大蛇倉山・高天原山⛰️



- GPS
- 06:43
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 885m
- 下り
- 890m
コースタイム
天候 | 雨☔ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
昇魂之碑までは整備されている。 そこからはピンクリボン🎀があるが一部藪漕ぎ有り💦 |
写真
感想
※日本史上最悪の航空事故で、単独機の事故としては世界史上最悪の航空事故ともなっている日航ジャンボ機墜落事故のお話があるのでお気にされる方は閲覧注意です!
私が中学1年生の時に起きた日航ジャンボ機墜落事故。当時テレビはどのチャンネルでも凄惨な状況を放送していました。東京に住んでいた時のことなので御巣鷹の尾根を地図で見ることが出来てもあまりはっきりと場所が分からずにいました。おっさんになってから長野県に住み、山登りを始めて西上州の山々に登る際に車を走らせていると「御巣鷹の尾根 〇km」の看板を見かける様になりました。山登りが好きでも事故現場ということになると気にはなってはいましたが中々足を向けることが出来ずにいました。別の山行の際に山岳会の前会長Fさんにお話すると慰霊登山をされたことがあるということなので私も連れて行って欲しいとお願いしました。Fさんのお誘いで集まったメンバーは複数人。同じ様な気持ちでいらっしゃったのかもしれません。
事故は御巣鷹の尾根で起きたとされていますが実際の御巣鷹山はそこから離れた場所にあり、高天原山の山中で事故が起きました。そのため御巣鷹山に向かうと違う所に行ってしまうので注意です。事故の影響からか付近の群馬県多野郡上野村の道やトンネルはとても立派な物でした。登山口は整備された駐車場がありカウンターで人数を確認していました。登り始めから熊除けの鐘がありルート上にも沢山設置されていました。登るにつれてイロハニホヘトや数字で場所が特定出来る様になっていました。それぞれの場所にはお花や故人の名前が書いてある物が置いてありました。沢山ある状況から事故の大きさがひしひしと伝わってきました。日航機が落ちたとされる場所の「昇魂之碑」や遭難者遺品の埋設の場所、故人の写真やメッセージが置かれている小屋、焼け焦げている「沈黙の木」、事故当時に捜索活動の目印とした「×岩」など来てみないと分からない場所が一杯ありました。それらを通り過ぎる度に事故を忘れないでと言われている気がしました。もうこの様な事故は絶対起きて欲しくないと思いました。
事故の話はこれくらいにして登山自体のことを以下に記します。
昇魂之碑の横を通って大蛇倉山を目指しますがそこまで整備されていたルートが一変し細い踏み跡を登り斜面も段々と角度がついていくので休み休み登りました。雨が降っている影響か生えているきのこが生き生きしていました。辿り着いた大蛇倉山の山頂は樹木に囲まれていて展望はありませんでした。木に見晴らし台と案内板がついていたので向かいましたが霧で真っ白で何も見えませんでした。
次に向かったのは高天原山。石楠花やシダ系植物の藪の間にある細いルートを通ることになります。倒木が沢山あり、障害物競争の様なルートを進んでやっと高天原山の山頂に着きました。山名板には別名「蟻ヶ峰」と記載がありました。山頂からは南相木村でマルチを使った畑を眺めることが出来ました。
山名がある場所はここまででしたが周回して「U字溝」と呼ばれる日航機の機体が事故の時に尾根に当たり、凹んでいるとされる場所に向かいました。そこには「U字溝」の案内板とケルンがあり、ケルンの上には日航機の機体のパーツと思われるものが乗っていました。まだ回収されていない物があるのかと思うとゾッとしました。
その後は気をつけて下山したのですが、登っているルートとの合流場所が最初の熊除けの鐘の場所だったことにはびっくりしました。
駐車場に戻るとレンタカーやバスが止まっており天候は優れなかったですが三連休初日に慰霊に訪れた人が沢山いらしたことがカウンターからも分かりました。
帰路にメンバーの提案で慰霊の園にも寄りました。そこには日航機墜落事故の慰霊塔があり、三角形のモニュメントが並んだその先に昇魂之碑があるそうです。登山が難しい方でもこちらなら慰霊に訪れることが出来ると思います。
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