石老山(奇岩の道〜ねん坂)


- GPS
- 06:22
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 780m
- 下り
- 760m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:22
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
返り:さがみ湖MORI MORI前〜相模湖駅 約7〜8分 240円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登り下りともに急坂のザレあり、滑りやす土の路面など、それなりに注意が必要。 |
その他周辺情報 | さがみ湖MORI MORIに隣接して「うるり」という日帰り温泉あり 土日祝は1,100円 |
写真
感想
4年前のコロナ禍の時に訪れた石老山。
その時も奇岩の道から下山を考えていたところ、通行止めとなっていたため、四年越しの宿題を片付けに行ってきました。
筑波山、表妙義、御在所岳などなど、奇岩をあちこちで見てきて、気になっていた石老山の奇岩の道。
ようやく見ることが出来ました。
岩が苔に覆われて鮮明には見えない物も多く、少し他より地味な感じでしたが、それでもこんな大岩が出来た過程を想像すると、なかなか楽しめました。
一つ二つ、というのはそれこそあちこちの山でも見かけますが、巨岩が林立(乱立?)している地帯は知っているのは前述した山くらいで(他にもたくさんあると思いますが)、ここもそのように連続して見れるので、巨岩好きな方(笑)にはお勧めコースです。
スタート時は晴れてたのに次第に雲が多くなってきて曇り空に変わってしまいました。
ここ2週間くらい、断続的に不整脈が出ており、出だすとその日は治まらない、ということが多く、恐る恐るの山行となり、いつもより倍位の時間をかけて歩きました。
幸い山頂までは問題なかったものの、山頂で休んでると出だして少し不安になりましたが、その後、大明神に着くまでのアップダウンをこなして何故か治まってくれました。普段はデスクワークなので動かない日が多いのでなるのか、動いた方が調子良くなる、そんな気もします。
その後もゆっくり下山して、あと少しで林道に出るという地点で、熊鈴を忘れた(もしかしたら落とした)ことに気付き、取りに戻るか思案した結果、戻ることにしました。
取りに戻ってもないかも知れませんが、取りに戻らず後悔するより、戻っても無い方が諦めが着くと思った次第です。
この日は熊鈴を鳴らしてる人が多く、時折ホイッスルを鳴らしている人も居て、皆さん昨今の熊の事故増加に伴って熊対策をされてるなぁと思い、普段なら私も日帰りでも小さいのを鳴らしてたと思います(この時点で失くしてたやつ)。
ただ、この日は人と時折会うし、いつもなら感じる熊が居る雰囲気や気配を全く感じなかったので、熊鈴を着けずにいました。とりあえず怪しい雰囲気や気配を感じるようになったらすぐに着けれるようにペットボトルホルダーに鳴らない状態で引っ掻けていましたが、これがいけませんでした。
おそらくお茶を飲んだ時に落としたか、または大明神展望台で飲んだ時に熊鈴を置いてペットボトルを取り出して、そのまま忘れてきてしまったか。おそらく後者だという推測に行き着き、だったら戻ろうと決めたのでした。
31年前に渓流釣りを始めた時に買った物で、当時800円、今でも千円程度の安物なので、諦めてもという選択肢もあったのですが、思案してるなか、思えばこれまでずっと山に入る時はいつもこいつと一緒だった。数々の熊遭遇経験があったけど、結局はこいつが鳴ってきたことで救われてきたのではないか? というかけがえの無い愛着のある物だと気付かされたのでした。
そう考えが落ち着くと、いても立ってもいられなくなって、相方さんには悪いけどザックを置いていくのでそこで待っていてもらうことにして、ダッシュして下りてきた急坂を登り返しました。
時刻は14:36。
落としたら絶対に気付くはず、きっと大明神展望台でお茶を飲んだ時に自分でよけて置いたのを出発する時に忘れたのだとこの時は確信していました。
いつも出発する時は立ち上がって歩きだす前に必ず振り返って確認するのですが、この日も振り返ったものの、ちゃんとその場に視点を合わせて見てなかったことも気になっていたのでした。
