雨飾山(黄金色に輝く黄葉の氾濫)+鎌池(水面に映る紅葉)

- GPS
- 08:58
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,152m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 8:58
2025-10-25 05:04:07〜14:02:23
合計時間: 8時間58分
平面距離: 13.61km
沿面距離: 14.26km
最高点の標高: 1970m
最低点の標高: 1132m
累積標高 (上り): 1346m
累積標高 (下り): 1345m
標高データの種類: GPS標高
| 天候 | 晴れのち曇りのち晴れ 気温 鎌池駐車場到着時 1℃、出発時 2℃、ブナ平 5℃、笹平 10℃、鎌池 14℃ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
事前リサーチでは、この土曜は0時過ぎに第一が埋まる。自宅からその時間には着けないため、どうせ鎌池に行くならそちらに駐めた方が良いだろうと。案の定、2時過ぎ到着で、4台目(全20台)。 メリット 駐禁とられるリスクなく、確実に駐められる デメリット 登山口まで25分歩かねばならない |
| コース状況/ 危険箇所等 |
今回のミッション 1 百名山の雨飾山に登頂する 2 荒菅沢からの布団菱で黄葉を見る 3 笹平で「女神の横顔」を見る 4 鎌池で紅葉を見る |
| その他周辺情報 | 山田旅館 受付14:30まで(入浴15:00まで)。5分前に着いたら、風呂には数名ずつしか入れず、先の客が入るの待っているため、今日はもう無理と。もし希望あれば、日帰り客用の外湯(内湯1、露天1)ではなく、宿泊客用の元湯(内湯1)なら可とするが?と訊かれ、深田久弥も入った温泉なので、入ると即答。700円(外湯と同じ)。掛け湯をした時は熱かったが、不思議と入ったら熱さを感じず、体に馴染む非常に気持ちの良いお湯。評価Aマイナス(かなり高評価) 公衆露天風呂 21:00まで。15:15着で先客数名。洗い場なし。ただ入るだけ。湯温は山田旅館より少し熱めだったが、露天なのでそれで良く、入ったらかなり気持ち良かった。雨飾高原は最高だな。6月の戸隠では宿も神隠しも熱くて入れないくらいだったので、雪深い所はそうなのかと思ったが、そうでもないみたい。評価Bプラス 蕎麦屋 蛍 先レコで知った。6月の黒姫山下山後に蕎麦にありつけなかったので、今回は食べたかった。ラストオーダー16:30。16時前到着で十数名待ち。入店に45分。店の前は、蚊とカメムシがいるので、注意。入店後オーダーして蕎麦にありつけるまで15分。でも美味しかったから、待った甲斐はあったかな。 |
写真
鎌池駐車場から暗い中を熊鈴鳴らしてヘッデン歩き。路駐多数。
登山口は、既に活気づいている
山頂は強い風で霧が吹き付け、寒い。シャツとソフトシェルを着ようとするが、風でなかなか袖が通らない
感想
雨飾山には10月最終土曜に行くと決めていた。数年前になるだろうか、先レコで見て以来、ずっと憧れてきた。行くなら黄葉の時期、それも色々なレコを見て、この10月最終土曜がベストと判断していた。
諸々の調整が済み、天気も午前中は晴れ予報と固まった時は、夢のようだった。とうとうあの雨飾山に登れる!このまま最後の山になってしまうのではと一瞬不安になるくらいだった。
山行を終えて。
素晴らしかった!!
自分の今までの山行の中でベスト5に入ると思う。
1 百名山の雨飾山に登頂する
百名山に登る前には、深田久弥の「日本百名山」と「日本百名山紀行」のその山の章を読むようにしている。深田は二度雨飾山に登ろうとし、失敗。三度目に南麓(現在の雨飾高原)から挑戦し、登頂に成功した。荒菅沢からの沢登りを含む山行で、今の雨飾高原からの道ではないが、一部は同じルートを歩けるのは嬉しい。
先レコで「急登」とよく書かれていた。主観にもよるので、登ってみないと分からないなと思っていたが、実際に登ると、確かに急登が多かった。平坦な所が少ないと言った方が適切かもしれない。平坦な所は、はじめの湿原、荒菅沢出会いの手前、笹平くらいか。あとは急登、しかも最後は岩場の登り。あまり過去に記憶ない太腿の前側が攣りそうになった。丸二日経ったが、弱い筋肉痛である(秋で気温が低く、筋肉に負担がかかっていたのかもしれない)。
危険箇所らしい危険箇所はなく、最後、ガスで日が遮られ、強い風が吹く中、登頂できた。
百名山60座目。
2 荒菅沢からの布団菱で黄葉を見る
朝5時、真っ暗な中出発し、空が白んできた5時半、登山口を通過。急登の繰り返されるブナ林を越え、山の端から太陽が顔を覗かせたのが6時40分。ちょうど登山道も少し開けた所だったので、たちまち辺りが日の光に照らされ、輝き始める。今までは何だったんだと思う程の違い。
その興奮のまま、10分後、荒菅沢出会いに突入。タイミング、ドンピシャ!正に、一番の瞬間の布団菱黄葉を見ることができた。布団菱の白、最盛期の黄葉〜紅葉、常緑樹の緑、そして、空の青。変種三段紅葉に青空も加わり、完璧な紅葉の絶景が楽しめた。これ以上、何も求めるものはない。
深田久弥が登ったのは、紅葉の時季で「紅葉の氾濫」という表現を用い、紅葉を絶賛している。正に言葉通りだった。
3 笹平で「女神の横顔」を見る
荒菅沢からまた急登を上がって行き、露岩地帯をヒーコラ言いながら登っていたくらいまでは良かったが、笹平に入ったくらいから、急にガスが押し寄せる。あれよあれよという間にガスに覆われ、山頂直下の岩場では、荒菅沢から上がって来る強風と相俟って、凍えそうだった。振り返っても「女神の横顔」は望むべくもないので、振り返らず、渋滞の中山頂へ。
10時までは晴れ予報だったので、まさか女神が見れない想定はしてなかったぞ、また来なあかんのか!?と急に不安モード。
眺望の得られない山頂を早々に辞して、岩場を下山。大渋滞で停滞を余儀なくされる中、ちょうど女神待ち。強風でガスが流されるタイミングもあり、なんとか「女神の横顔」を拝むことができた。あ〜、良かった〜。
4 鎌池で紅葉を見る
鎌池が見頃なのは、事前リサーチで分かっていた。なので、もうプランに組み込んで、前日には鎌池の駐車場から出発することにした。
しかし、ここまで綺麗だとは想定外。
雨飾山はブナ林中心なので、黄葉が多いが、鎌池には少しではあるが紅葉があり、それがとても良いアクセントになっていた。
写真見てもらったと思うので、これ以上言うことはありません。
是非、紅葉の時期に、鎌池もセットで計画することをお勧めします。
2025/10/29 記









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