里山ライフアカデミーin伊吹山(フィールドワーク)

- GPS
- 01:52
- 距離
- 2.3km
- 登り
- 169m
- 下り
- 165m
コースタイム
- 山行
- 1:11
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 1:33
| 天候 | ガス |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況/ 危険箇所等 |
霧や雨で地面が濡れると大変滑りやすいです。 観光で来られる方も見えますが、靴は登山靴など、しっかりしたものが良いです。 |
写真
一方、ネットで覆われた内側は1,2年で植生が復活をしている。
伊吹山の多くが多年草で、根が地中に残っているため、食害の被害に遭っても株そのものは生きているようです。
また、冬季は雪の重みでネットが損壊するため、秋の終わりの時期には一度ネットを倒す、という取り組みも行われています。
※通常は侵入禁止です
囲い罠にはカメラが設置されており、罠の中にエサを置き何頭か入ったところで遠隔で扉を閉めて捕獲するとのこと。
現状の課題としては、捕らえたシカはその場で締め、ジビエ等での活用はせずに埋葬処理をするようです。
我々一般人は簡単にジビエで活用すれば良いのでは?と考えますが、食品衛生の観点でジビエにすることはかなり難易度が高いようでした。
この個体は、過去に怪我をして保護したものの、数日で亡くなってしまった幼鳥を剥製にしたとのこと。
幼鳥でこれほどの大きさなので、成鳥はかなりの大きさなんですね。
感想
JR東海 conomichi・米原市が共同主催の「里山ライフアカデミーin伊吹山」に参加してきました!
昨年も参加しましたが、2年連続の参加となります。
今回のこのイベントの趣旨は以下のとおりです。
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古くから薬草の宝庫として知られ豊かな生態系が宿る伊吹山は、今、ニホンジカの食害という大きな課題に直面しています。
2023年には大雨により、食害で裸地化した地盤が土砂崩れを起こし、麓の集落に大きな被害をもたらしました。
そのような状態にある伊吹山の自然価値を「再読」し、今後の人々の生き方や暮らしにどのように繋げていくかを考えるアカデミーとなっており、
10/1,8,15の3日間でオンライン形式のセミナー&ワークセッションを実施、25,26にて現地フィールドワーク、およびクロージングセッションを実施しました。
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今回、10/25の現地フィールドワークの記録を掲載させていただきます。
個人情報など、多数配慮すべきことがありますので写真は控えめにしてあります。
ユウスゲと貴重生物を守り育てる会 代表の髙橋滝治郎さんに現地ガイドをいただきましたが、本当に為になりました。
伊吹山におけるシカの食害等をはじめとする山が抱える課題の現状に対し、試行錯誤しながら植生の復元を試み、実際に回復してきていることに感銘と感謝の念を抱きました。
全国の山々で増えている鹿ですが、複数の要因が重なっており、その最たる原因は地球温暖化により降雪量が減ったことで越冬できる個体が増えてしまったこと、のようです。
また、国策などで昔と比べて山の植生が変わったことにより、動物たちの住処も変わったことも忘れてはなりません。
いずれも、人間の都合により今の山の状況ができてしまった、ということです。
山を登る私たちは、そういった背景を十分に理解し、今後も安全に山を登れ、生き物たちと共存するには何が出来るか今一度振り返ってみてもいいかもしれません。
セミナーに参加された方々は、参加の経緯や理由は違えど、皆「伊吹山に対して何か出来ないか」という想いで参加されており、
最終日には感動の涙が堪えられない方も見えていました。
今回、非常に良い機会をいただきました。
もしかしたら、また来年も実施されるかもしれませんので、その際は引き続き参加したいと思います。
Hi-a












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