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Yamareco

記録ID: 8840855
全員に公開
沢登り
妙高・戸隠・雨飾

【妙高】大田切川 大倉谷右俣遡行・下部下降

2025年10月17日(金) [日帰り]
 - 拍手
tamoshima たな その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:41
距離
10.3km
登り
1,448m
下り
1,446m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:43
休憩
2:58
合計
9:41
距離 10.3km 登り 1,448m 下り 1,446m
7:48
15
8:03
8:04
10
8:14
8:19
25
8:44
158
11:22
4
遡行終了
11:26
6
11:32
11:40
11
11:51
18
12:09
12:15
47
13:02
14:53
81
16:14
16:48
2
16:50
16:53
15
17:08
17:18
11
17:29
0
17:29
ゴール地点
※鈴木助さんとは、大倉谷右俣遡行が終わった後、渡渉点で合流。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
燕温泉駐車場に駐車。トイレ有。紅葉の時期だが平日なので空いていた。
コース状況/
危険箇所等
○大倉谷右俣
 概ねゴーロの沢だが、1700m付近には開放的で綺麗な連瀑があり、適度に登り応えもある。詰めもなく登山道に出るので、妙高山へのバリエーションルートとしても利用価値がありそう。左俣に入ると少し先で右岸に見事な直瀑があるので、ついでに見に行くとよい。ラバー適。

○大倉谷下部
 登れない滝が連続するため遡行対象とはならない。惣滝の滝壺への懸垂下降には最低でも80mロープ2本が必要。滝下には適温の温泉があり素晴らしい。温泉の下流には権現滝のゴルジュがあり、ゴルジュ内の下降にはキャニオニングの装備と技術が必要。
その他周辺情報 同行した鈴木助によるブログ記事:https://suzukitasuku.com/soudaki/

【地名】
・大田切川は太田切川とも書く。

【他の記録】
・遡行/下降ともに記録未見。
そうめん滝:朝は、未明までの雨の影響で増水して2条になっていたが、帰りには左だけになっていた。
2025年10月17日 07:55撮影 by  SOG02, Sony
10/17 7:55
そうめん滝:朝は、未明までの雨の影響で増水して2条になっていたが、帰りには左だけになっていた。
登山道と大倉谷が交わる地点から入渓
2025年10月17日 08:46撮影 by  SCV41, samsung
10/17 8:46
登山道と大倉谷が交わる地点から入渓
左俣へ少し入ってみると、右岸に立派な直瀑があった。冬には氷瀑になりそう。
2025年10月17日 09:05撮影 by  SOG02, Sony
10/17 9:05
左俣へ少し入ってみると、右岸に立派な直瀑があった。冬には氷瀑になりそう。
左俣本流を進むと結構立派な滝があり、巻くのも大変そうなので、引き返して右俣へ。(ドローン写真)
2025年10月17日 09:18撮影 by  FC8671, DJI
10/17 9:18
左俣本流を進むと結構立派な滝があり、巻くのも大変そうなので、引き返して右俣へ。(ドローン写真)
ゴーロ主体の渓相をしばらく進むと、ナメが増えてきて悪くない感じ
2025年10月17日 09:48撮影 by  SCV41, samsung
10/17 9:48
ゴーロ主体の渓相をしばらく進むと、ナメが増えてきて悪くない感じ
7mの滝を登るtamoshima
この滝は右俣では最も登り応えも見応えもあった。
2025年10月17日 10:18撮影 by  SCV41, samsung
10/17 10:18
7mの滝を登るtamoshima
この滝は右俣では最も登り応えも見応えもあった。
5mハング滝は登れず、右から巻く。ずるずるの斜面と藪で、割と面倒。
2025年10月17日 10:19撮影 by  SOG02, Sony
10/17 10:19
5mハング滝は登れず、右から巻く。ずるずるの斜面と藪で、割と面倒。
良い感じのナメ小滝の連続になる
2025年10月17日 10:35撮影 by  SOG02, Sony
10/17 10:35
良い感じのナメ小滝の連続になる
紅葉も綺麗
2025年10月17日 10:37撮影 by  SCV41, samsung
10/17 10:37
紅葉も綺麗
火山特有の荒涼とした感じも良い。終盤はまたゴーロになり、適当に登っていくと登山道が脇に出てくるので、そこで遡行終了して渡渉点へ戻る。
2025年10月17日 10:41撮影 by  SOG02, Sony
10/17 10:41
火山特有の荒涼とした感じも良い。終盤はまたゴーロになり、適当に登っていくと登山道が脇に出てくるので、そこで遡行終了して渡渉点へ戻る。
渡渉点で助さんと合流し、今度は大倉谷を下降していく。惣滝の上にもそれなりに綺麗な斜瀑がある。
2025年10月17日 12:20撮影 by  SOG02, Sony
10/17 12:20
渡渉点で助さんと合流し、今度は大倉谷を下降していく。惣滝の上にもそれなりに綺麗な斜瀑がある。
2段7m斜瀑
2025年10月17日 12:22撮影 by  SOG02, Sony
10/17 12:22
2段7m斜瀑
3段13mナメ滝
2025年10月17日 12:26撮影 by  SOG02, Sony
10/17 12:26
3段13mナメ滝
惣滝の落ち口に着いた。目も眩むような高さだ。
2025年10月17日 12:28撮影 by  SOG02, Sony
10/17 12:28
惣滝の落ち口に着いた。目も眩むような高さだ。
立木を支点に、ロワーダウンで降ろされていく。
2025年10月17日 12:58撮影 by  SOG02, Sony
10/17 12:58
立木を支点に、ロワーダウンで降ろされていく。
滝が思ったより大きく、途中でロープを連結したので結構時間がかかったが、何とか滝下に到着。後続が降りてくるのを待つ。
2025年10月17日 13:33撮影 by  SCV41, samsung
10/17 13:33
滝が思ったより大きく、途中でロープを連結したので結構時間がかかったが、何とか滝下に到着。後続が降りてくるのを待つ。
降りながら見下ろすとこんな感じ。目指す温泉も見える。
2025年10月17日 13:34撮影 by  vivo X200 Ultra, vivo
10/17 13:34
降りながら見下ろすとこんな感じ。目指す温泉も見える。
温泉だ! しかも、40℃程度の適温、素晴らしい。
2025年10月17日 13:52撮影 by  SCV41, samsung
10/17 13:52
温泉だ! しかも、40℃程度の適温、素晴らしい。
しかも、湯船からの景観も素晴らしい。1時間近く長居してしまう。
2025年10月17日 13:58撮影 by  vivo X200 Ultra, vivo
1
10/17 13:58
しかも、湯船からの景観も素晴らしい。1時間近く長居してしまう。
下降再開すると、下流にも温泉が湧いていたが、ここは入浴するには狭そうだった。
2025年10月17日 14:59撮影 by  SOG02, Sony
10/17 14:59
下降再開すると、下流にも温泉が湧いていたが、ここは入浴するには狭そうだった。
権現滝から下は、ゴルジュになっている。通常の沢下降なら巻く所だが、キャニオニングらしい手法で、このゴルジュ内を突破していく。
2025年10月17日 15:03撮影 by  vivo X200 Ultra, vivo
10/17 15:03
権現滝から下は、ゴルジュになっている。通常の沢下降なら巻く所だが、キャニオニングらしい手法で、このゴルジュ内を突破していく。
権現滝。右岸にも滝があり、周囲は壁に取り囲まれていて、なかなかの空間。
2025年10月17日 16:07撮影 by  SCV41, samsung
10/17 16:07
権現滝。右岸にも滝があり、周囲は壁に取り囲まれていて、なかなかの空間。
権現滝の下の滝も下っていく。
2025年10月17日 16:22撮影 by  SOG02, Sony
10/17 16:22
権現滝の下の滝も下っていく。
権現滝の下の8m滝。ここでいったんピッチを切る。
2025年10月17日 16:28撮影 by  vivo X200 Ultra, vivo
10/17 16:28
権現滝の下の8m滝。ここでいったんピッチを切る。
さらに14m滝を下る。この滝は登れそうだが、この滝を登ったとしても、権現滝は登れず、窮地に陥るだろう。
2025年10月17日 16:40撮影 by  vivo X200 Ultra, vivo
10/17 16:40
さらに14m滝を下る。この滝は登れそうだが、この滝を登ったとしても、権現滝は登れず、窮地に陥るだろう。
暗くなる前にゴルジュを抜けて安堵。
最後は「河原の湯」という整備された無料露天風呂に浸かり、大満足。
2025年10月17日 16:49撮影 by  vivo X200 Ultra, vivo
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10/17 16:49
暗くなる前にゴルジュを抜けて安堵。
最後は「河原の湯」という整備された無料露天風呂に浸かり、大満足。
遡行図
2025年10月21日 23:04撮影
1
10/21 23:04
遡行図

