記録ID: 8833399
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無雪期ピークハント／縦走
東北
烏帽子山
2025年10月18日(土) [日帰り]
秋田県
Ssakana
その他6人
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 07:22
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 900m
- 下り
- 898m
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日帰り
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:26
距離 8.3km
登り 900m
下り 898m
7:57
71分
湯ノ沢温泉
9:08
9:17
18分
上院内林道
9:35
65分
木材伐採跡地
10:40
39分
高清水
12:52
56分
高清水
13:48
14分
木材伐採跡地
14:02
14:12
71分
上院内林道
15:23
湯ノ沢温泉
湯沢10名山に選定されている烏帽子山に，湯ノ沢温泉の登山口から往復。登り始めの30分は，ところどころにピンクテープがあるものの，踏み跡がわかりづらい上に，草の根をつかんで登るような急勾配。尾根上地形に出た後は，ルートを見間違わずにすすむことが出来る。熊対策で笛を吹きながら登るも，上院内林道に交差する手前で最後尾を歩いていた人が熊が登山道を横切るのを目撃。上院内林道と交差してからしばらくは，木材伐採のための重機用の作業道を歩いた。伐採跡地を過ぎたあたりから紅葉（黄葉）が目立ち始める。靴底を水平に置けなかったり，靴を置く場所が狭いところでは慎重に通過し，最後はアップダウンがあるものの，3時間半弱で一等三角点の烏帽子山の頂上に到達。頂上からは，鳥海山や甑山をのぞむことができた。頂上で昼食後，急勾配だったり，滑りやすかったりするところは時間をかけてゆっくり下山。ところどころ獣臭がするので，笛を吹いたり，ホー，ホーとみなさんで声を出しながら下山。下山途中から雨が降り始める。伐採跡地あたりからいったん止むが，最後の急勾配は，ほぼずり落ちるように下りてようやく湯ノ沢温泉に着いた。下山後は湯ノ沢温泉で日帰り入浴（入浴料1人500円）。この日の登山者は私たちのグループのみで，他の登山者は見当たらなかった。紅葉や山々の景色を楽しむことが出来た一方で，登山道の現状や雨で思った以上に疲労した。まだ凍結の時期ではないが，急勾配で滑りやすい足元の対策として，チェーンアイゼンを使用するのも有効。ただ，上院内林道に車を乗り入れて烏帽子山の頂上を目指せば往復で2時間から2時間半ほど歩く時間を短縮することができる。
| 天候 | 曇りのち雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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登山口にある湯ノ沢温泉の日勝館。朝7時半の時点では玄関が閉まっていたので，前晩は宿泊客がなかったのかもしれない。
湯ノ沢温泉付近の登山口。登山口の標高は310m。頂上まで標高差644mとなる。
湯ノ沢温泉・日勝館に渡る橋。湯ノ沢川を渡る。湯ノ沢川は，すぐ下流の院内で雄勝川に合流。雄勝川と院内川が横堀で合流して雄物川となる。
10/18 8:00
湯ノ沢温泉・日勝館に渡る橋。湯ノ沢川を渡る。湯ノ沢川は，すぐ下流の院内で雄勝川に合流。雄勝川と院内川が横堀で合流して雄物川となる。
湯ノ沢温泉からの登山道の様子。まっすぐゆくと湯ノ沢川にぶつかってしまうので，ピンクテープを頼りに右側にそれて登ってゆくのが正解。
10/18 8:02
湯ノ沢温泉からの登山道の様子。まっすぐゆくと湯ノ沢川にぶつかってしまうので，ピンクテープを頼りに右側にそれて登ってゆくのが正解。
湯ノ沢川。湯ノ沢川にぶつかってしまえば，現在の登山道から外れたことになる。引き返して登り口を探す。
湯ノ沢川。昔はしばらくこの湯ノ沢川沿いを進んでいくルートも利用されたという。
湯ノ沢川から戻り，ピンクテープがついているところを登ってみる。登山道であるという自信が持てない。
ヤブなのかルートなのかよくわからないところを直登してゆくことに。
ところどころにピンクテープがあるので，まずはピンクテープをたどる。
イワウチワの葉。最初の急登斜面を登って尾根地形に出たあたりに群生。春先はイワウチワの花の群落となっていると想像できる。
エリマキツチグリ（襟巻土栗）。ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属のキノコ（菌類）。別名：エリマキツチガキ。外皮の内装が割れて襟巻きのようになる。
10/18 8:37
エリマキツチグリ（襟巻土栗）。ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属のキノコ（菌類）。別名：エリマキツチガキ。外皮の内装が割れて襟巻きのようになる。
大きめの見事なサワモダシ。サワモダシかどうかの見分けも自信ないが，かなり大きいのでサワモダシのうちのオニナラタケか。
登山道のところどころにある登山道の標識。比較的新しい。登山道のところどころで笹の刈り払いがされているので，地元の方かどなたかが整備されているのが見て取れる。
