沢上谷 (ソウレ谷)


- GPS
- 06:36
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 710m
- 下り
- 714m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:36
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※現在、県道89号(飛騨・そま街道)は全面通行止 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・コンディション: 水量少なめ ・滑り: ほぼなし,水流や乾いたところはラバーソール◎,黒苔はとても滑る ・携帯電波: 電波アリ=駐車スペース/林道,沢内はほとんど入らない,脱渓したあと県道89号沿いにKDDIと楽天モバイルのアンテナがありそこは電波が入る ・体感グレード: 1級上/II ・沢内他パーティ: 1PT(7人?記録: https://yamare.co/8740026 ) ・登山届: Compass, 山岳仲間共有 ・生き物: アブブヨは見かけず,蚊のような羽虫多め,蜘蛛の巣時々(特に山犀滝までのルート),リスとカエルとヘビを見た,逆にシカ糞やシカ害の跡などは全くなし ・計画: めぐもぐ 岐阜県高山市上宝町、高原川支流のこの沢。飛騨の奥地にあるが、俗に言う「デート沢」として有名。 もちろん核心は読み方。国土地理院地図および現地看板でも「沢上谷」と書いて『そうれだに(ソウレダニ)』。 全体通して沢内はキツイ登り降りがほとんどなく、快適に遡行できる。 駐車地点から入渓点までの道は舗装路で、歩きやすい。歩き始めに崩落箇所2箇所あり。地面は片付いているが崖上に土砂が押し寄せてきている。時々道に、以前落ちてきたであろう岩が転がっている。 一般的な入渓点よりも少し前に出てくる綺麗な5mほどの滝が「トヤの滝」。その滝上から滑床が見えたのでそこから入渓。そのまま橋の下を進んだ。 ・五郎七滝 [ごろしちたき] 手前の滝一つ目は左壁にフィックスロープあり。二つ目は右側を登るか左岸の巻道を使う。五郎七滝の手前は少し傾斜の強めな滑だがラバーソールが効くので問題なく歩ける。右岸にトラロープあり。往路は簡単だが、復路(降り)が怖い。フリクションを信じて。 ・山犀滝(岩洞滝)[さんさいだき/いわぼらだき] 出合いから山犀滝までの間は大きめの岩や小滝などが続く。この沢内でここだけ渓相が違う。水流の裏まで続く踏み跡があり、水流裏からの滝見も可能。 ・蓑谷大滝 [みのたにおおたき] 非常に大きな滝だが、釜はほとんどない。釜まで普通に行ける。 少し戻って左岸に巻道あり。ピンクテープも多め。踏み跡は明瞭だがたくさん踏み跡があるので迷う。とにかく頭上に見える岩壁まで適当に踏み跡を選んで登るイメージで。岩壁に突き当たると壁沿いに非常に歩きやすい道(ここはクライミングのゲレンデとしても整備している方がいるそう)があり、その道を登っていくとピンクテープがあり沢床に降りるためのフィックスロープがある。ダイナミックロープとトラロープの2本が最後まで程よくかかっていて十分に使えるので複数人でも割とサクサク降りられる。斜度はとても強いので、フリーで降りるのは怖い。懸垂下降で降りるのも良さそう。ここだけ「デート沢」ではない。 蓑谷大滝より上はきれいな滑が続き、左右両方に滝がかかる二俣に出る。右の大きい方が沢上谷本流。右壁にフィックスロープあり。ラバーソールが効きフリクションで登るが、高さもあり斜度が強いので初級者には上からロープを出す方が良さそう。滝上にはフィックスロープがかかっているペツル支点が2つある。 そのあとは脱渓点までずっとのどかな滑が続く。まさにデート沢。左に赤い橋が見える二俣を右に行くと、その先すぐ橋が見えてその橋横から脱渓。詰めもなく快適。 計画ではそのまま県道89号を歩いて降りる予定だったが、地形図を見ながら降りていくと、良い感じにショートカットできそうな尾根があったのでその尾根から降りて入渓点手前までダイレクトにいくことができた。薄く踏み跡がある程度の尾根で、尾根状は少し広いので地形図読みは必要。 |
