【過去ログ】忘却の山稜で楽園を見た

- GPS
- 09:29
- 距離
- 29.9km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,099m
コースタイム
| 過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
そこには想像を遥かに超えた景観が広がっていた。一面笹に覆われた斜面。でも決して拒絶するわけでなく、どこまでも優しく包み込んでくれる。かつて遭遇した笹原の中でも『とびきり上質なヤブ』と言えよう。登頂記録がほとんど見当たらない船山であるが、ふいの来訪者を温かく迎え入れてくれた。
単身赴任から広島に戻り、いったん封印していた広島・島根脊梁部を「やらねばリスト」に復活させ、どう歩こうか考えようとしていた矢先にこーきちさんから降りてきたのが今回のミッション。
ボクの場合、日頃比較的マイナーな稜線に踏み込んでいることから、広島県内は一通り歩き終えていると思われがちだが、実はそうでもなく三次市以北に至っては全くの白地である。そんな状況下で「いきなりココを?」と思ったが、良識あるヒトには考えつきもしないユニークなプランに興味をそそられ同行することとした。
出だし早々から雨に打たれての平凡な植林歩きに、ハイハイ、いつもの展開ね(笑)と思いつつ進んだその先に飛び込んできた美しい笹並みに「おお〜〜〜!」コトバを失う。雨天、決して良いとは言えないコンディション下の藪漕ぎであるが、不快さを感じるどころか、グイグイ引き込まれてしまった。主稜線全域に渡る美しい笹並みとブナの織り成す景観は、踏み荒らされていない原生の山歩きを体感できる貴重なスポットと言えよう。
いったん縦走してしまうと帰り着くのに長いロード歩きを強いられるのが唯一難点であるが、これはクルマ2台デポ方式で解消できる。我々は2台ありながら敢えてラウンド方式を選択したが、刻々と変わるダム湖の景観を眺め、水没する前の村落や、生活道路の痕跡を探しながら辿れたことに満足している。
万が一、興味を持たれたかたはぜひこちらもどーぞ👇
https://yamap.com/activities/27602566
多くの方に歩いてほしい思いと、いつまでも静寂のまま残されてほしい気持ちの中、三次市を後にした。
(再来指数 120%)
詳しくはコチラ ⇒ https://yamap.com/activities/27602627
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琵琶法師







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