鹿島槍ヶ岳(クマ出没)


- GPS
- 17:42
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,444m
- 下り
- 2,441m
コースタイム
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 3:51
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 6:56
天候 | 1日目 晴れのちガス 2日目 晴れのちガス 風やや強め 3日目 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一万円札、五千円札、二千円札は使えないのでご注意を |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓は消えてます 崩落地跡?の辺りは通行注意 他、注意喚起の看板が各所に設置されているので、よく見て歩けば問題はないかと思われる その他、クマへの警戒が必要 |
その他周辺情報 | 下山後 薬師の湯 |
写真
装備
個人装備 |
フリース
Tシャツ
ライトダウン
ズボン
靴下
グローブ
レインジャケット
レインパンツ
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ヘルメット
カメラ
|
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感想
昨年のピザ祭りに味をしめて、今年もやってまいりました、種池山荘のピザ祭り!
昨年は14:00~宿泊者枠があったのですが、今年は10:00~12:00のみとの事で、扇沢駅で車中泊。
早目に出発して、何としても12:00前に到着せねば!…のはずが、6:00出発予定だったのに、朝はぐずぐず起きられず、7:00前に歩き始める。
歩き始めてすぐ、暑さに負け始める。首に濡れタオルだ!柏原新道は評判どおり歩き易い。先週の鳳凰三山のドンドコ沢コースと比べると、足の負担が全く違う。
時々、扇沢を見下ろしながら登り、途中からはこの日のゴール、種池山荘も見え始める。遠い…。
コース上には、その区間の始まりと終わりに注意書きの看板があり、コースが初めての人でもこの看板に従って歩けば注意ポイントがわかるようになっている。
道自体の整備もそうだがこの注意書きの看板も、柏原新道が歩き易いと言われる所以なのかもしれない。
雪渓が残る辺りだろうか、このコースで一番注意が必要な崩落地跡のような箇所を渡れば、あとはもう、黙々と歩くだけだ。
樹林帯を黙々と、ひたすら脚を動かし続けると、視界が開ける。そこから数歩進むと、種池山荘登場!嬉しさのあまり、替え歌を歌いながら相方を放置してズンズン登る。
ザックを下ろす、財布を出す、受付へダッシュ!「ピザはまだありますか?」あった!
ピザを注文して、あとはまったりと呼ばれるのを待つ。先に、よく冷えた零一でひと息入れる。
生地がサクッと焼けていてとても美味しいピザ、今年も無事、堪能させていただきました。
ピザ休憩の後は、爺ヶ岳に景色を見に行くつもりだったが、気がつくと山頂はガスに包まれていた。雷鳥にも会いたいところだが、まぁ、山荘でゆっくり休もうか。
夕食も美味しくいただき、昼寝をしたにも関わらず早目に就寝。
翌朝は朝食の時間と日の出がちょうど重なる。前日の雲は消え、スッキリと景色を見渡せる。ちょこちょこ玄関前で景色を狙っていると、外のテーブルでTシャツを着替えている人がいた。?なんでわざわざここで着替えてるのだ?と怪しい人認定して警戒していたら、実は宿泊客ではなくて別の小屋を早朝に出発した有名人でした。正体を知って後悔しても、あとの祭り。あぁ、一緒に写真撮ってもらえばよかった~。
6:00過ぎに出発、冷池山荘で荷物をデポして鹿島槍ヶ岳の登頂を目指す。クマを見て驚いて逃げた登山者が残したお弁当を食べたとか…、山頂に行けるかは次の山荘で確認しよう。
爺ヶ岳は南峰だけを踏んで、冷池山荘へ向かう。昨年はオコジョに会えたが、今年は不発。ちょっと人が多すぎたかな?
冷池山荘で休憩、荷物を預けて鹿島槍ヶ岳を目指す。山頂で食べ物を食べないよう注意喚起されたが、山頂へは行って良いとの事。あとは、道中周りに気をつけてクマを驚かさないように…との事だ。
ドキドキしながら山頂への道を辿っていると、先に歩く3人が布引山の辺りに立ちつくしている。これはもしや?と思いながら歩く。我々が追いつく前に先行者は歩き出した。気のせいかな?
