ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8822143
全員に公開
ハイキング
丹沢

過去記録トライアル版 蛭ケ岳 2004年初冬の丹沢最高峰 日帰り登山

2004年12月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
20.1km
登り
1,797m
下り
1,830m

コースタイム

日帰り
山行
10:40
休憩
1:50
合計
12:30
6:00
20
スタート地点
6:20
6:30
190
9:40
9:50
50
堂平分岐
10:40
10
三峰分岐
10:50
11:00
20
11:20
11:40
20
12:00
40
12:40
20
13:00
20
13:20
0
13:20
14:00
0
14:00
60
15:00
50
15:50
16:10
0
16:10
0
16:10
100
三峰分岐
17:50
20
18:10
20
18:30
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2004年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
4時起床。
八王子を車で朝4時15分出発 ⇒ 宮が瀬ダム湖畔三差路 ⇒ (ヤビツ峠林道) ⇒ 塩水橋
塩水橋、及びゲートの所に駐車スペースが20台ほどあります。
コース状況/
危険箇所等
塩水橋の駐車場のある脇道(キュウハ沢林道)へゲートをくぐり、舗装された林道を薄明るくなった黎明(れいめい)状態の中を進みます。
つり橋の手前10mにある登山口。このカメラでは、この薄暗さでは、自動焦点が定まりませんでした。
1
つり橋の手前10mにある登山口。このカメラでは、この薄暗さでは、自動焦点が定まりませんでした。
薄暗い植林地帯の中を登っていくと天王寺峠に至ります。
ここからは、だらだらと天王寺尾根を進んでいきます。
1
薄暗い植林地帯の中を登っていくと天王寺峠に至ります。
ここからは、だらだらと天王寺尾根を進んでいきます。
2番目、3番目と立て続けに鹿よけ柵を越えると、植林地帯ともお別れです。
1
2番目、3番目と立て続けに鹿よけ柵を越えると、植林地帯ともお別れです。
植林地帯を越えると急に明るくなり美しい林となります。
落ち葉に埋もれた登山道を、ひたすら尾根の中央をたどっていきます。

マイカーでしか登れない天王寺尾根は、登山者が極端に少なく登山道は極めて不明確です。
1
植林地帯を越えると急に明るくなり美しい林となります。
落ち葉に埋もれた登山道を、ひたすら尾根の中央をたどっていきます。

マイカーでしか登れない天王寺尾根は、登山者が極端に少なく登山道は極めて不明確です。
堂平分岐指導標識
1
堂平分岐指導標識
木々の間から見え隠れしていた丹沢三ツ峰、右から本間ノ頭、円山木(えんざんぎ)ノ頭、太礼(たれい)ノ頭が、よく見渡せました。
1
木々の間から見え隠れしていた丹沢三ツ峰、右から本間ノ頭、円山木(えんざんぎ)ノ頭、太礼(たれい)ノ頭が、よく見渡せました。
ガレ場には、荒れた階段やクサリ場あります。やせ尾根なので気持ち足がすくみます。スリルを味わうつもりで、慎重に登っていきます。
1
ガレ場には、荒れた階段やクサリ場あります。やせ尾根なので気持ち足がすくみます。スリルを味わうつもりで、慎重に登っていきます。
丹沢のガレ場に有りし
困難さ
朽ちし階段、崩れし足場
1
丹沢のガレ場に有りし
困難さ
朽ちし階段、崩れし足場
三峰分岐指導標識
長かった天王寺尾根もここまでです。あと200mで丹沢山到着です。ここからは、天空の階段を上ることになります。
1
三峰分岐指導標識
長かった天王寺尾根もここまでです。あと200mで丹沢山到着です。ここからは、天空の階段を上ることになります。
早朝のみやま山荘のある山頂に着くと、小グループ2組ほどいただけで、ひっそりとしていました。

