しまなみ海道サイクリング(今治→尾道)

- GPS
- 05:05
- 距離
- 78.6km
- 登り
- 1,012m
- 下り
- 1,009m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 5:05
| 過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関:
自転車
|
写真
感想
※ 2019年のサイクリングの記録です。別のSNSで公開していましたが、サイトの閉鎖によりヤマレコさんに引っ越しさせて頂きました。
「しまなみ海道」は広島県尾道市と愛媛県今治市の間の瀬戸内海に浮かぶ6つの島を7つの橋で結んだサイクリングロードです。距離は70kmです。速い方でしたら往復可能な距離です
島と橋を尾道から順に並べると以下のようになります。
広島県尾道市
↓
(橋1)尾道大橋(おのみちおおはし) 長さ386m
↓
(島1)向島(むかいしま) 島内走行距離 11km
↓
(橋2)因島大橋(いんのしまおおはし) 長さ1270m
↓
(島2)因島(いんのしま) 島内走行距離 12km
↓
(橋3)生口橋(いくちばし) 長さ790m
↓
(島3)生口島(いくちじま) 島内走行距離 14km
↓
(橋4)多々羅大橋(たたらおおはし) 長さ1480m
↓
(島4)大三島(おおみしま) 島内走行距離 6.5km
↓
(橋5)大三島橋(おおみしまばし) 長さ328m
↓
(島5)伯方島(はかたじま) 島内走行距離 4km
↓
(橋6)伯方・大島大橋(はかたおおしまおおはし) 長さ1230m
↓
(島6)大島(おおしま) 島内走行距離 14km
↓
(橋7)来島海峡大橋(くるしまかいきょうおおはし) 長さ4105m
↓
愛媛県今治市
橋を渡る時は西瀬戸自動車道の脇に設けられた歩行者や二輪車用の道を進みます。橋を渡り切ると島内の一般道を進みます。島内の一般道は海沿いの場合もあれば、内陸の峠道を走る場合もあります(実際には掲載したGPSログを拡大してご確認ください)。また橋はいずれも海上からかなり高い位置にあるため、一般道から橋に入る際には登り坂になります。サイクリストへの配慮のためか、二輪車専用のこの坂はいずれも長く緩やかになっています。
サイクリングロードには自転車道を示す青いペイントがあります。またペイント上には目的地である今治または尾道までの残りの距離が1km毎にペイントされています。まず道に迷うことはないと思います。ただし海道を最短で結ぶ「メインルート」以外に、やや遠回りになるが景観や観光地を楽しむ別ルートを設定されている個所が複数あるようです。そういう場所では青いペイントが複数に分岐しているところもありますので要注意です。ちなみに自転車道を示す青いペイントは今では全国で見られるようになりましたが、ここが発祥の地だそうです。
さて今回はメインルートを今治から尾道へ向けて走りました。今治の宿はam6:00に出発しました。今回利用した宿は今治駅近くの「喜助の湯」、簡易宿泊可能なスーパー銭湯です。宿泊料は平日であれば一般のビジネスホテルの半額程度。ロードバイク専用ロッカーが用意されているサイクリストに優しい場所です。ここから8km程度走ると、最初の橋「来島海峡大橋」です。橋を渡り始めた時に日の出を迎えました。この橋は海道の中で最も長い橋で4kmあります。朝日を受けながら快適に走りました。
橋を渡り終えると最初の島「大島」です。海道の中では島内の走行距離が長く、かつほぼ内陸部を走行します。そして海道中、もっとも標高が高い「宮窪峠」(79m)があります。今治スタートの場合は序盤ですのでさほどの苦労もなく峠越えできますが、尾道スタートの場合は終盤と言うこともあって苦労される方もいるようです。峠を越えて宮窪漁港に出ると残りは海沿いです。
これは街道のどの島についても言えることですが、海岸線をひたすら走っていると、やがて前方にこれから渡る橋が姿を現します。この瞬間が結構楽しいです。やっと次の島に渡れるぞ、という感じです。
現れた伯方・大島大橋を渡り終えると、次は"伯方の塩"で有名な「伯方島」です。街道中、最も小さい島で、かつ島内の走行距離も短いです。海岸線を少し走ると、やがて次の橋「大三島橋」が現れます。この橋は街道中では珍しいアーチ橋です(つり橋ではない)。
橋を渡って「大三島」の海岸線沿いをしばらく走ると、国内最大の斜張橋「多々羅大橋」が見えます。個人的には街道中、最も美しい橋と思います。主塔部から斜めに張られたケーブルが見事です。また背景の生口島観音山との調和が良い感じです。そしてこの橋の中央には広島県と愛媛県の県境があります。
生口島の海岸線を抜けると次は「生口橋」です。多々羅大橋を少し小さくしたような感じの斜張橋です。橋を渡ると因島に入ります。因島は海岸線沿いは一部だけで大半は内陸部を走ります。途中で何度か曲がったり道を横断したり、ちょっとした峠を走ったりします。
そして因島から因島大橋を渡ると最後の島「向島」になります。因島大橋は上が車道、下(橋の内部)が歩行者や二輪車道路となっている珍しい構造の橋です。向島は最初は海岸線沿いの綺麗な道を走りますが、後半は内陸の市街地を走ります。市街地を走ると左手にサイクリストはここからは渡し船に乗るよう促す看板が現れます。それらを無視しそのまま市街地を通り抜けると次の橋「尾道大橋」が現れます。
一般にサイクリストが尾道、向島間を移動する方法は3通りあるようです。
1) 尾道⇔向島間の渡し船を利用する。
2) 自転車を車載して尾道に来た人は車で向島へ渡り、向島運動公園の無料駐車場を利用する
3) 尾道大橋を自転車で渡る
推奨されているのは 1) のようです。ただし 1) や 2) は時間に制限があるようです(深夜や早朝の時間帯は利用できなさそうです)。
私は往路(尾道→今治)の際、早朝に尾道大橋近くの駐車場に車を停めて 3) で渡りましたので、その都合上復路も 3) を使いました。
橋の歩道は極端に狭く自転車での通行はできません。よって車道を通行するのですが、橋の上は路側帯がないため、車に追い越される際に危険を伴います。橋の長さは386mですので、車の流れが途絶えた時に一気に渡り切れる脚力がある方であれば大丈夫と思います。
橋を渡り切ると本州です。楽しかったしまなみ海道も終わりです。終わり近くになって感じたのは「あと少しでゴールできるぞ」ではなく「あぁ、間もなく終わってしまう」(名残惜しい)という思いでした。
今回はほとんど寄り道せずに走り抜けた感じですが、いずれゆっくり時間をかけて再度走ってみたいと思います。
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