装備

備考 ・ロープは80mスタティックを2本使用、余裕なし。90mなら余裕有り。
・ソールはラバー可
・酸性水により金属製品が錆びやすいので要注意

感想

【経緯】
 この週末は、前々からGORGE CLUBの鈴木助さんと同行しようという話になっていた。しかしこちらとしてはあまり明確な行きたいところもなかったので、尋ねてみると、惣滝とその下流のゴルジュが気になっているとのこと。自宅からはそこそこ遠いが、インターからは近いし、初めての妙高山という山域も興味深いので、大倉谷右俣の遡行と併せて行ってみた。

【感想】
 大倉谷の上部はまぁそれなりという程度の沢だったが、惣滝周辺は凄かった。自分史上最大落差の懸垂下降で巨瀑を下り、最高の温泉に入り、権現滝の圧倒的なゴルジュを下降、さらに再度温泉という、素晴らしいコースだった。
 これまでにも毒水沢香草温泉、大雪の岩間温泉、台湾の栗松温泉や四稜温泉等、様々な野湯に入ってきたが、ここはそれらの中でも最高のロケーションだと断言できる。
 前後も含め、こんな素晴らしいところを提案し、連れて行ってくれた助さんに感謝。キャニオニングの心得のある方には今回のルートがお薦めだが、そうでなくてもこの野湯へは行けるので、滝と温泉が好きな方は是非。


沢!大滝!温泉!紅葉!ゴルジュ!温泉!という順番で楽しめるロケーション最高の野湯アクティビティ。
とても良い1日であった。

また、助先生の鮮やかなキャニオニングロープワークが印象的だった。
沢登りのスタイルとして継続溯下降が好きなので、下降に選ぶ沢は「下降向きかどうか」を当然考えてしまうが、世の中には下降特化の技術が既に確立されている。
しっかり取り入れていけば、決して無謀ではない範疇で"攻め"の下降が叶うようになるだろう。
選択肢は多い方が良い。
そんな事も考えた良い1日であった。

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