記録ID: 8851666
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ハイキング
京都・北摂
舞鶴湾の要塞‼ 金岬砲台跡と槙山の展望（京都）
2025年10月24日(金) [日帰り]
京都府
pine-village
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 04:52
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 769m
- 下り
- 769m
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日帰り
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:53
距離 14.8km
登り 769m
下り 769m
7:10
46分
登山道 入口
7:56
7:57
64分
金岬砲台跡 分岐
9:32
9:34
29分
槙山 三角点
10:03
38分
金岬砲台跡 分岐
10:41
10:51
34分
金岬砲台跡
11:25
38分
金岬砲台跡 分岐
12:03
登山道 入口
| 天候 | 秋晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
※ 西舞鶴市街から国道175号線を西方へ進み、「喜多埠頭口」の交差点で右折して府道601号（由良金ヶ岬上福井線）へ... 湾岸を10km程北上すると、白杉地区から山頂へ向かう舗装道路が分岐しています。 ※ スタート地点の手前「白杉集落」に有料駐車場が一ヶ所有りました。スタート地点の前後は、府道の傍らに駐車して護岸で釣りしている人が沢山いました。同じように駐車しても問題無いかもしれません。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
「槙山（まきやま）」の山頂まではほとんど舗装道路歩きです。山頂の手前の僅かな区間が山道になっています。 「金岬（かながみさき）砲台跡」へピストンする区間は結構厄介です。基本的には林道歩きですが、道の保全が滞って荒れており、倒木や浮石だらけの箇所も有ります。途中に崩落が有り、林道は完全に寸断されていました。手前から高巻いて越えるのが安全ですが、明瞭なルートができている訳ではありません。 なお、道標やテープ等の道案内はほぼ有りません。砲台跡や三角点の探索はGPSが無ければ難しいかもしれません。 |
写真
まだ薄暗い中、「金ヶ岬」へ向かいます。
途中、東の「五老岳」方面が明るくなってきました。
左には小さく「青葉山」も...
途中、東の「五老岳」方面が明るくなってきました。
左には小さく「青葉山」も...
舞鶴観光のシンボル「五老スカイタワー」のヨコから陽が昇ってきました
「舞鶴湾」西岸の府道601号を北上。
登山口へ近づくと、本日上る「槙山」方面が眼前に現れます。
登山口へ近づくと、本日上る「槙山」方面が眼前に現れます。
「白杉」集落を過ぎ、府道の路肩にバイクを駐めました。登山道の入口には看板が...
「槙山公園」「山頂まで4900m」の案内を見てスタート。
10/24 7:12
「白杉」集落を過ぎ、府道の路肩にバイクを駐めました。
登山道の入口には看板が...
「槙山公園」「山頂まで4900m」の案内を見てスタート。
登山道の入口には看板が...
「槙山公園」「山頂まで4900m」の案内を見てスタート。
舗装路が続きます。
一日を通して人や車に出会うことは無く、シカは一頭だけ見かけました。
一日を通して人や車に出会うことは無く、シカは一頭だけ見かけました。
道幅が狭いところが多いです。
路面には落石や枝葉が落ちており、車で上がる場合はそれなりの勇気が要るかも...
路面には落石や枝葉が落ちており、車で上がる場合はそれなりの勇気が要るかも...
「金岬砲台跡」への林道が分岐していました。
帰りに立ち寄ることとし、引き続き車道を辿って「槙山」山頂へ...
帰りに立ち寄ることとし、引き続き車道を辿って「槙山」山頂へ...
木々の間から展望も得られるようになりますが、なかなかスッキリと開けません
左右分岐点へ到着。
左は三角点峰なので、まずは最高峰を目指して右方へ...
左は三角点峰なので、まずは最高峰を目指して右方へ...
中を覗くと空っぽの広い空間が...
何のためのものかは分かりませんが、こんな遺跡が現在も残っているのが驚きです。
何のためのものかは分かりませんが、こんな遺跡が現在も残っているのが驚きです。
広々と開けた海の見える場所へ通じていました。
「神崎ハングライダー離陸場」です。
「神崎ハングライダー離陸場」です。
北西方にビーチが続き、「由良ヶ岳」や「由良川」の河口も覗いています
その先は「宮津」の「鼓ヶ岳」か？
だとすると、その左下には「天橋立」が有る筈...
だとすると、その左下には「天橋立」が有る筈...
