ヤチキ沢〜夏の終わりを感じた沢〜
山梨県
nakataku0000
toyonag
体力度について
- GPS
- 04:05
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 738m
- 下り
- 754m
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| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
ここらへんの山って、最後のアクセスの砂利道が悪いね。 車高低い車で行くのはあんまおすすめしないね。 |
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感想
リハビリ沢
前日の八ヶ岳の疲れもあり、膝もちょい痛かったので沢登るかどうか直前まで2人で悩んでいた。
どこに行こうかと悩みつつ、ぼんやりと車の外に目をやると6人ぐらいのおじおばが手作業で稲刈りをしていた。
のどかな田舎らしいいい景色だなと思いつつ、「いや、死ぬほど効率悪いな」と突っ込まずにはいられなかった。
これは趣味でやっているのか、兼業としてやっているのかすごく気になった。
（後日、先輩の親戚の農家の売り上げを見せてもらったが、とてもではないが米農家としてやっていける金額をもらっておらず、お米は美味しく食べようと思った）
そんな訳で沢行くかとお昼頃から沢に登り始めた。
久しぶりの沢であり、クライミングもあんまり復活していないので、ビビリつつ登り始めた。
何個かの滝を登ったところ、登攀的には思ったより難しいところがほとんどなく、写真の滝のところが高度感があって嫌らしかったがそれぐらい。
思ったより楽だなぁと思いつつ登っていた。
何個かの滝を超えて、直瀑8メートルの滝に到着。何度かトライしてみたが、これはちょっと登るの怖いなということで、トポの通り左岸より高巻きをすることにした。少し急斜面ではあったが、高巻き自体はそこまで難しいものではなく、踏み跡もそこそこ明瞭に残っていた。急斜面のところで身体を上げるために木をつかんだところ、バキッ？パキッという軽い音がした。
と思ったのも束の間、気づいたら身体が滑っていた。
何かを考える暇もなく、なんとか地面に手を突っ込もうとするが身体が止まらず、途中にあった草を掴みやっとのことで止まった。生まれて初めての滑落だった。
道自体は大したことはなく、特段難しい難所ではない。ただ斜面が少し急であり、明瞭だった巻き道も途中から少し踏み跡が怪しくなっていた。
それだけだった。
油断している時に落ちて死ぬとよく聞いていたが、まさにそうだった。
斜面に草が生えてなかったら、無事に止まれておらず、あと少し落ちてたらおそらく崖から落ちていたのかと思う。
身体中に擦り傷が残ったが、それぐらいで済んでよかった。
傍から見てた相方曰く、滑落の距離はたいした事なかったとのこと。
ただ一度滑り始めたら止まれないもので、何か掴むものとかがないとそのまま滑り落ちていってしまうみたいだ。
1370のあたりでトラバース。
登山道に出るも、この山は今までで一番道が悪く踏み跡が十分にわからない。
予定では日向山の山頂に行くつもりであったが、道が悪すぎるので断念。
途中で道を引き返し、下ることに。
この下山道がまぁ悪い。
まっすぐ下りれないぐらいの急勾配で、ルーファイも難しい道だった。
途中から相方が足の皮が剥がれたといい、行動のペースがぐっと遅くなる。
休憩の回数も多くなり、まっすぐ降りれなくなってしまった。
休み休み、非常にゆっくりしたペースでなんとか山を降りてきた。
下りのルートに関しては、どうやらルート作成の際に地図上の踏み跡を何の気なしにトレースしてしまっていたみたいであり、色々気をつけなければと思った山だった。
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