小川山

- GPS
- 10:07
- 距離
- 261m
- 登り
- 53m
- 下り
- 32m
コースタイム
| 天候 | 一日目:朝のうち強風の晴れ、夕方になるに従い雲が増える 二日目:夜間小雨。朝は止んだが、9時くらいからポツポツ。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
「クラックがやりたい!」という山岳会メンバーでの第2回 クラック合宿@小川山。
7月の感触が良かったので、早々に開催を決めていた今回の合宿。
天気は微妙ですが「クラックなら大丈夫」という謎の自信から決行判断。
2025/10/18(土)
参加メンバー:jt0327、utag、tartlet、yachimayu
弟岩 ジョイフル・ジャム(5.8)
jt0327 & utag クラックルートの初リードRP、おめでとう!
混んでいると出来ないので、ここでクラックルートでのカムを使った敗退練習。
親指岩 小川山レイバック 1P目(5.9)
早々に、jt0327 & utag の2名、クラックリードのグレード更新!
jt0327のリードトライは「神がかってる?!」と下でみんながザワザワするほど安定していて、全く不安感がありませんでした。
utagは苦手な最下部をフェイスに逃げず、右足のジャムを駆使して突破してからは、安定の登り。
夜はナナーズで夕食を摂った後、ROOF ROCKで笹倉孝昭さんの講習を拝聴。
廻り目平に戻り、utagが差し入れてくれた日本酒を呑み比べ、早々に就寝。
2025/10/19(日)
参加メンバー:utag、tartlet、yachimayu
昼前には降りだしそうな予報だったが、朝一なら行けるでしょう!と妹岩へ。
妹岩 カサブランカ(5.10b)
utagがトップロープで登ったあたりで、霧雨がかって来たので下山を決める。
tartletの希望ルートが登れなくて、申し訳なかったです。
2日間とはいきませんでしたが、合宿終了。お疲れ様でした!
自分のきめたプロテクションが信じられるようになり、クラックが楽しめればよいなと思っています。
また、クラック行きましょう!
クラック練習その2として小川山へ。
初のリードでジョイフルジャムと小川山レイバックをRPできた!
相変わらずフルサポートいただいたyachimayuさんには本当に感謝!
【詳細】
7月にyachimayuさんに教えていただきクラックデビューしてから2度目の外岩クラック。
前回手応えのあったジョイフルジャムか愛情物語をRPするのと、できたら小川山レイバックもRPしたいと挑む。
当日7時集合したところ劇寒。…
フリースとレインウェアのみでいけると予想していたがすぐダウンを着込む。
ジョイフルジャムは7月にけっこう登り込んでリードの自信はついていたが、朝一だし寒いしで日和って、いきなりリードせずyachimayuさんにトップロープを張っていただく。
途中の体勢を少し忘れていたが問題なく登れたので2本目でリードトライし、クラックルート初のRP!
かなり手厚く登らせてもらっていたためカムを打つ位置もホールドも把握できていたし、yachimayuさん言う通りジャミングの形とそれに適した体勢がなんとなく分かってきていたのもあり登れた気がする。
続いてはそのままジョイフルジャムで撤退トレ。
手順は聞いていたがやってみると下側へのカムのセットが案外難しかったりビレイヤーのロープ操作を素早く行う必要があったりとやって分かったことが多かった。
撤退の基本手順は習得できたので自分でなんとかできる範囲が広がり嬉しい気持ち。
午後からは小川山レイバックへ。
またしても全く人がおらず貸切状態!
いきなりリードするかかなり迷ったが、確実にRPするためと言い聞かせてまたしてもトップロープを張っていただくw
個人的にはやはり下部が核心で、フットジャムの効きが甘く余裕があるとは言えない…
ただ前回よりは安定したしカムは決められると判断してリードトライすることとする。
僕の前にjt0327さんが素晴らしく安定した登りでRPしたため僕も続くぜ!と登り始めるも、やはり余裕などなくヒーヒー言いながらなんとか下部を突破。
テラスで大休止後、最後の乗っ越しに取り掛かると、疲労からかいつもは最後に一歩入れていたフットジャムをすっかり忘れておりバタバタと這い上がることに…
jt0327さんの登りとえらい違いだがRPはRPなので登れてよかったと思うことにするw
夜はナナーズ夕食からのルーフロックでギアについての講演会受講、テントで酒盛りして就寝。
2日目は天気が微妙なので早めに行動開始しカサブランカを触らせてもらう。
三度yachimayuさんにトップロープを張っていただき取り付くが、フットジャムが痛すぎて5mくらいしか登ってないのにテンション…
フットジャムメインだからかクラックの幅が広めだからか、どう足を突っ込んでも痛い…
すぐに擬似リードはやめ登ることに専念するがもはや一歩上がってはテンションという牛歩状態、核心手前の斜度が高くなるあたりではもうどうにもならず両手カムA0モードでなんとか這い上がる…
めちゃくちゃ時間をかけてなんとかトップアウトし、これは芽がないと判断して即座にトップロープ回収。
もう少し戦えると思ったんだがなぁ…
長々とビレイしてもらったtartletさんには感謝だ。
その後他のルートを見学してうろうろしていると小雨が降ったり止んだりの状態になったため撤収。
結局ほぼ僕しか遊んでないような状況で申し訳ない。
テーピング貼ったり靴下を変えたり、最終的にはシューズを変える等、フットジャムの痛み対策をせねば…
ともあれ、無事クラックのリードデビューできたのは素直に嬉しい。
手厚くサポートいただきまくったyachimayuさんには本当に感謝してもし切れない。
今度はyachimayuさんの課題メインで来ましょう!
