大悲山・桑谷山



- GPS
- 05:10
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 866m
- 下り
- 884m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
桑谷山東峰から西峰へは藪漕ぎ。大悲山周辺は踏み跡少ない。 |
写真
感想
「大悲山、なんちゅう物悲しい名前やねん」とずーっと昔から思っていたこの山。一度登りたいと思っていたのですが、ついに行く機会が訪れました。
改めて調べてみると、名前の由来は、「(観音の)大いなる慈悲心」から来ているとのこと。(ウィキペディア 峰定寺のページより)実は全然物悲しい名前ではなく、修験道・仏教の聖地としての輝かしい名前でした。失礼しました。
実は過日、弥山と大峰山に登ってきたのですが、ここ大悲山は、「北大峯」とも呼ばれる修験道の聖地らしく、古には山上ヶ岳(大峯山)と対を成す場所だったようです。
なんか最近、修験道に縁があるなあということで、山歩き修行を兼ねて、途中にある桑谷山東峰・西峰と合わせて登ってきました。
桑谷山東峰及び、その先にある大悲山手前の高圧鉄塔までは、電線メンテナンスのため、電力会社特有の階段や、トラロープなどが設置されており、踏み跡も比較的分かりやすく、一部若干危険な急登箇所などもありますが、迷うことは少なく歩けるかと思いますが、最後の高圧鉄塔から大悲山山頂までは、極端に踏み跡が分かりづらくなり、また、尾根及び尾根別れがだらだらで判別しにくいため、迷いやすいと思います。自分たちも最後の鉄塔のあと、二度ほど進む尾根を間違えました。
「あれ?なんかおかしいな」と思った直後に、初めてヤマレコの道迷い警告も発動。他の方の軌跡もそこで途切れて戻っているらしいのが分かり、「山アプリ、やっぱり便利だなあ」と思いました。
なお、大悲山からの戻りに行った桑谷山東峰から西峰は、踏み跡はあるもののヤブに覆われているところが多く、藪漕ぎルートと言えます。歩く人も少ないようで、藪がどんどん繁殖している感じです。
東峰近くから西峰まで、倒れてしまって今は役に立っていない鹿よけネットがずーっとあり、これを目安にすると、それを設置した際につけた道であろうものや踏み跡を見つけやすいです。
ただ、道中は眺望もほとんどなく、西峰に行った&藪漕ぎ修行をしたという感しかありませんので、藪漕ぎに慣れていない方や、ルートファインディングに自身のない方などには、個人的には全くおすすめいたしません。
そんな訳で、桑谷山東峰まではなかなかの登り、そして大悲山までは出発地点と同じ高さほどのなかなかの下り。戻りは再び桑谷山まで登り直しての下りと、何箇所かある高圧鉄塔周辺の眺望と、時に訪れる大杉やあすなろの大木以外は植生に大きな変化もなく、「観音の大いなる慈悲は一体どこに・・・」と嘆くほどの、なかなかにきつい、修行にはもってこいのコース。さすが修験道の霊山と言える山でした。ありがとうございました。
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