その他周辺情報 | 各滝の名前がヤマレコ登録/地名Wikiデータは正しくないようで、この記録内及び地名Wikiは、以下の飛騨山脈ジオパーク推進協会ページを元に修正しました。 https://hidasanmyaku-gifu.jp/hidageo/archives/1277/ |
写真
装備
個人装備 |
ココヘリ
雨具
サングラス
ザック
昼食
行動食
非常食
飲料(ハイドレーション)
地図(地形図ダウンロード)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
充電器
スマホ/GPS
スマートウォッチ
筆記用具
ファーストエイドキット/常備薬
携帯トイレ
保険証
ナイフ
沢靴
グローブ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー数本
スリング数本
セルフビレイコード
アッセンダー
ハンマーバイル
|
---|---|
共同装備 |
ロープ(8mm×30m)
特小無線機
ツェルト
アクションカメラ
|
感想
やってきました、有名なデート沢!
奥飛騨という場所柄もあり有名だけど意外にみんな来にくい場所。ナメをかなり堪能できました!
米子沢みたいに行く先が見えてるわけではないので、意外に飽きずに長距離のナメ歩きができました。
今回は舗装路歩きが長いことから、久しぶりにサワタビではなく、サワークライマーを履いてきたんですが、久しぶりすぎて特に沢内歩きで足裏感覚がなくて苦労しました。
谷川らへんでよく見る黒苔が水流に生えていて、それはモンベルのアクアグリッパーの唯一の弱点でもあるということもあり、水流を登っていても何度かスリップして転びそうになったりはありましたが、まぁトータルではラバーの方が歩きやすいと思います。
僕的にはあまり冒険感がなかったので、帰りに計画外の尾根から帰れたのが楽しかったです。特に難しいことはなかったのですが、あまり踏み跡のない場所を地形図見ながら歩くのが好きなんだと改めて思いました。
唯一の問題は、自宅松本から、ここへ向かう途中で速度違反の取り締まりを喰らい赤切符をもらったことぐらい。免停だ。。。デートは、大変です。みなさんも気をつけて。
数ヶ月前にmont-bellあづみの店で買い物した際、店員さんに「沢上谷はいい沢でしたよ」とオススメしてもらい、「変わった名前の沢だなぁ」と気になっていたので行ってきました。
いまだに漢字で見るとパッと沢の名前が言えないくらいに漢字と読み方が頭の中で繋がりませんw
今は入渓点まで車で入れないので往復の歩く距離が長くなりますが、歩きやすい舗装路で程よいトレーニングになりました。
蓑谷三滝という三つの滝はどれも大迫力!それぞれがどうしてこの地形になって、こんな大きな滝ができたのか、、、同じ山域なのに全然違う表情の滝を眺めると地球はすごいなぁと思います。一見の価値あり。
そして本当にナメがすごい!きれい!想像以上のナメ!ナメの出血大サービス!ナメ沢が本気出した。と、沢内でずっとはしゃいでました。
今まで行ってきた沢の中で、私史上1番のナメでした。写真では伝わらない…。米子沢のナメとは全く違う。自分的にはこっちの方が好み。
3つの大滝とナメのギャップがすごく面白い沢でした。詰めがないのもオススメのひとつですね。
沢のグレードで言うと、確かに優しいとは思いますが、それでも一歩間違ったらすごく危険な箇所はありますので、初心者だけのパーティでは行かないでください。
俗に言う「デート沢」?らしいですが、気軽にデートで連れてこられて蓑谷大滝の高巻きをさせられたらブチ切れると思う😇
やっくん、松本暮らしで免停は詰んでるね!!ガンバ!
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