ありがとうございました!
【忘備録】
・撤退時のクライマーの手順
①上のカムにテンションをかける
②下のカムにPAS
②'下のカムが遠い場合はカムを追加しロープをクリップしてからPAS
③ 一瞬自分で立ってビレイヤーにテンションを抜いてもらい上のカムを外す
④下のカムでテンション
⑤ ②〜④を繰り返す
・②'で追加したカムにクリップするのを忘れがちなので注意
・位置の調整やゆっくりテンションでいい場合等様々なのでクライマーが正確に指示する
・ビレイヤーは④のテンションをなるべく素早く行う
・ビレイヤーのロープ操作は、足場によるがしゃがむ/立つを含めた操作よりも手のみでの操作の方がスムーズかも
・「弾切れ」とは撤退できるカムしかない状況でありカム0になる前に判断しなければならない
・クラックは多少雨が降ってもフェイスほど影響は出ない
7月の小川山クラックトレ(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8419467.html )のメンバーで二回目の合宿。個人的には、学んだこと、できるようになったことも多かったものの、悔しさの残る結果となりました。。再びお付き合いいただいた、yachimayuさんには本当に感謝。今度は悔いが残らないように、頑張りたいです。
以下、徒然なるままに。
・7時集合、テント張ってから弟岩へ。前回他のメンバーは初日にやっていた、ジョイフルジャム(5.7)へ。
・3人が先行して登っているときにはスルスル登っているように見えたものの、実際に自分がやると、最初はどこをどう登れば良いのか分からずアワアワ。2回テンションをかける。ハンドジャムが使える位置や、足置きのアドバイスをもらって、なんとかトップアウト。
・2回目もトップロープで。2回目は足置きの場所や手が効く位置が分かっていたので、初回とは比べ物にならないくらいスムースにトップアウトできた。
・3回目は撤退練習も兼ねるということで、初めてのことを2つ一緒にやるのはちょっと・・・と思って、リードで登るのをやめてしまった。が、結果的に(途中フットジャムができてなくて落ちかけたけど)登れたので、初リード成功のチャンスを逃してしまっただけだったような。。
・リクエストさせてもらった撤退練習。前回も話は聞いてイメージは何となくわかっていたものの、実際にやってみるとロープをかけ忘れたり、あわあわ・・・何事も必要になる前に練習が必要。
・午後は小川山レイバックへ。何故か今回も誰もいなくてラッキー。他の二人はトップロープありの疑似リードで順調にトップアウトするのに、私はしょっぱなから安定しない。以下のメモに書いていたような基本的な動きが甘くてハンドジャムが安定しなかったのと、クラックだけで登ろうとしてしまった(外の壁を使おうとしてなかった)のが敗因の大きなところか・・・。一回足が外れてしまい、ギリギリのところでハンドジャムで止まる。が、そのタイミングで左手がずれ、多分そのときにかなり強く手の甲をこすってしまったんだろう。ジャムを決めようにも、どうにも痛くなってしまい、テラスを前にギブアップ。悔しいかぎり。。結局あとでテーピングを外してみたところ、痣などにはなっていないものの、明らかに分かるほど腫れてしまっていて、これ以上はこの週末はクラックは無理になってしまった。。
・よく考えると、クラックトレの前に、少しでもジムで練習しておくべきだった。。なかなか練習できない環境とはいえ、チャンスはあったのに。
・というわけで、2日目は完全にサポート役に。それでも、utagのトライを見ていて勉強になることも多く、得られるものはあった。次回は自分でもチャレンジしたい。
・一応フェースができる道具を持って2日目に向かったものの、いつ雨が降ってもおかしくない状況で、トップアウトできるか怪しい課題に手を出すのもアレなので、撤退。撤退してすぐに本格的に降り出したので、良い引き際だった。
【メモ】
・ハンドジャムは逆手は高いところなら効くが、低くなるとひねる力が加わらなくなり、効かなくなる。一度逆手で決めても、順手に差し替えたほうが体を上げたときには効く。
・ハンドジャム、脇を締める。へそをクラックに近づけるイメージじゃないと。腰が離れると、手や足に負担がかかりまくる。
・小川山レイバック、下部はハンドジャム/フットジャムに頼るのではなく、左壁を拾ったり、右側に体を押し付けるなど、分散させるようにしないと。
・ジョイフルジャム、うまく拾っていけば、フットジャムは最低限で済む。2発目のカムは右の岩を使って足を乗せてOK(体の正面にクラックがないと、カムが打てない)。クラックに足を入れるときは、踏むのではなくジャムを決めるようにすること。
・撤退は、まずセルフを下のカムにつけた上で、カムのスリング部分やセルフを持って(持つ場所がカムに近いと手が挟まる)、ビレイヤーに緩めるようにコール、カムを外したらすぐにビレイヤーにロープを張ってもらう(カムのビナを外すのは後で)。下のカムにセルフが届かないときは、手の届く位置に打ち足す。打ち足した場合はロープをビナに掛けるのを忘れないこと。最後のカムは、地面から手が届く場所なら地面まで降りてから回収。そのとき、降りる前にセルフを外しておくことを忘れないこと。
・日曜日未明に雨は降ったが、意外に岩は濡れてなかった。諦めちゃいけないもんだな。
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jt0327



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