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Yamareco

記録ID: 8697819
全員に公開
沢登り
大雪山

屏風岳(新大函ノ沢〜ニセイチャロマップ第一川)

2025年09月18日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:34
距離
19.4km
登り
1,273m
下り
1,282m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:24
休憩
0:11
合計
10:35
距離 19.4km 登り 1,273m 下り 1,282m
4:44
306
スタート地点
9:50
10:00
318
15:19
ゴール地点
天候 曇り→晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス ニセイチャロマップ林道ゲート前に駐車
ニセイチャロマップ林道のゲートから出発。
朝の層雲峡は一桁気温で寒かった。
ニセイチャロマップ林道のゲートから出発。
朝の層雲峡は一桁気温で寒かった。
函越橋を渡った先で新大函林道へ。地形図では点線になっているが、終点まで路面状況は良好だった。
函越橋を渡った先で新大函林道へ。地形図では点線になっているが、終点まで路面状況は良好だった。
細かいアップダウンを繰り返しつつ下って、地形図に無い「新大函橋」を渡る。
細かいアップダウンを繰り返しつつ下って、地形図に無い「新大函橋」を渡る。
・823からは朝陽山林道となって左手に道が続いていたが、新大函ノ沢沿いの林道はここで終了。
・823からは朝陽山林道となって左手に道が続いていたが、新大函ノ沢沿いの林道はここで終了。
新大函ノ沢に入渓。沢水は冷たい。
新大函ノ沢に入渓。沢水は冷たい。
入渓して少し先に廃バスがあった。
いつからこんな所に置かれているんだろう?
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入渓して少し先に廃バスがあった。
いつからこんな所に置かれているんだろう?
日産キャブスター E690型
調べてみたところ、1963年〜1965年頃の製造と思われる。
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日産キャブスター E690型
調べてみたところ、1963年〜1965年頃の製造と思われる。
今どきのバスと違ってエンジンが運転席の横にあるタイプ。
車内も見たかったが、トゲのある藪が生い茂っていて近付きづらく諦めた。
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今どきのバスと違ってエンジンが運転席の横にあるタイプ。
車内も見たかったが、トゲのある藪が生い茂っていて近付きづらく諦めた。
新大函ノ沢沿いにはかなり奥の方まで断続的に作業道跡が残っていた。
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新大函ノ沢沿いにはかなり奥の方まで断続的に作業道跡が残っていた。
函地形に小滝のようなものも出てきたが、この辺も右岸の作業道跡で通過できたかもしれない。
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函地形に小滝のようなものも出てきたが、この辺も右岸の作業道跡で通過できたかもしれない。
1050m二股から北西面沢に入る。沢は大量のガレに埋まっていた。
1050m二股から北西面沢に入る。沢は大量のガレに埋まっていた。
1250m二股を左へ。ガレは一旦ここで終わり、やや細い沢形になる。
1250m二股を左へ。ガレは一旦ここで終わり、やや細い沢形になる。
1330mでF1?右岸のガレから巻いて登った。
1330mでF1?右岸のガレから巻いて登った。
その先も似たような数m程度の枯れ滝が3つくらい続いて出てくる。いずれも容易に巻けた。
その先も似たような数m程度の枯れ滝が3つくらい続いて出てくる。いずれも容易に巻けた。
両岸が狭まってきて・・・
両岸が狭まってきて・・・
チムニー登場。
入ってみると足掛かりが微妙な感じだったが、全身で突っ張りながら這い上がれた。
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チムニー登場。
入ってみると足掛かりが微妙な感じだったが、全身で突っ張りながら這い上がれた。
その先にも数m程度の枯れ滝が連続。直登したり、巻いたりして越えて行く。
その先にも数m程度の枯れ滝が連続。直登したり、巻いたりして越えて行く。
色付き始めた紅葉の向こうに丸山(1617m)が見える。あの山はさすがに積雪期に行くしかないか?
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色付き始めた紅葉の向こうに丸山(1617m)が見える。あの山はさすがに積雪期に行くしかないか?
水量はあってもチョロチョロ程度で、淡々と標高を上げて行く。
水量はあってもチョロチョロ程度で、淡々と標高を上げて行く。
1670mで唐突に沢形は終わり。ここから少し右に寄ると、ハイマツの境目に藪の薄くて枝打ちされた踏み跡のようなものがあったのでそれを辿っていく。