35年前に来たときは、山頂にまで美しいブナ林が広がり鹿が2頭ほどいました。

今みる光景は、佐賀県の吉野ヶ里遺跡の発掘現場のようで、鹿もいません。

ここまで荒れたら、山頂を覆うビジターセンターを建設して、地酒のどぶろくと野趣豊かな鹿なべをだしてはどうでしょうか。スキヤキみたいでうまいとか聞きます。
2
早朝のみやま山荘のある山頂に着くと、小グループ2組ほどいただけで、ひっそりとしていました。

35年前に来たときは、山頂にまで美しいブナ林が広がり鹿が2頭ほどいました。

今みる光景は、佐賀県の吉野ヶ里遺跡の発掘現場のようで、鹿もいません。

ここまで荒れたら、山頂を覆うビジターセンターを建設して、地酒のどぶろくと野趣豊かな鹿なべをだしてはどうでしょうか。スキヤキみたいでうまいとか聞きます。
丹沢の鹿は生息地を追われて、鳥獣特別保護区域に位置する塔が岳から蛭が岳の稜線に生息しているそうです。
1
丹沢の鹿は生息地を追われて、鳥獣特別保護区域に位置する塔が岳から蛭が岳の稜線に生息しているそうです。
実は、丹沢には、鹿が異常繁殖して4000頭が、生息(2004年当時の頭数です)。というわけで、まさに登山道は鹿牧場の中!

鹿の糞臭い匂いが、稜線一帯に立ち込め、笹原には、幾筋も獣道ができています。
1
実は、丹沢には、鹿が異常繁殖して4000頭が、生息(2004年当時の頭数です)。というわけで、まさに登山道は鹿牧場の中!

鹿の糞臭い匂いが、稜線一帯に立ち込め、笹原には、幾筋も獣道ができています。
不動の峰指導標識と同休憩所
案内板によれば、奈良時代に丹沢を開山した山岳仏教徒の道場があったそうです。

手前の休憩所で昼食:カレー味のカップヌードルと石井スポーツで買ったビーフカレーを賞味しました。 
2
不動の峰指導標識と同休憩所
案内板によれば、奈良時代に丹沢を開山した山岳仏教徒の道場があったそうです。

手前の休憩所で昼食:カレー味のカップヌードルと石井スポーツで買ったビーフカレーを賞味しました。 
ここまでくると、遮るものがなく、蛭が岳がよく見えました。
1
ここまでくると、遮るものがなく、蛭が岳がよく見えました。
南面の木々についた樹氷が、桜の花のようにピンクがかりきれいですねぇ。
2
南面の木々についた樹氷が、桜の花のようにピンクがかりきれいですねぇ。
先の不動の峰から鬼ガ岩までは笹原が続きます。
1
先の不動の峰から鬼ガ岩までは笹原が続きます。
棚沢ノ頭
丹沢山から来た尾根道はぬかるんでいたりして、ズボンのすそは泥だらけになっていました。やはり丹沢にはスパッツは欠かせないようです。
1
棚沢ノ頭
丹沢山から来た尾根道はぬかるんでいたりして、ズボンのすそは泥だらけになっていました。やはり丹沢にはスパッツは欠かせないようです。
鬼ガ岩
 鬼ガ岩を、蛭が岳から見ると鬼に見えるそうです。

 鬼ガ岩までくると遠くに見えていた蛭が岳は目前で胸がたかなります。ここからは、険しいクサリ場をグイグイくだります。注意して、下りましょう。
2
鬼ガ岩
 鬼ガ岩を、蛭が岳から見ると鬼に見えるそうです。

 鬼ガ岩までくると遠くに見えていた蛭が岳は目前で胸がたかなります。ここからは、険しいクサリ場をグイグイくだります。注意して、下りましょう。
蛭が岳
 ここからは、360度遮るものがないので、大パノラマが望めました。
2
蛭が岳
 ここからは、360度遮るものがないので、大パノラマが望めました。
眼下に、宮が瀬ダムも望めました。
2
眼下に、宮が瀬ダムも望めました。
小屋で飼っているぺぺという人懐っこい犬は、パンとかチョコボールが好物だそうです。ご免、わんちゃんに、あげるものが、有りません。

