【白山周辺】直海谷川 オクボ谷 再訪(先週の大滝の正体を見に行く)


- GPS
- --:--
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,047m
- 下り
- 1,047m
コースタイム
- 山行
- 12:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:20
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
直海谷川沿いの林道は、入り口に通行止めの看板とバリケード&鎖があったが、地元の方は車で入られている様子。その場合でも、普通の乗用車では内尾谷との分岐あたりまでが限度。それ以降は路面の荒れがひどい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ 前日からの雨のため水量は多めで、遡行にちょっと時間がかかっています。 ・ オクボ谷は滝は少なく概ね平凡だが、両岸が切り立ったかと思えば急に開けたりするなど、独特な地形変化が面白い谷。本流の標高850m二俣付近に2段30m大滝、標高745m左岸支流を少し入ったところに2段20m大滝があり、それが見せ場となっている。また、本流の2段30m大滝より上流は一枚岩のナメ滝が連続する区間があり楽しい。 |
写真
装備
備考 | ・ フェルトソール沢足袋使用 ・ 今回はロープ等は使用しなかったが、本流の850m二俣以降は特に険しいため携行必須 |
---|
感想
先週、直海谷川の内尾谷を遡行しオクボ谷を下降した際に、オクボ谷の850m付近二俣まで下ってきたところで予期せぬ大滝に阻まれ、日没が迫っていたこともあり尾根にエスケープした。このとき進路を阻まれた大滝のことが気になって夜も眠れず…というのはさすがに嘘だが、とにかく気になったので、今回はオクボ谷を下から遡って、大滝の正体を確かめてやることにした。
オクボ谷の下流部は、地形図から予想していた通り滝の少ない谷だったが、両岸が切り立ったり開けたりの変化が目まぐるしく、穏やかであるにもかかわらず不思議に飽きの来ない谷だった。内尾谷と同じく花も多くて、白山ではあまり見ない(気がする)オニシオガマが咲いていたのには驚かされた。
そして、先週下降を阻まれた問題の大滝の下に立つ。あれれ、思ったほどは大きくない? 先週、落ち口から見下ろしたときは、40〜50mはありそうなかなりの大滝のように感じられたのだが、下からまじまじと観察してみると、1段目10m、2段目20m、全体では30mくらいの滝であった。滝というものは上から眺めると高く感じられるので仕方がないとはいえ、40〜50mはちょっと盛りすぎでした。しかしそれでも、立派な美しい大滝であることに変わりはない。
先週、落ち口から観察した際は、両岸が切り立ちすぎていて、高巻いたとしてもすぐに谷に戻れず、かなり時間がかかりそうだと考えていたのだが、実際の滝下には、ちょっと下流まで行けば谷底のすぐ上まで灌木が降りてきている箇所もあり、(かなり難儀な高巻きになることは確かだが)思ったほど時間を要さずに高巻きを終えられそうだった。あの日、もし尾根へのエスケープではなく巻き下りを選択していたとしても、案外すんなりと下山できていたかもしれない(あくまで後知恵ですが)。やはり時間に余裕がなくて焦っているときは、周囲の地形が実際よりも険しく、厳しいように見えてしまう悲観的な認知バイアスがかかるようだ。まあ、逆に楽観的バイアスが作動してガンガン突っ込んでしまうより安全でいいかもしれないけど。
745m二俣の右俣でも20mくらいの大滝に出会うことができ、こちらもなかなか形の良い滝だった。久しぶりのまとまった雨に濡れた谷の緑が美しい一日でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する