1670mで唐突に沢形は終わり。ここから少し右に寄ると、ハイマツの境目に藪の薄くて枝打ちされた踏み跡のようなものがあったのでそれを辿っていく。
丸山〜平山〜ニセカウ方面の眺望が開けてきた。
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丸山〜平山〜ニセカウ方面の眺望が開けてきた。
直下は浅いハイマツで藪漕ぎはほぼ無し。
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直下は浅いハイマツで藪漕ぎはほぼ無し。
屏風岳(1792m)到着。
無雪期に登る人もそこそこいるのか、三角点の周囲は綺麗になっていた。
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屏風岳(1792m)到着。
無雪期に登る人もそこそこいるのか、三角点の周囲は綺麗になっていた。
表大雪の山はガスに覆われてしまったが、北大雪の山を一望できる良い立地だった。
ニセイチャロマップ岳〜武利岳に続く稜線。
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表大雪の山はガスに覆われてしまったが、北大雪の山を一望できる良い立地だった。
ニセイチャロマップ岳〜武利岳に続く稜線。
武利岳〜武華山。
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武利岳〜武華山。
下りはニセイチャロマップ第一川へ。
930二股まで藪尾根で下降できないかと思ったが、藪が濃すぎて厳しく、笹を漕いで沢に下った。
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下りはニセイチャロマップ第一川へ。
930二股まで藪尾根で下降できないかと思ったが、藪が濃すぎて厳しく、笹を漕いで沢に下った。
笹被りな沢形を漕いで下ると、1470mで水流に当たった。
笹被りな沢形を漕いで下ると、1470mで水流に当たった。
ニセイチャロマップ第一川の1200m二股。左の小沢から降りてきた。
ニセイチャロマップ第一川の1200m二股。左の小沢から降りてきた。
1200m二股からすぐ下に10m前後の滝が2つ連続して出てくる。いずれも右岸から容易に巻いて下れた。
1200m二股からすぐ下に10m前後の滝が2つ連続して出てくる。いずれも右岸から容易に巻いて下れた。
ニセイチャロマップ第一川は水量もそこそこある。黒いナメが多く、ヌメリがあって気が抜けない。
ニセイチャロマップ第一川は水量もそこそこある。黒いナメが多く、ヌメリがあって気が抜けない。
930m二股。登りではここから左股に入る人が多い模様。
930から下は両岸に鹿道や河畔が増えてきて歩きやすくなる。
930m二股。登りではここから左股に入る人が多い模様。
930から下は両岸に鹿道や河畔が増えてきて歩きやすくなる。
程なくして15m大滝。左岸から巻いて下るが、数mほどの段差で行き詰まる。面倒になって補助ロープを使ってゴボウで降りた。(本来はロープ不要な場所だけど…)
程なくして15m大滝。左岸から巻いて下るが、数mほどの段差で行き詰まる。面倒になって補助ロープを使ってゴボウで降りた。(本来はロープ不要な場所だけど…)
下部で砂防ダムを2つと滝を巻いたりして、ようやく林道へ。最後まで滝の多い沢だった。
下部で砂防ダムを2つと滝を巻いたりして、ようやく林道へ。最後まで滝の多い沢だった。
ニセイチャロマップ川・782に到着。林道は完全に流されていた。
ニセイチャロマップ川・782に到着。林道は完全に流されていた。
ニセイチャロマップ林道は路盤が残っている所はそこそこあるが、藪に覆われつつある。
ニセイチャロマップ林道は路盤が残っている所はそこそこあるが、藪に覆われつつある。
シラレナイ沢出合〜下流に1kmくらいの区間が特に酷く、何度か本流を渡渉して通過。
シラレナイ沢出合〜下流に1kmくらいの区間が特に酷く、何度か本流を渡渉して通過。
中盤にある2つの橋はなんとか残っていた。
中盤にある2つの橋はなんとか残っていた。
2つ目の橋「花見橋」
2つ目の橋「花見橋」
四輪が入れる路面はゲートから1.5kmくらいしか無かった。
四輪が入れる路面はゲートから1.5kmくらいしか無かった。
大函の特徴的な岩を眺めつつ歩いて、帰着。
大函の特徴的な岩を眺めつつ歩いて、帰着。

感想

屏風岳は表大雪の山に登るとよく目に入ってくる山で、雄大な山容で登高意欲をそそられる。道が無いので積雪期かなーと思っていたが、2つの沢を繋いで周回したら面白そうなのでこの時期に行ってみることにした。

登りの新大函ノ沢は、廃バスとガレ、超狭いチムニーが印象的。源頭の藪漕ぎも無く、入渓点まで林道も整備されているので、ピストンするならこちらから自転車を使って行くのが容易そう。

下りのニセイチャロマップ第一川はこれでもかと言うほどナメと滝の連続で気が抜けず、5kmの崩壊林道も長くてそれなりに時間がかかった。

久々に1日使っての沢登りで、周回ルートは変化に富んでいて、登りごたえのある山だった。

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