登り返すこと18分、14:54に大明神展望台に戻って来れました。で、やはり私を待ってくれていたように木のテーブルの上にちょこんと、予想通りあったのでした。一度は諦めることも考えたものの、やはり戻ってきて良かった、そう思えた瞬間でした。
ここまでダッシュで登り返して心拍数も上がったはずなのに、不整脈が出ない! 心臓病だったら絶対こんなことが出来る訳ない、というもう一つの心配事も同時に払拭された気がしました。やはり普段のデスクワークがいけないのでしょう。
ともあれ無事に熊鈴を裏切ることをせずに済んで、今度はまた下山をしないと時刻は14:54。日が短くなってきた秋の山は、樹林帯は既にやや薄暗くなってきています。登り返しでは誰ともすれ違うことなく、戻ってきた展望台にも誰も居ません。少し怪しい雰囲気を感じてくる時刻でもあるので、下りは熊鈴を鳴らしながら、かけ下りました。
そして15:06、下りを12分で戻ってくることが出来ました。
戻ってきたら相方さんがラジオ(?)を大音量で鳴らしてます。どうしたのか聞いたら、
待ってると近くの斜面にガサガサと音がして、見ると動く黒い動物がこちらを見ていることに気付いたとのこと。
しかしよくよく見てみるとタヌキだと分かり安堵したものの、熊は増えているし山続きでどこに出てきてもおかしくないので、スマホで大きな音量で音楽を鳴らしてたのでした。誰も通らなくなって薄暗くなってきてる山に一人で残された方も怖いというのも分かります。待たせていた相方さんには恐縮しきりでした。
というハプニング(自業自得(^_^;))もありましたが、無事に下山することが出来ました。
後半の忘れ物の顛末は自分の自戒のためにも克明に記してしまいました。
最後までお読みいただいた方には感謝いたします。ありがとうございました。
コメント
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石老山って中学生の頃から知っている名の山ですが、一度も訪ねたことがないです。
こんなに奇岩怪石が続くコースがある山なんですね。「そのうち行きたい山リスト」に追加しておきます。
さて熊鈴、値段じゃなくて愛着ですよね! 捜しに戻ったのは良い判断でした。あって良かったですね。私は出発時に車のトランク下の地面に熊鈴を置き忘れ(買ったばかりの泣きたい値段)、登山者の善意を信じて20分戻るのを惜しんだ結果、見事に消え去っていました。まだ愛着の湧く前で渋々諦めもつきましたが。
不整脈は心拍数が高い方が出にくいらしいですよね。じっとしている時の方が気になるのは、自律神経の乱れが主因の場合が多いようです。(心拍数が上がっている状態では単に自覚しにくい場合もあるように思いますが。)でも登山中の不整脈は心筋梗塞に繋がり得るので、やはり注意して心拍数を有酸素運動の範囲内に抑えるようにすべきらしいです。・・・現実には難しいですね。
私は木曜日にまた24時間ホルター心電計検査をしてもらいます。医師に話して、心電計を装着したまま近場の山に登って不整脈を調べることに。(不整脈を再現するための無理はしないで!と医師からはきつく言われていますが
ついでですが、今月初旬に発売されたGoogle Pixel Watch 4では、心電図測定機能が認可されました。AppleWatch よりは安いですが、それでもいいお値段なので・・・検討中です。
ありがとうございます😄
石老山、是非お勧めします。この辺もヒルが出るらしいですので、秋〜春が良いかと思います。
いーぐるさんの熊鈴のこと、レコ覚えてます。残念なことでしたね。高そうなやつほど持っていかないと思うのですがそうじゃないと思う人も居るのが切ないですね。
不整脈の件、24時間ホルター検査されるんですね。その時にそこそこの症状が出るといいですね、というのも変な話ですが、原因が分かるといいですね。治療が必要なのか薬で抑えられるのか、気にすることなく過ごせるのか、はっきりさせることが出来るといいですが。
Google Pixel Watch 4、ネットで見ましたが、なかなかのお値段ですね。
私もいつか登山中に心臓関係のことで今より悩まされる時が来るでしょうから、日頃からスマートウォッチで心拍数のこと気にしながら過ごしたいと思います😊
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