神奈川県最高峰と言う事で蛭が岳山荘の登山記念バッジを、自分へのクリスマスプレゼントに買いました。 
2
小屋で飼っているぺぺという人懐っこい犬は、パンとかチョコボールが好物だそうです。ご免、わんちゃんに、あげるものが、有りません。

神奈川県最高峰と言う事で蛭が岳山荘の登山記念バッジを、自分へのクリスマスプレゼントに買いました。 
富士山が雲の向こうに薄っすら見えました。
2
富士山が雲の向こうに薄っすら見えました。
頂上会った人は、同じ八王子の住民でした。駐車場から登山口までは、車に積載してきた自転車を漕いで来たとか。手には2本登山用のストック。これを使うと、倍の登山力がつくとのことです。普段は景信山に登っているそうです。

初冬の笹の尾根たどり
蛭が岳
あが住みし地を眺め語りし
2
頂上会った人は、同じ八王子の住民でした。駐車場から登山口までは、車に積載してきた自転車を漕いで来たとか。手には2本登山用のストック。これを使うと、倍の登山力がつくとのことです。普段は景信山に登っているそうです。

初冬の笹の尾根たどり
蛭が岳
あが住みし地を眺め語りし
丹沢山
 蛭が岳で出会った八王子から来た登山者が、追いついてきました。すっかり、薄暗くなって冷えてきた山頂で暖かなコヒーを3人で分かちました。ここで、ヘッドランプを装着しました。
2
丹沢山
 蛭が岳で出会った八王子から来た登山者が、追いついてきました。すっかり、薄暗くなって冷えてきた山頂で暖かなコヒーを3人で分かちました。ここで、ヘッドランプを装着しました。
三峰分岐
 階段を駆け下りました。
1
三峰分岐
 階段を駆け下りました。
ガレ場
 薄暗い中をスリップに注意しながら下りました。
1
ガレ場
 薄暗い中をスリップに注意しながら下りました。
天王寺峠
 天王寺尾根を駆け下るうちに、尾根の終点にたどり着いてしまいました。
1
天王寺峠
 天王寺尾根を駆け下るうちに、尾根の終点にたどり着いてしまいました。
本谷橋(登山道入口)から塩水橋までを、2時間コースを1時間5分で駆け下りたことになります。これで、12時間にわたる蛭が岳登山は幕を閉じました。
2
本谷橋(登山道入口)から塩水橋までを、2時間コースを1時間5分で駆け下りたことになります。これで、12時間にわたる蛭が岳登山は幕を閉じました。

装備

個人装備
ヘッドランプ デジタルカメラ アルカリ電池 コッフェル ガスコンロ ホイスル ツエルト シート 手袋
備考 登山道はドロドロなので、ロングスパッツは、必要です。

今回の登山では、プリムスのコンロを使いました。超小型、超軽量な概観に似合わず、家庭用のコンロに匹敵する3600kcalという強力な火力。体が疲れたり冷えたりしたときには、暖かい飲み物が一番。冬季登山においては、低温下でも、確実な点火と十分な火力が得られる事は、とても有り難いです。

感想

登山当時は、ヤマレコもなく、道迷いに拠る遭難が、多い時期でした。
当時は、中高年者の遭難も多く、捜索している家族が発見に至らず、困惑しているケースが多かったころです。

登山口には、そういった捜索協力を求めるポスターに遭遇することがありました。

その当時の携帯電話では、丹沢山を不動の峰側に下りた地点でやっと通じる程度でした。そのため、どこからでも通話を見込めるアマチュア無線は登山者にとって命綱だと考えていました。懐かしいです。

古い登山記録を最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。せっかく訪問して頂きましたが、写真の原画がなくて、お見苦しい限りでございますが、どうか、ご容赦ください。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:46人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら