【尾瀬】燧ヶ岳 沼山峠〜長英新道〜御池登山口
福島県
MO-85
体力度について
- GPS
- 06:55
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 915m
- 下り
- 1,116m
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- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:17
| 天候 | はれ時々くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
沼山峠から大江湿原、長英新道から山頂まではよく整備されています。 俎グラから御池登山口までの道は全体的に荒れ気味です。危険なトラバースが1ヶ所、ガレ場の長い下り、痛みが激しく踏むと跳ね上がる木道などがあります。雨の日や雨上がりなどの通行は特に注意が必要でしょう。 |
| その他周辺情報 | 野営キリンテ白樺（キャンプ場）のバンガローに前泊（3500円）、同キャンプ場で入浴券を買い下山後にはアルザ尾瀬の郷で日帰り入浴（800円のところ500円） |
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感想
【沼山峠〜大江湿原】
6時半頃、前泊したキャンプ場を出発。御池駐車場にクルマを駐めると、沼山峠行きの始発バスに乗車。20分程で沼山峠の登山口に到着。まずは整備された道を尾瀬沼に向います。はじめ少し登りがあるだけど、ほとんどは下り基調の木道の道です。森を抜けた先に拡がっている湿原が大江湿原です。途中、長蔵小屋の管理者である平野家の墓に立ち寄って手を合わせていきました。周囲はヤナギランがきれいでした。尾瀬沼東岸の分岐を西に進み、長英新道を目指します。途中の木道の上に何やら動物の糞のようなものがありました。クマのものでしょうか？ これ以降、定期的に100円ショップの火薬銃を鳴らしながら歩きました。
【長英新道〜ミノブチ岳】
沼尻方面への分岐を見送り、長英新道に入ります。樹林帯の中を緩やかに登っていく道です。単調な登りに飽きてきた頃、ふり返ると尾瀬沼が見えてくるようになります。やがて樹林帯を抜けて、視界が開けたところがミノブチ岳です。正面には赤ナグレ岳と御池岳、右手奥に燧ヶ岳の双耳峰が見えます。尾瀬沼の展望台としては絶好のところなので、ここで少し休憩していきます。
【俎グラ〜柴安グラ】
ひと息ついたところで登高再開です。尾根に沿ってゴツゴツした岩場を登りつめれば、俎グラに到着です。三角点はこちらにありますが、燧の最高峰はとなりの柴安グラです。実は数年前の5月下旬、やはり長英新道から残雪期の燧ヶ岳に登ったことがありました。その時は俎グラまでは問題なく到達できたのですが、鞍部から柴安グラの山頂への登りで、雪の壁に行く手を阻まれました。その時の装備はチェーンスパイクとトレッキングポールのみ、アイゼンもピッケルもありません。よじ登ろうと思えば無理やりよじ登れそうではあったのですが、登ったあとで同じところを下れるだろうかと思うと、かなりキビシイ状況でした。「ここらが潮時か」と前進を諦めたところで滑落。幸い数m滑っただけで、両足の裏が露岩についてストップ、事無きを得ました。ただ、これで勢いがついたら自力では止まれないなと冷や汗をかかされました。
そして今回、前回は到達することができなかった柴安グラの山頂に、無事に到達することができました。展望は抜群で尾瀬沼や尾瀬ヶ原、日光連山や上州武尊もバッチリ見えました。生憎、北側の越後山脈はガスの中でしたが、これだけ見えれば登った甲斐があったというものです。山頂でコーヒーを淹れてパンを囓り、小休止していきました。
【俎グラ〜熊沢田代〜広沢田代〜御池登山口】
展望を充分楽しんだら下山開始です。あっという間に俎グラまで戻ると、御池登山口のある北に進路を取ります。しばらく下ると、ちょっと際どいトラバースがあります。残雪期に通過した時は相当おっかなかったところです。あの時ほどではありませんが、無雪期にも注意して通過したいポイントです。トラバースを通過した少し先で、道が右に向って直角に曲がるポイントがあります。その先はガレ場の急下降になります。大雨の時には沢水の流れになったりするのでしょうか。浮き石もあるので慎重に通過します。やがて森の中に入り、木道が出てくると熊沢田代は近いです。熊沢田代は湿原の中に池塘が点在し、本当に気持ちの良いところです。湿原の先で登り返しがあり、そこを抜けるとふたたび森の中の道になります。グングン下ると今度は広沢田代です。この辺まで来ると正面に会津駒ヶ岳がドッシリとした見事な山容を見せてくれます。気持ちのいい道が続きますが、この辺の木道は痛みが激しいです。中には踏むと跳ね上がるようなところもあるので注意して歩きましょう。湿原を抜けるとまたまた樹林帯の下りです。岩がゴロゴロした道が延々と続き、なかなかペースがあがりません。段差の多さにウンザリしてきますが、ここまで来たら登山口は近いので最後まで慎重に歩を進めましょう。湿地帯を抜け、立派な木道が出てくれば、御池駐車場は目と鼻の先です。
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