りて最後谷間を下ったとは思えず、地形図見る限り今回通った尾根が宝塚への最短の尾根であること考えると確実にこちらの方が可能性ありそう。
なのでもし次に個人的全縦する機会があれば是非ここも変えてと思ってるけど、全縦歩いてきて最後にザレて細い道をヘッ電で下りること考えると塩尾寺経由より時間も体力も倍と考えられ、電車だと始発で6時半に塩屋スタートして宝塚に11時過ぎくらいまでに到着しないとと考えると、やはりまだ戻りきらない体力のままでは厳しいな、などと考えながらの最後の下りでした。
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takuro_n
















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