日本百名山!紅葉の苗場山🍁 小赤沢三合目↑↓

- GPS
- 05:42
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 846m
- 下り
- 849m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:41
| 天候 | 薄晴れ・山頂少しガス |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に岩がドロで結構滑ります。鎖場は大した事ないものの、足上げが必要な箇所多数あり。 |
| その他周辺情報 | 析出物たっぷり温泉→小赤沢温泉 楽養館 完全露天(河原)で自分でスコップを掘って入る天然温泉→切明温泉 今回は入らず帰りました。 |
写真
装備
| 個人装備 |
防寒装備必須です
|
|---|
感想
最近無茶な予定のせいで色々なプライベートのタスクが終わっていないことや、純粋に資金繰りが悪化(お金がねえ)ということもあり、先週は久々にゆっくりとした週末を過ごしていました。既に10月も終わりに近づいており、今年の終わりまであと2ヶ月と少し、私はどうしても11月に集中してしなければならないことがあり、登山に使える時間もあと僅かとなっていました。
この週末、あと1座何処かに登りたいと思い、積雪期手前の最後のシーズンである越後湯沢地域から未踏かつ紅葉シーズンの登山として気になっていた苗場山を選択。
もともと苗場山の山頂へのアプローチには2箇所あることは昨年から知っていました。この地域は標高の割に冬が来るのが早く、11月になると小赤沢3合目登山口のあたりは路面凍結のため車でアプローチするのが困難になると思っていました。
ご存じの方も多いと思いますが、主な登山道は2つ。
①祓川(はらいがわ)コース:
越後湯沢から登るため、関東圏からはアクセスしやすいでしょう。
総歩行距離はおよそ14km程度、累計獲得標高は+1200mのCT往復8時間コースです。
②小赤沢(こあかざわ)コース:
栄村方面から国道405号線を走り山奥を目指し、10月26日現在は一部通行止めのため迂回路を走行する必要があり、運転技術が求められるでしょう。
総歩行距離はおよそ9km、累計獲得標高は+850mのCT往復5時間半コースです。
当初は①の祓川コースからアプローチしようと考えていましたが、Windyの予報ではそちらはガスっている見込みであり、今回は二人で登ることにしたことに加え、山梨からだと高速代込で②のほうが安く上がりそうだったこともあり少し楽して登ることにしました。
ーーー
朝4時、いつものごとく高速の深夜料金割引のため4時前にICをくぐり高速に入ります。(しかし結局今年高速の深夜割引のシステムが改修されませんでしたね。。。)
そこからE20中央道→E19長野道→E18上信越道に入り、途中の豊田飯山ICで降り、ひたすら国道117号線を魚沼市方面へ向かいます。暫く走ると雲海の中を走ることになり濃霧となっているため注意が必要です。
実は今年の3月に積雪期巻機山登山(撤退)の帰りに通った道でした。そこから栄村・津南町付近から国道405号線(このあたりが国道なのは歴史をたどるとわかります)に入り、どんどん山奥に入っていきます。
一部地盤崩落のため通行止めになっている箇所があり、迂回路を使ってくださいという旨の立て看板があるので見落とさないように。このあたりはバイクツーリングしても楽しそうですねえ。
小赤沢から3合目駐車場に向かう峠道は4km程度ですが対向が困難な箇所も多くある細い道ですので、運転技術に自信がない場合は避けたほうが良いかもしれません。
無事に小赤沢3合目駐車場に到着したのはGoogle MapのETAより20分も早い7時半過ぎでした。細い道を抜けると急に出てくる駐車場はかなり広く、50台(山小屋いわく100台)ほど駐車できるようになっていました。
また併設されているトイレはウォーターガンで自分で流すぼっとんタイプで和式オンリーでした。あるだけありがたいですが、電灯などはないため注意が必要です。
8時前に登山を開始し、まずはきつそうな7合目の手前を目指します。
無事に鎖場を越えて稜線に出たのは10時前となりました。ソロだともっと早かったと思いますが、今日は相方の様子を見ながら登ったのでCT通りです。
池塘が広がる高原エリアにでるとそれはとても良い景色で、最近会津駒ヶ岳や燧ヶ岳ではガスっていたため、なんだかんだ今年初めて池塘の間の木道を気持ちよく歩けました。
Windyでは山頂の手前くらいまでぎりぎり薄い晴れ、11時〜12時の間に山頂方面からガスが流れてくる予報でした。この予報通り我々が到着したタイミングでは山頂あたりには少しだけ青空が見えましたが休憩している間にガスに包まれてしまいました。
帰りは休憩無しで降り続けること2時間、13時半あたりに下山完了しました。
小赤沢温泉で析出物もりもりの温泉に浸かろうと思っていましたがTシャツが汚れるほどの濃い温泉とのことで、今回はパス。せっかくなので切明温泉という天然河原の温泉を見て、峠道を走って帰りました。
ーーー
◯コース覚書;
小赤沢3合目駐車場〜8合目:
一部足上げが必要だったり、ドロドロとして滑る登山道をモクモクと登っていきます。すると5合目あたりから一部鎖場が出てきますが、丁寧の登れば問題ありません。グローブは忘れないようにしましょう。
おそらく霜が6合目あたりから出るためか、10月末時点では6合目付近からドロドロとしていました。
そこから、7合目からは優しめの岩場・鎖場が出現するので丁寧に登っていくとすぐに8合目です。8合目手前が少し大変で高所感があるので気をつけましょう。
8合目をすぎるともうすぐに山頂の池塘が広がる草原エリアに入ります。
8合目〜9合目〜山頂:
草原エリアから山頂まで基本的に木道が敷かれていますが、途中500mほど岩がゴロゴロしている場所を通過しないといけないのですが、多くの人が滑っていたのでここも注意が必要です。
最後の木道に入ると越後湯沢方面からの風が吹き付けるエリアに入るため、気温が少し下がり、風も強くなります。
山頂エリアは敷物を敷いて休憩できるほどのキャパシティがありました。
ーーー
何故か、彼の有名な苗場山に登るのがこんなに遅くなってしまいました。
苗場山といえば、私は越後湯沢と紅葉とスキーのイメージです。あとドラゴンドラとかいう日本最長のゴンドラも苗場山の山麓にありますね。
いざ登ろうと調べてみると、思ったよりも自宅からの移動時間が長くなく、日帰りできるなと思ったのが1週間ほど前でした。
そしてもう一つ、苗場山は関越道の近くにあることからも分かる通り、かなりの山奥であり、高崎方面からも津南町方面からの山頂を臨むことができず、基本的にはこのエリアの山頂からしか見えません。
これについて深田氏も同様の感想を述べており、だからこそ信仰されていたのでは、とのことだ。また驚くことに東京から見える一番遠い山だったらしい、今も見えるのかな?
深田氏が登ったのは1925年の5月、当時は沼田市までしか上越線がなかったらしく(執筆時はまだ新幹線はなかったはずなので、その自体はアプト式列車?)、沼田市から徒歩で三国峠を超え、赤湯から登ったらしい。そう考えるとモチベーションがすごすぎる。
結局深田氏は登頂を果たしたものの山頂はガスで、再訪はまだと述べているがそれは果たせたのだろうか。
ーーー
P.S. ちなみにこのあたりでは苗場山より鳥甲山(とりかぶとやま)のほうが有名かもしれません。そちらは日本200名山。またいつか登りにきたいものです。
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太郎










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