100回の表彰式の段取り中に、「馬の鞍峰の情報を下さい」と姉さんよりメールが入る。もちろん私も未踏部分ではあるも、以前に2泊での周回を検討していたルートの取り付きであったため、天気は微妙も4日ならご一緒出来そうであると返答。無理を聞いていただきご一緒することに。
　前回と同様に待ち合わせをし、師匠の運転で一路登山口へ。すでに3台の車が停まっていたが、結局は我々の先を行くハイカーとは会わず。明神滝までは抜群の整備で、途中に素晴らしいグリーン絨毯があり、ヒメレンゲなる黄花が群生で咲いていた。その他にも、様々な目印？がありハイカーを楽しませてくれるルートであった。明神滝は、見事な弧を描き、一筋！！って感じの圧力ある滝でした。
　カクシ平まではやや勾配のあるルートに変化し、カクシ平でようやくハイカーに出会う。その先からバイケイソウ畑を越えると、このルートの第一急登の始まり。所々でぬかるみもあり、少し歩きにくいが何とか稜線に出ることができた。ここからが今回のハイライトとなった。今回のミッションは「アケボノツツジ」話せば長〜いので今回は割愛（というより師匠にお任せします）させていただきます。
　そう、馬の鞍峰までの尾根筋には、「お〜っ」て唸るぐらい「アケボノはん」が咲き誇ってました。しかも天気は快晴で、雲ひとつない青空に、ほのかなピンクの花が最高にマッチしとりました〜。師匠が「見たい」とおっしゃるのが良く分かりました。所々にシャクナゲも咲き始めており、こちらはもう少し後見頃にあるかもしれません。そうこうしていると、ひょいっと馬の鞍峰に到着。数枚の山名板とグラグラの三角点があり、周りの木々が少しうるさいので、展望はあまり効きませんが、これはこれでよしとし、滞在5分で来た道バック！！下りの際も、違った角度からツツジを見て、少しフラットな所でランチ。今回も姉さんに全てお任せで「ゴマ豆乳鍋」からのキムチ鍋に変化！！このスープの二段構えが姉さんのカクシ技！？
　もちろんお味は最高で、師匠とプシュっとしながら〆の麺まで一気食い。爽やかな風の吹く明るい自然林の中で鍋なんぞ、どこぞの高級レストランなど及びもしない至高のランチとなりました。
　帰りは少し川筋を歩いたりして、「ここエエわ〜」と三人で満足の深呼吸を連発させながら無事にゴールとなりました。100回表彰にお二人の結婚記念日、まさかの好天にアケボノツツジと、最高のGWを満喫させて頂きました。これからも、バカチンな親子ですが、宜しくお願いします！！

アケボノツツジ、最初は和歌山古座川にある大塔山に咲くとの情報があったのですが、アクセスを調べると相当な時間を費やすとのこと。
ヤマレコで検索してみると、annyon大先輩が関西百名山で登頂されているではありませんか。で、失礼ながら道路の問い合わせをさせて頂き、出発の準備に取り掛かろうとしていた時、msが馬の鞍峰にもアケボノツツジが咲いているようだとの調べがあり、今回はアクセスの差で大塔山へのミッションは後日ということになりました。
（annyonさん、その節はありがとうございましたm(__)m）

で、今回の馬の鞍峰、尾根に上がってからは、思った以上に根っこもじゃもじゃの細尾根が続き、ニセピークに何度も騙される。
でも、そこにピンク色のアケボノツツジの出現で、それまでのしんどさも一変！
上がる度にワーワー言いながらカメラを向ける。
そのバックに青空が加わると、その美しさは何万倍にもなって、もう乱舞状態。
ほんと、来れてよかったなと、感激もひとしおでした。

いつもそうですが、どん亀足で何とか付いて行く私。（特に尾根...）
予定以上に時間がかかってしまうのに、それを優しく見守りながら
また、暴走しそうな時は、手綱を上手に引いてくれたりして、我々を誘ってくれる。その結果、今まで見たことがないような素晴らしい風景に出会えることができる。
それもこれもご一緒してくれるyokoyanさんのお陰です。
頼りにしすぎてほんと申し訳ないけど、こんなkama'sですが
今後共よろしくお願いしま〜す(*^_^*)

5月3日の「HE〜TOMOメンバー金剛山100回トリプル表彰」に参加することを除けば、な〜んも企画なしだったこのGW。
取り敢えず初日の5月1日に丸滝谷とお花巡りということでスタートを切りました。
ただ、期間中に「スキがあたったらプチ遠征も行ったろっ！！」とも、ぼんやり考えていました。

一方、まだ大人気なく「中止となった九州遠征」の余韻をしつこく引きずっていた私。
その行程に求めていたワクワクを因数分解してみると、まずは日常浮世から開放されココロ癒やされたかったということが当然あるのですが、それよりなにより、先の遠征で出会った「地元九州の山マダム」に強烈にオススメをいただいた大崩山の存在でした。
「絶景の奇岩回廊の周回」ともう一つは、この時期それを彩る「アケボノツツジ」。それらが織りなす天空の空間になんとか「この身を置いてみたい！」というのがそれ。

そんな流れもあって「まさかね」と思いながら「アケボノツツジ　近畿」でググッてみると、なんと台高の「馬ノ鞍峰」に群生が見られるとの情報が。。。
もちろん瞬時に目がハートになりましたよ。
「ハイ、馬ノ鞍峰さ〜ん、ご指名入りました〜」っと！！
さて、とはいえ「馬ノ鞍峰」ってどんなとこなんやろ・・・
ここは、我が師と仰ぐyokoyanさんから情報をいただくべしと連絡してみると、「ここら辺りは、なんかきっかけがなくて未踏」とのお返事。
状況がこうなると「年甲斐無いワガママごころ」が、カマ首を擡げてしまうのが昨今のパターンで、yokoyanさんにも無理クリ日程調整をお願いし、ご一緒いただいちゃう結果となりました。
感謝の気持ちをうまくあらわす言葉が見つからないのですが、毎度の「おねだり」にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

さて、初めて会った「アケボノツツジ」です。
いやー、「馬ノ鞍峰」に向かう尾根筋の終盤で突然その姿を見せてからは、程よい間隔での見事な波状演出で我々を迎えてくれました。
想像をうんと越えた個体数、満開のものもあれば、少し盛りを過ぎたものもありましたが、咲き始めのシャクナゲとコラボするの図も見られたりなど、グロスで考えればこの日は「ベスト」に近い状態だったのではないでしょうか。

なにやらこちら「アカヤシオ」なのか「アケボノツツジ」なのかという議論もあるようですが、もともと近親種であり、私にはどちらにしても会いたかった「高嶺の花」であることに変わりなし。
むしろはっきりさせないほうが、両方に出会えた気持ちになって、お得な気がします。

ここまで「アケボノツツジ」に終始してますが、このコース、「かくし平」までは、木陰と苔に包まれてなんとも心地よい空気感が漂っています。遥か下の谷を見下ろせば、しっかりした水量の清流が、岩間を走り大小の滝を形作っていてこれも見物。
それに加え、ルート全体歩きやすいようメンテナンスの手が行き届いていることにも感心させられました。
そんなこんなを全身で感じつつ、花を見つけては次々写真に切り取りながらの「のんびりハイク」、メッチャ最高でした！！

「馬ノ鞍峰」、毎年この時期の定番になるかもですね！！