「神崎」のビーチを見下ろすと、波紋がくっきりと見えます。
波の音まで聞こえ、爽快な気分にしてもらえました。
波の音まで聞こえ、爽快な気分にしてもらえました。
現在はハングライダー離陸場ですが、過去には砲台が設置されていたのかも...
登山道へ戻ると、再びレンガ造りの遺跡が...
さっきの一つだけではありませんでした。
さっきの一つだけではありませんでした。
再び電波塔に突き当たります。
此処が標高483mの山頂と思われますが...
此処が標高483mの山頂と思われますが...
残念ながら柵に囲まれて入ることはかないません。
標識等も見当たりませんでした。
標識等も見当たりませんでした。
先ほどは通過した分岐点まで引き返して来ました。
折角なので三角点峰も踏みましょう。
チェーンを越えて進みます。
折角なので三角点峰も踏みましょう。
チェーンを越えて進みます。
上り詰めた所には、道中に見えていたレーダー塔が建っていました。
左側の柵沿いを抜け...
左側の柵沿いを抜け...
やや鬱蒼とした林の中に三角点の標石が...
此処も標識等は見当たりません。
此処も標識等は見当たりません。
三等三角点
点名「深夕尾」
標高 480.1m
無事に発見し、納得して引き返しました。
点名「深夕尾」
標高 480.1m
無事に発見し、納得して引き返しました。
林道を辿ってピストンしてみます。
入口に道標等は無く、知る人だけが歩く道だと思われます。
入口に道標等は無く、知る人だけが歩く道だと思われます。
極めつけはこの崩落...林道が完全に寸断されています。
倒木にしがみついて渡ろうかとも思いましたが、落ちたらただでは済まないので、少し引き返して左土手上を高巻きました。
1
10/24 10:19
極めつけはこの崩落...
林道が完全に寸断されています。
倒木にしがみついて渡ろうかとも思いましたが、落ちたらただでは済まないので、少し引き返して左土手上を高巻きました。
林道が完全に寸断されています。
倒木にしがみついて渡ろうかとも思いましたが、落ちたらただでは済まないので、少し引き返して左土手上を高巻きました。
「水槽？」など、人の生活の跡が...
建屋は見当たりませんでした。
建屋は見当たりませんでした。
現れたのがこの石組みのサークル...
発射機の台座でしょうか？
発射機の台座でしょうか？
基部には例によって使途不明の遺跡が設けられていました。
此処が砲台跡の核心地のようです。
此処が砲台跡の核心地のようです。
稜線を辿って林道へ戻って来ました。
これほどリアルに残っている砲台跡は初めて...
無事に探検を終えて林道を引き返します。
これほどリアルに残っている砲台跡は初めて...
無事に探検を終えて林道を引き返します。
先程の崩落箇所を高巻く際、対岸の発電所が近くに覗いていました。
この距離なら砲撃も十分可能かもしれません。
この距離なら砲撃も十分可能かもしれません。
舗装道に合流して後は下山するのみ。
先程のレーダー塔はよく目立っており、「舞鶴湾」の象徴の一つかもしれません。
先程のレーダー塔はよく目立っており、「舞鶴湾」の象徴の一つかもしれません。
登山口の府道へ下り着いてレコを終了。
お付き合いありがとうございます。
お付き合いありがとうございます。
（付録）帰路の風景
「舞鶴クレインブリッジ」を挟んで「多祢山」と「空山」を望む
「舞鶴クレインブリッジ」を挟んで「多祢山」と「空山」を望む
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
グローブ
日よけ帽子
サングラス
防虫剤
熊鈴
携帯ラジオ
雨具
ヘッドランプ
食料
飲料
モバイルバッテリー
スマホ
|
|---|
感想
「金ヶ岬」は深く入り組んだ「舞鶴港」の入口にそびえる断崖絶壁のお山で、軍港都市「舞鶴」の天然の要塞です。「砲台跡」はこれまでに何度か見てきましたが、これほどの規模とリアルさで見たのは初めてでした。
今やほとんど人が訪れることもない岬の山中。ひっそりと朽ちていく近代の遺跡にたたずむと、何とも言えないはかなさに心が揺さぶられます。訪れるのには多少の苦労が伴いますが、来て良かったと心底思えました。
舞鶴には海を見降ろす山が多いのですが、「槙山」からの展望は思っていたよりも素晴らしかったです。この付近では、「由良ヶ岳」や「青葉山」が優れた展望で人気ですが、今回訪れた「槙山」は海岸を見降ろす展望だけなら勝るとも劣らないかもしれません。
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