貝月山テント泊
maasuke1
| 天候 | 酷暑 頂上ガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
先週、小津権現藤波谷をちょっと歩いてみようかと勇んで出掛けたのだが、相棒の地下足袋のコハゼが掛からないのだ。どうやら足首に脂肪が付き過ぎたようだ。最近アストロゲン治療をやっていて、体重が5キロも増えてしまった。従って今日の貝月は世間並に普通の登山靴で。
車止めから丁度2時間。今までなら日越峠コースは50分で歩いていたのだが。。奥に磯クラ能郷白山、根尾富士屏風の奥美濃最北の山々。
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奥に磯クラ能郷白山、根尾富士屏風の奥美濃最北の山々。
一斗缶を改造した折り畳み式焚火台。今まで直火で火を焚いて来たが、それではマズイ。能郷白山、小津権現、日永、若丸、タンポ、そして貝月に残る焚火の痕跡はすべてわたしの仕業だ。後始末をしたように思えても、何らかの痕跡は数年は必ず残る。反省。今後はこの新兵器をザックに忍ばせなければ。折りたためば厚さ5�弌�
感想
「命に係わる危険な暑さ」を避けようと貝月山頂テント泊を企てた。家に居ればクーラーの効いた部屋、ニトリの冷間敷布団でぐっすり眠れるのだろうが、わざわざ山に登って、よしなしごとでもそこはかとなく考えようというのだ。
大多数の登山者は山の頂上に立つために山に登るのだろうが、はじめから、山で寝ることを目的にしている登山者はやや「変わった」人種に分類されるかも知れない。ベッドの上の冷間敷布団は快適だが、テントでは腰の辺りの小石が気になって、夜中に何度も寝返りを打ってしまう。どこから侵入したのか、大きな黒やま蟻が首筋を這っていたりする。快適なことなどちっとも無い。
それでも、もう何百回と山で寝て来た。熊が夜回りにやって来るかも知れないし、どしゃぶりカミナリにだってたまには遭遇する。上手く理由付けられないが、何かがあるから、「命に係わる危険な暑さ」の日にいそいそと出掛けるのだろう。たしかに、焚火を焚いて、トリスをちびりちびりやりながらよしなしごとをそこはかとなく考えていると、そんな時間がとてもかけがえのないものにも思えてくる。得した気分になるのだ。
それにしてもゆうべの貝月は昼間の暑さが嘘だったかのように冷えた。日没後にガスが湧いて来て、ちびりちびりやっていたら、急激に寒さが襲ってきた。登山口であまりにも暑かったので、Tシャツ短パンでマットにゴロリでも充分だろうと、寝袋を車に残して来てしまったのだ。夜中にウルトラライトのダウンを羽織って、セーターの腕に足を通した。それでも寒かった。外は雨のような濃い霧が降っていたから、トイレに出るのも面倒臭くなって、じっと我慢していたら、結局ほとんど眠らなかったのではなかろうか。
低山は夏に登るものじゃない。というのは、それは昼間の山しか知らない登山者の言葉だろう。
次は毎年恒例の能郷白山で。満月の日が好かろう。
（教訓）山で寝るならどんなに暑くても寝袋を忘れるな
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