【静岡】愛鷹山〜位牌岳<周回>


- GPS
- 07:55
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,258m
- 下り
- 1,255m
コースタイム
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:17
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
舗装された広々とした駐車場 簡易トイレ(1台)は洋式 ※2 トイレ清掃で早期ゲートopenとなったのか8時前に通過できた。 ※1 駐車場約1.3Km手前の「富士エースゴルフ倶楽部」入口先にあるゲートは17時〜8時閉鎖とされているので注意(ゲートから5分弱で公園駐車場)。 ゲートは金属ポール+チェーンの方式(簡易すぎて往路で気づかず) ※2 到着時にはシルバーセンターの方が清掃中。その後、利用させていただき大変綺麗だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・トイレ清掃を行っていた方に熊の状況をお聞きしたら目撃情報などは無いが、熊鈴は鳴らした方が良いとの助言をいただいた。 今夏の北海道から帰ってからは「高い音の鈴」+「カウベル」のダブル。 ・滑りやすい赤土の斜面や木の根の露出があり慎重な歩みを要求される個所があった。 ・馬場平〜袴腰岳辺りは赤布が無いので踏み跡をしっかりと見極める必要がある(地図も確認)。 |
写真
山中の通行禁止範囲に周回後半で通過する「桃沢橋」が含まれるように赤枠で囲われている。後半で引き返すことになると精神的ダメージと下山予定時間に不安があるので、時計回りに変更して、まずは「桃沢橋」偵察をすることとした。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
トレランシューズ
ザック
行動食770Kcal
飲料(スポドリ1500ml・水1000ml)
熊鈴
笛
計画書(compassも登録済)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
スマホ
時計地図
タオル
ストック
カメラ
雨具上
レジャーシート
ファーストエイドキット
ツェルト
アプリ(山と高原地図・コンパス・GPS・ヤマレコ)
ココヘリ
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共同装備 |
在宅者用アプリ(いまココ)
|
感想
愛鷹山塊の南側の山、最高峰の越前岳は6年ほど前に登頂したが、(名称)愛鷹山にも登頂しようと計画を温めていたもの。関西遠征の帰りに組み込み、天気も良く実現した。
以前から計画していたコースは「水神社」を起点としたものでしたが、改めての事前確認で一部道路の通行止め( https://www.momozawa.fun/information/7920/ & ※1)の情報を見つけ、土地勘が無く、カーナビに頼り切りの身としては上手く回避できるか自信が無かったため、もう一つの登山口駐車場である「長泉町森林公園」を起点とした計画に変更しました。
※1 「水と緑の杜公園から愛鷹水神社へ向かう道路」の通行止めは解除(2025.10.3長泉町)
但し、こちらは「富士エースゴルフ倶楽部」入口上にあるゲートが17時〜8時まで閉鎖(※2)ということでしたので、ゲート8時通過で駐車場8時10分着として計画作成。
※2 ネットの登山口情報だけでなく、山と高原地図(2013年版)にもゲート開放時間が明記されているので信憑性の高い情報として認識しました。
実際は、7時半過ぎにゲートを通過(往路ではゲートそのものに気が付かず ※3)し駐車場に到着しました。先行車1台は既に出発されたのか人気無し、もう一台はシルバーセンターの車で丁度、簡易トイレの清掃をされていました。この清掃のためにゲートが時間前に解放されたのかは確認するのを忘れました。
※3 帰路でゲートは視認しましたが、林道に良くある鉄製のゲートでは無く、街中の駐車場などにも良くある丸い金属ポールと鎖といった簡易なものでした。
山中では、袴腰岳手前で唯一の人間に遭遇(スライド)。若い女性だったが「本日初めて人に会いました!」と声を掛けてもらい。何だかんだ情報交換をして離れていこうとしたら、「この先、蜘蛛の巣が凄いですよ」と教えていただいた。その方は駐車場に3台目として停めたとのこと。
下山後の駐車場には朝の1台目は既に無く、朝には無かった地元県ナンバーの1台が停まっていたので、スライドした方の車かもしれない。
車での下山前に、立ち寄る温泉などを改めて確認しているうちにもう一台の車が駐車場に入ってきて、その車から降りた方が地元県ナンバーの1台に移った???
