辻川山と柳田國男の生地を歩く(ばけばけ紀行3/3日目)
兵庫県
もみじ🐤@momijiosamu
体力度について
- GPS
- 03:52
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 102m
- 下り
- 100m
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| 天候 | 快晴 早朝はまだ少し涼しい |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
この付近、柳田國男記念館や福崎交流館など駐車場多数 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
辻川山 整備されてます。スニーカーでも可。 その他全部車道でしたが、歩道未整備のところも多く車に注意。 |
| その他周辺情報 | 柳田國男記念館 神崎郡歴史民俗資料館 柳田國男生家 いずれも入館無料(入館手続きは必要) |
写真
1時間に数回しか登場しないそうです。
しかし、子供が見たら泣くデザイン😂
手前が藤井聡太王位棋聖、奥が豊島将之叡王😎三冠奪取となる2021年叡王戦の棋譜が再現されてますが、11手詰め、全然わからん😅
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三冠奪取となる2021年叡王戦の棋譜が再現されてますが、11手詰め、全然わからん😅
柳田國男記念館に入館。松岡五兄弟の顕彰も兼ねてます。あらためてその業績の幅広さに驚くばかり。日本民俗学の父と呼ばれるだけのことはあります。彼の業績を如何に見直してゆけるかがこれからの課題ともいえます。
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あらためてその業績の幅広さに驚くばかり。日本民俗学の父と呼ばれるだけのことはあります。彼の業績を如何に見直してゆけるかがこれからの課題ともいえます。
あまり体系的な展示ではありませんでしたが、企画展の国語教科書発展の展示は視点が面白かった。
柳田國男生家。日本一小さな家と自称してましたが、確かに10人くらい住むには大変かも😅(松岡五兄弟ですが、夭逝の兄弟があと3人います)
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(松岡五兄弟ですが、夭逝の兄弟があと3人います)
暑い中負けっぱなしの河童の視線が恨めしい😅
最後に妖怪ベンチ一気に掲載。左が妖怪ベンチ、右が水木しげるロードの対応妖怪。猫また(老いて化けるようになった猫)とすねこすり(足の間をこすり、歩くのを邪魔する。犬とも猫とも言われる姿)
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猫また(老いて化けるようになった猫)とすねこすり(足の間をこすり、歩くのを邪魔する。犬とも猫とも言われる姿)
砂かけ婆(竹藪で砂をかけたり、そういう音をたてる妖怪)と子泣き爺(泣いてる赤子のようだが、抱き上げると途端に重くなり動けなくする妖怪)なお、福崎の子泣き爺は3100歳という設定だそうです😅
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なお、福崎の子泣き爺は3100歳という設定だそうです😅
山姥(山に住み人を食らう妖怪。水木しげるロードの方は遠野物語に登場する寒戸の婆で山姥じゃないです)と雪女(雪の妖怪。松江の雪女は吹雪の中からじっと見つめるだけの妖怪だとか)
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感想
妖怪の大家を巡り歩くばけばけ紀行も最終日。柳田國男の生地、姫路の隣町福崎までやって来ました。
柳田國男は『遠野物語』『蝸牛考』『妖怪談義』などの著作で知られ、彼の膨大で精力的な調査が無ければ無数の習俗、伝説、方言、そして妖怪たちが明治以降の急速な時代の流れに失われてしまったかもしれないと思うと功績は計り知れません。
彼の生地を一度訪ねたかったので良い機会となりました。
柳田國男は小泉八雲との関係が明確にあるわけではないですが、八雲の著作から影響を受けた形跡があり、特に雪女などの伝承に強く惹かれたようです。
そして、柳田國男の『妖怪談義』は水木しげるに大きなインパクトを与え、『ゲゲゲの鬼太郎』の成立においては「鳥山石燕の妖怪を敵役に、妖怪談義の妖怪を味方役にしてみた」という談話があります。
そんなわけで、今回は妖怪の町として売り出してる福崎町の「妖怪ベンチ」を歩いて巡りました。(袖引小僧、タタミタタキは離れすぎてるのでバイク使いましたけど😅)
自由な発想で造形された妖怪たちは時代に合わせなければならない一抹の切なさも感じさせますが、ユーモアに溢れ良い出来です😁
フレッシュな状態がいつまで続くのか心配な材質ですが。
一方の水木しげるの妖怪たちは鳥山石燕などの妖怪図が存在しているものはそれに忠実に、そうでないものは水木しげるの独創で形作られましたが、彼によると「その姿が良い」と祖霊のようなものの声に従っているのだそうで、模写だとかいう批判については全く気にしてないとのこと。
最後に全くの余談ですが、
妖怪の大家といえば「妖怪学」の井上円了を忘れるわけにはいきませんが、彼は妖怪とは誤解などが生み出した迷信に過ぎないという主張により民衆の啓蒙に努め、日本の文化近代化に貢献した方です。
柳田國男や水木しげるには批判されてますが、その両名とも「妖怪を否定する人が一番妖怪の資料を集められている」と皮肉混じりの賛辞を贈っています😅
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fuuya さん
暑いですね(笑)
柳田國男の名を初めて知ったのは「楢山節考」を見た時に「姥捨て」を興味本位で何気に調べた時でした。
日本中の農村の風習などを調べ上げておられたようで知りたくないこともちらほら・・・
「八つ墓村」でも柳田國男の名前が出てきて・・・
少し怖くて不気味なイメージがまとわりつく方ですが妖怪から入っても少し怖い話になっていくんですね(笑)
そして兵庫にもカブ・・・
仮眠とかはどうしてるんですか？
車なら広場に止めて寝れますがバイクだとどうしているのか気になってます。
コメントありがとうございます。
この記録の数日後には近畿各地で40℃越え、日本最高気温更新とか。低山どころか町歩きも朝のうちに終わらせないと死んでしまいますね😰
遠野物語にも姥捨の風習が書かれてて、里に顔を出すのを「ハカダチ」とか😭
現代人で良かったと思うばかりです。
妖怪も怖い印象がありますが、成り立ちは自然物やちょっと説明できない超自然みたいなものがほとんどで、ハイカーは割と日常的に出会ってるものではないかなと😁
子泣き爺なども、急に体調が悪くなったことの説明でしょうし。
カブ旅の仮眠については最近は大都市にはネットカフェがありますのでそれを利用することが多いです。割と安価でチェックインチェックアウトも自由、充電もできますし😁
今回は松江と姫路に泊まりました。
そういうのが少ない地方だと気合い入れて夜っぴて走るか、テント用意しておいて野宿します😅
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