記録ID: 8843567
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沢登り
妙高・戸隠・雨飾
【妙高】白田切川遡行
2025年10月20日(月) [日帰り]

- GPS
- 12:18
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,433m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
| 天候 | 曇り(遡行中)→雨(下山中) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
○白田切川:5級 脆い凝灰岩の沢で、深く抉られたゴルジュがあり、特異な景観をもつ。第一白滝、第二白滝を始めとして見応えのある滝も多い一方で、登れる小滝も多く、遡行価値が高い。脆い岩のため巻くのが難しい箇所もあり、日帰り沢としては日本屈指の難度がある。上流の温泉により水は常に白く濁っており、随所で硫化水素臭がする。水は酸性で酸っぱく、金属製のギアは錆びやすい。 |
| その他周辺情報 | 【地名】 ・白田切川は、「しろたぎりがわ」とも「しらたぎりがわ」とも読む。例えば、国道の橋は「しろたぎりばし」で、上信越道の橋は「しらたぎりがわばし」。「日本地名発音辞典 第1集 (関東甲信越編)」(1959)では「しらたぎりがわ」で、「角川日本地名大辞典 15 (新潟県)」(1989)では「しろたぎりがわ」。 ・第二白滝は、1980年に妙高団体研究グループにより命名されたもの。 文献:新潟大学教育学部高田分校研究紀要 24号(1980) 【他の記録】 記録未見 【その他】 白田切川は土石流災害が頻発する川であり、特に昭和53年の物は13名の死者を出す大災害となった。その経緯については以下の資料に詳しい。 https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/299041.pdf 防災のため、林野庁により盛んに治山事業が行われており、これまでの治山事業実施状況については以下の資料に詳しい。 https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/joetu/works/attach/pdf/index-2.pdf |
写真
装備
| 備考 | ・ソールはラバー適 ・ロープは45m1本で丁度良かった ・酸性水により金属製品が錆びやすいので要注意 |
|---|
感想
【訪渓の経緯】
前日の大倉谷遡行・惣滝下降のために妙高まで行くことになったが、せっかく遠出するので、周辺の他の沢にも行ってみたい。地図と空中写真を見ていて気になったのがこの白田切川で、遡行記録はないが、立派な滝とゴルジュがありそうだ。他の候補と共に鈴木助さんに提案したところ、この白田切川が一番良さそうということで、遡行を計画した。
【感想】
想像を、はるかに超えてくる沢だった。こんなにも凄いゴルジュが、未知のまま眠っていたとは。
それだけではない。見応えのある大滝、登り応えのある多くの小滝、テクニカルな巻き、防災への執念を感じさせる堰堤群、癒しのナメ滝、鉄分で妖しく光る岩など、見所だらけである。偶然にも妙高に行くことになり、このメンバーでこの沢を開拓できたことは、本当に素晴らしい巡り合わせだった。
日本を代表するボロ系ゴルジュであり、腕に覚えのある沢屋にお薦めの一本である。
記録未見の渓谷調査。紅葉のゴルジュバトル。
強烈な渓相と沢ジオの世界が素晴らしかった。
典型的な火山系ゴルジュをより一層厳つくしたような谷で、各々あらゆる戦略(1/4くらいしか効いてなさそうなアブミ、ショルダーと見せかけたヘッド、使い捨てのボロスタンス等)をフル動員して何とか予定通りの行程を完遂!マジやりきった!
泥の側壁は凝結甘過ぎて、リスでも何でもない所にハーケン刺さって笑った。
沢水は目に入ると痛いくらいの酸性水。
おまけに下山時は熊らしい黒い影。
日帰りでここまで濃い沢はなかなか出来ないだろう。
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