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Yamareco

記録ID: 8717265
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アルパインクライミング
奥秩父

小川山涸沢岩峰群トラバース

2025年09月22日(月) [日帰り]
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juqcho その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:06
距離
4.6km
登り
574m
下り
579m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:04
休憩
0:03
合計
7:07
距離 4.6km 登り 574m 下り 579m
7:58
1
スタート地点
8:05
8:06
407
14:53
14:54
4
14:58
5
15:03
2
15:05
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
ところどころにボルトやハーケンがあったりしますが、基本的にNPで登るルートです。たとえ容易なグレードがつけられているピッチでも、的確にランナーをとれないとメンタルの強さを試されることになるのでそのつもりで。
花豆下部スラブ。どこでも登れそうに見えて、取り付いてみたら足の置き場に神経を使うのはスラブあるある。
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花豆下部スラブ。どこでも登れそうに見えて、取り付いてみたら足の置き場に神経を使うのはスラブあるある。
花豆上部スラブ。左のクラックから右上。
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花豆上部スラブ。左のクラックから右上。
核心部とされる第一岩壁(5.8)。このバンドを左に7-8mトラバースしてからクラックを登る。
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核心部とされる第一岩壁(5.8)。このバンドを左に7-8mトラバースしてからクラックを登る。
クラックはこのサイズ。ここも「なんだ、寝てるじゃん」と思ったらハマる。キャメロット#4が有効だった。
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クラックはこのサイズ。ここも「なんだ、寝てるじゃん」と思ったらハマる。キャメロット#4が有効だった。
第二岩壁。ここはリードさせてもらった。5.6とグレーディングされているが、後続の相方曰く「普通に難しかったです」。スモールサイズのカムを持っていないとピナクルの上でランナーがとれず怖い思いをすることになる。
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第二岩壁。ここはリードさせてもらった。5.6とグレーディングされているが、後続の相方曰く「普通に難しかったです」。スモールサイズのカムを持っていないとピナクルの上でランナーがとれず怖い思いをすることになる。
涸沢4峰1P目。快適。
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涸沢4峰1P目。快適。
涸沢4峰2P目。正面のクラックから右上。
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涸沢4峰2P目。正面のクラックから右上。
4峰のてっぺん近くのリッジ。映えポイント。
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4峰のてっぺん近くのリッジ。映えポイント。
天空のカレーパン。
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天空のカレーパン。
行く手には次に目指す涸沢3峰。
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行く手には次に目指す涸沢3峰。
その手前のコルに向かって懸垂下降(クライムダウンも可能)。
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その手前のコルに向かって懸垂下降(クライムダウンも可能)。
次は涸沢3峰だが、ここで迷ってしまった。3峰に向かって進み、行く手右寄りに階段状の斜面が見えたのでここを登ってみたものの、その先が続かないために懸垂下降で戻り、手前から左へ回り込んでみた。
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次は涸沢3峰だが、ここで迷ってしまった。3峰に向かって進み、行く手右寄りに階段状の斜面が見えたのでここを登ってみたものの、その先が続かないために懸垂下降で戻り、手前から左へ回り込んでみた。
回り込んだ先から見上げた構図。ここは私がリードさせてもらったが、どうやら正解は「最初に見た階段状の斜面を左上にトラバース」だった模様。
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回り込んだ先から見上げた構図。ここは私がリードさせてもらったが、どうやら正解は「最初に見た階段状の斜面を左上にトラバース」だった模様。
涸沢3峰2P目。ちょっとややこしいところもあるが、おおむね快適。
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涸沢3峰2P目。ちょっとややこしいところもあるが、おおむね快適。
向こう側に見えているリッジが事実上の最終ピッチである涸沢3峰3P目。相方のヘルメットの上側にハンドクラックが見えているが、ジャミングではなくこの周囲のホールドをレイバック気味にうまく使って一段上がる。あとはリッジを進むだけ。
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向こう側に見えているリッジが事実上の最終ピッチである涸沢3峰3P目。相方のヘルメットの上側にハンドクラックが見えているが、ジャミングではなくこの周囲のホールドをレイバック気味にうまく使って一段上がる。あとはリッジを進むだけ。
涸沢3峰のてっぺん。これで登攀は終了となる。
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涸沢3峰のてっぺん。これで登攀は終了となる。
10m懸垂下降して、下でアプローチシューズに履き替えた。
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10m懸垂下降して、下でアプローチシューズに履き替えた。
樹林の中の歩き。
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樹林の中の歩き。
歩きのままで涸沢1峰の頂上に到達(2峰は登らない)。右奥に見えているのは金峰山。
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歩きのままで涸沢1峰の頂上に到達(2峰は登らない)。右奥に見えているのは金峰山。
涸沢1峰の一段下がったところから懸垂下降開始。
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涸沢1峰の一段下がったところから懸垂下降開始。
お隣の壁を見ると、だいたいどういうところを下ることになるか理解できる。
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お隣の壁を見ると、だいたいどういうところを下ることになるか理解できる。
懸垂下降1P目。トポには30mとあるが25mくらいで岩の上に立てた。
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懸垂下降1P目。トポには30mとあるが25mくらいで岩の上に立てた。
懸垂下降2P目。
見下ろした構図。
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見下ろした構図。
60mロープの折り返しではここまでしか届いていなかった。ただし懸垂下降時には体重がかかってロープが伸びるので、かろうじて降りることができた。ここでギアをすべてしまい、駐車場まで徒歩40分ほどで戻った。
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60mロープの折り返しではここまでしか届いていなかった。ただし懸垂下降時には体重がかかってロープが伸びるので、かろうじて降りることができた。ここでギアをすべてしまい、駐車場まで徒歩40分ほどで戻った。

感想

整体リハビリ通いと自宅でのストレッチを真面目に続けていても一向に治らない首肩背痛(病名としては「頸肩腕症候群」)のために9月に入ってからジムにも行けていない状態ですが、あまりにも岩に触っていないのでどこか易しいマルチピッチで癒されようと出かけた先は、小川山の「涸沢岩峰群トラバース」。8月に登った「屋根岩トラバース」の兄弟ルートで、付き合ってくれた相方もそのときと同じです。

さすがに全ピッチをフォローしたのではこのルートを登ったことにはならなくなってしまいますが、かと言ってこの状態でリードするのは危険を伴うので、前回と同様につるべは諦めて比較的容易なピッチだけ譲ってもらうスタイルとしました。

登り終えての感想としては「屋根岩トラバース」よりもこちらの方がはるかにスッキリとしていて気持ちよく、とっつきやすい印象です。ただ写真のキャプションにも書いたように涸沢3峰の取り付きで迷ってしまい、ここで1時間ほど空費したのが残念。まあ、そうした点も含めてアルパイン的と言っていいのかもしれません。

詳細な記録はこちらです。→ https://climb.juqcho.jp/2025/20250922.html

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