10/18 8:49
登山道のところどころにある登山道の標識。比較的新しい。登山道のところどころで笹の刈り払いがされているので，地元の方かどなたかが整備されているのが見て取れる。
登山道の標識板。風化してなく，新しい。ごく最近つけられたものか。
上院内林道が見えた。コル状の地形のところで林道とぶつかるので，林道まで坂を下る。
上院内林道。上院内林道を横切り，向かいの通路をすすむ。向かいには伐採用の作業道が続いている。標高540m。
上院内林道の入り口側。上院内林道は森林管理署の湯沢支所の管轄らしい。前日に電話をかけてみると，現在，上院内林道は終点まで通行可能という。
10/18 9:10
上院内林道の入り口側。上院内林道は森林管理署の湯沢支所の管轄らしい。前日に電話をかけてみると，現在，上院内林道は終点まで通行可能という。
上院内林道の奥側。林道の路面に不安はあるが，ここまで車で来て烏帽子山頂往復も可能。湯ノ沢温泉からここまでほぼ1時間の歩行なので，ここまで来れば登山時間を片道1時間短縮できる。
10/18 9:10
上院内林道の奥側。林道の路面に不安はあるが，ここまで車で来て烏帽子山頂往復も可能。湯ノ沢温泉からここまでほぼ1時間の歩行なので，ここまで来れば登山時間を片道1時間短縮できる。
ヒイロチャワンタケ（緋色茶碗茸）。ピロネマキン科ヒイロチャワンタケ属のきのこ。別名：ベニチャワンタケ。英語ではOrange-peel Fungus。
10/18 9:20
ヒイロチャワンタケ（緋色茶碗茸）。ピロネマキン科ヒイロチャワンタケ属のきのこ。別名：ベニチャワンタケ。英語ではOrange-peel Fungus。
ヒイロチャワンタケ。杉の木材伐採の作業通路上の土の上にたくさんあった。
ヤマウルシ（山漆）。ウルシ科ウルシ属の落葉低木。ウルシかぶれの炎症の原因は樹液・葉汁に含まれるウルシオール。漆器の表面に使われるウルシの樹液の固化は，ウルシオールの化学反応によって生じる。
10/18 10:00
ヤマウルシ（山漆）。ウルシ科ウルシ属の落葉低木。ウルシかぶれの炎症の原因は樹液・葉汁に含まれるウルシオール。漆器の表面に使われるウルシの樹液の固化は，ウルシオールの化学反応によって生じる。
紅葉するヤマウルシの葉。漆器の表面に使われるウルシの樹液の固化は，ウルシオールの化学反応によって生じる。
コシアブラ（漉油，金漆）の黄葉。コシアブラはウコギ科コシアブラ属の落葉小高木ないし落葉高木。別名：ゴンゼツ（金漆）。
コシアブラの黄葉。コシアブラの葉は秋に黄葉すると，透き通ったような独特の淡い黄色になる。
登山道のところどころにある登山道の標識。ここは高清水と呼ばれる標高900m地点。
烏帽子山の頂上標識。『秋田の山登り50』（奥村清明，無明舎出版，2000年）によると，烏帽子と名のつく山や森は全国に75山あり，秋田県には烏帽子岳が2山，烏帽子山が2山あるという。
10/18 11:21
烏帽子山の頂上標識。『秋田の山登り50』（奥村清明，無明舎出版，2000年）によると，烏帽子と名のつく山や森は全国に75山あり，秋田県には烏帽子岳が2山，烏帽子山が2山あるという。
烏帽子山の頂上山名標識。標高954m。TBSラジオの周波数がAM954kHzなので標高が覚えやすいと同行者で話題に。
烏帽子山頂上の一等三角点。この雄勝烏帽子山は，麓の横堀からだけでなく，大曲あたりからも遠望できるという。
烏帽子山の山頂で赤く紅葉するカエデ。ミネカエデの黄葉は黄色であるが，赤く紅葉しているので，これはコミネカエデか。コミネカデの花はミネカエデの花より小さい。
10/18 11:21
烏帽子山の山頂で赤く紅葉するカエデ。ミネカエデの黄葉は黄色であるが，赤く紅葉しているので，これはコミネカエデか。コミネカデの花はミネカエデの花より小さい。
烏帽子山頂上より鳥海山。登り途中では雲に覆われてすそ野しか見えていなかった。
ツタウルシ（蔦漆）。ウルシ科ウルシ属の落葉のツル植物。ブナ林や暖温帯上部に生育し，気根を出して他の樹木の幹などをよじ登る。
ヒトツバカエデ（一葉楓）。ムクロジ科カエデ属の落葉小高木ないし落葉高木。別名：マルバカエデ。同じ株に雄花と両性花が出る雄性同株。
10/18 12:37
ヒトツバカエデ（一葉楓）。ムクロジ科カエデ属の落葉小高木ないし落葉高木。別名：マルバカエデ。同じ株に雄花と両性花が出る雄性同株。
ヒトツバカエデ。カエデの仲間であるが切れ込みのない大型の丸い葉が特徴。黄色に黄葉。
高清水。風化して文字がよく読めない。右側の「水」の文字は何とか読める。標高900m。
オオバクロモジ（大葉黒文字）。クスノキ科クロモジ属の落葉低木。
上院内林道。帰路はこの正面の急斜面を登ってゆく。往路もここを下りてきた。
こんな時期にイワウチワが咲き残っていて驚いた。葉だけ見ているとイワカガミかイワウチワかわからなかったが，イワウチワと確認。
登山道の標識。ここまでは尾根地形。ここから湯ノ沢温泉へと尾根と谷の間の急斜面を下りてゆく。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
調味料
飲料
ガスカートリッジ
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
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