爺ヶ岳辺りですれ違った方は、布引山から鹿島槍南峰の間でクマを見たと話していたので、その区間はまぁまぁ緊張しながら歩いた。風が強くかなり冷えるのでレインジャケットを着て歩き続ける。
山頂へ到着。昨年はヘルメットを持参しておらず北峰を諦めた経緯があったので、今回はヘルメット持参。だが、山頂到着時は辺りは真っ白、驚きの白さだ。まぁ、北峰はまた次の機会で良いか、チャーシューメン食べに冷池まで戻ろう。
山頂の端の方に、動物の糞があった。大きさ的にはクマなのか?藁のような草のような繊維質の物も混ざっている。傍にはコンビニの袋の切れ端と卵の殻、ゆで卵かな?それが、数日前に食べられたお弁当なのかそうでないのかはわからないが、たしかにここにクマは来ている。
下山開始、自分のトレーニングの為にザレた下り坂への足の置き方を考えて歩く。
テクテク歩いて行くと、先に下り始めた方が前方で停まっている。追いついて話しかけると、行く先にクマが居るとのこと。よくよく見ると、登りと思しき集団が居る登山道のその先に黒い動く物が2つ。クマだった。クマは登山道を下る方向に移動して行く。登りの登山者達が後退りしていく一部始終を見守る。動きは早くない、登山道を食べ歩きしながら辿っているのだろうか?人が後退りし、クマはゆったりと前進し、少し広いスペースまで進んでいった。高いところから見ていたが、こちらとしてもどうしたものか?少しずつ前へ進みながら、先ほど追い越して下って行った方がいる所まで移動。そこまでくると、今度はクマの様子がわからなくなった。動きを見ていた感じだと、何もしなければ襲われる雰囲気は無さそうだ。登りの人達が後退りして移動していたくらいだ。少しずつ前へ進み、様子を探ろう。先ほどクマが到達した広場が見える位置に行くと、広場を挟んで反対側に登りの方々がいた。身振り手振りで尋ねると、繁みに入ったようだ。
登りの集団の先頭の方が、クマが入って行った繁みにクマスプレーを向けて通過し始めたので、便乗してすれ違う。無事通過!いやはや、近くでクマの姿を見なくてよかった。一番初めにクマに出会った人は、生きた心地がしなかったのではないだろうか。
無事通過したとはいえ、クマがいつ何処に移動してくるかはわからない。冷池山荘に着くまでは、緊張感は続いた。
結局、クマはテント場、山荘付近まで移動してきたようで、その日テント泊の方々は急遽撤収、小屋泊に切り替えるよう説得されたそうだ。
3日目、結局一度も雨は降らず、下山の日を迎えた。毎度毎度、帰りたくない病になっていたが、仕方ない…下山開始だ。
2日目にパスした爺ヶ岳の山頂にも立ち寄る。鹿島槍の山頂で逃した絶景が広がっていた。富士山までクッキリと…。山頂を堪能したら、種池山荘へ向けて移動だ。あぁ…今日も雷鳥居ないなぁ、と、視界の右端でゴロッとした物が飛んでいた。あ!雷鳥が飛んだ!何度も何度もハイマツの繁みに下りたり、また飛びたったりしている。巣でもあるのだろうか?それにしても、コロンとした身体でよく飛ぶものだ。良いシーンを見れた。それにしても、あの飛び方でほんとうに中央アルプスまで飛べるのだろうか?
種池山荘前で休憩をとり、後は足元に注意しながらひたすら歩く。長かった…。
だんだんと扇沢の駐車場が大きく見えてくるのだが、登山道は一向に終わらない。石堤が見えた時はとても嬉しかった。
怪我なく、無事に下山できてよかった。
よし、次こそは鹿島槍ヶ岳北峰も登るぞ!
そういえば、ピザの販売期間と販売時間はよく調べて行くことをおすすめします。
12:00ちょっと過ぎに到着して、「12時までなんです〜」と残念な結果の方も数名いらっしゃいましたので…。
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