3台目は私より先に下山して既にいなかったのかもしれません(離れていたので、山中で会った方かは判明せず)。
話しを戻して出発の準備をしながらシルバーセンターの方に「熊状況」を伺うと、数年前に目撃情報があったが、写真が残っている訳でもないので警戒はしていないが、熊鈴は鳴らした方が良いとの助言をいただきました。熊スプレーは車に置いて、熊鈴+カウベル装備としました。
ちなみに、駐車場の簡易トイレは1台ですが、綺麗な洋式でした。
トイレは、駐車場から歩き始めて10分程の林道分岐にある和式(比較的綺麗)が最後です。
駐車場1段上にあるハイキングマップ等と一緒に一部通行禁止の案内が地図上に示されていた。「桃沢橋〜つるべ落としの滝」までのルートということだと認識していたが、地図上の囲いでは「桃沢橋」そのものが含まれているようにも見えた。計画ルートは反時計回りに位牌岳〜袴腰岳〜愛鷹山と回って桃沢橋を渡って戻ってくるものなので、「桃沢橋まで下ったところで周回不能」ということにでもなれば精神的および体力的にも厳しいため、計画を時計回りに変更し、「桃沢橋を確実に通過できること」を確認するルートとした。
結果、何の問題も無く桃沢橋を通過できた。
参考までに、桃沢橋手前に案内されていた「つるべ落としの滝」への案内図および入口には何の警告も無かった・・・私が単に心配症なだけ・・・ということになるのか(※3)
※3 自治体の案内は「通行禁止」変わらず。また、事前に見たヤマレコの記録では「つるべ落としの滝まで通行禁止となっているが調査に行ってきた」といったものもあり公開されている。24年末の記録だが、写真を見ても、かなり危険に見えるのでやはり行くべきでは無いと強く思う。
さて、駐車場からスタートして最後のトイレから林道を時計回りに進む(下る)。駐車場から約200m、標高645m程度まで下ってからは登り基調になる。洗堀の進んだ林道だが歩くのには支障が無い。桃沢橋も支障なく渡れた。橋の上流側も下流側も大きな岩がゴロゴロしているので、(初めて見たのでいつのことかは分からないが)かなりの水量で流されてきたものと思われる。順調に進んで、柳沢橋の手前を愛鷹山へと誘導される。頂上まで2時間と書き直されている。少しの間ガレ場が続いて歩き難いが、ふと視線を上げると「ルリタテハ」が岩の上で羽を休めている。間も無く駐車場から約80分で駐車場標高レベルに戻った。ガレ場が終わって歩き易いと思ったら、直ぐに枯れ沢の渡渉を繰り返す。両岸に赤布は当たり前で、ロープも渡してあるので渡渉位置を誤ることは無いが・・・渡渉箇所まで降りる斜面が急だったり、木の根に頼って岩を上り下りしたり、頭と身体を使いながら先に進む。とにかく赤布が導いてくれる。沢を離れて広い尾根にも一直線の赤布が導いてくれる。途中赤土のやや急斜面には補助ロープがあって、安心。愛鷹山山頂までの最後の標高差100mはふくらはぎの鍛錬になった。
山頂部に到達して振り返ると「富士山」が見えた。中腹や側方に雲はあったが、山頂部はしっかりと見えた。雲は穏やかに流れている。このまま下山しないで眺めていようかと思わせる感覚に囚われたが、一等三角点も確認したので馬場平を経由して袴腰岳へと進む。
ここからは赤布は無く、人間の作った踏み跡には若草が生え、周囲と異なる色で道を示す。四方に踏み跡があるが、鹿の獣道と思われる。鹿のフンのマーキングも多い。藪にこそなっていないが、両側から草木が迫る。
残念なことに「馬場平」の標識を見逃す。
袴腰岳手前で山中では本日初めての人間(女性)とスライド、「本日、初めての人です」と声を掛けられ、聞かれてもいないのに(舞い上がったのか?)「桃沢橋は通れたので周回可能」などと勝手な情報を提供。スライド直後に振り返って「一服峠辺りは蜘蛛の巣だらけでした」との情報をいただく。「蜘蛛の巣払ってくれたんですね」とジョークを言ったつもりだが、通じたのか・・・無言だった(笑)。
※蜘蛛の巣はしっかりと払われ全く支障なかった(感謝)。
袴腰岳は登山道の途中のポイントのようでピーク感が無かったので、裏手のやや小高い場所に足を運んでおいた。
途中、「長泉町標高最高地点」といった石柱を見て約10分で位牌岳山頂に到着。残り0.5Kmと書かれた指導標に「位牌岳(愛鷹山)」と書かれていたのが気になった(※4)。位牌岳の山頂には「思い出ノート」があった。カメラ台もあったが、残念なことに周囲の眺望は無い。
※4 愛鷹山塊は複数のピークの集合体で、広義には越前岳(1504,2m)、位牌岳(1457,5m)、愛鷹山(1187,5m)などを含めた山塊全体を指すが、狭義には愛鷹山(1187,5m、一等三角点峰)を指すもので、標高は越前岳の1504mが採用されている。位牌岳にも愛鷹山と呼称があるのは、複数の主峰の一つという意味なのか、愛鷹山塊の中央に位置するからなのか?謎だった。
駐車場までは意外と長く2時間強の道のりだった。
ほぼほぼコースタイム通りの山行だった。
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