高見山・三峰山


- GPS
- --:--
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,729m
- 下り
- 1,682m
コースタイム
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:32
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
自転車
下山口:神末上村から御杖村営バス・奈良交通バスを乗継ぎ弁財天BSから自転車で杉谷登山口BS付近駐車地点に戻る |
写真
感想
夜明を待つつもりが満月の月光は明るく、夜明が待ちきれなくなり東の空と稜線の境が現れる頃、歩き始めた。登山口で10数名の学生グループが登山準備中、大きなザックで大台まで縦走するのかと思ったが、トレーニングとのことだった。昔の伊勢南街道で紀州の殿様も参勤交代で通った峠だ。自然石の石畳や丸太階段が整備された植林帯の登山道で所々案内看板があり歴史を紹介されていた。道は軈て小峠に達し伊勢南街道から左に分かれ高見山への本格的登山道となった。傾斜も急になり案内板に“乳岩”と標された所で、平野から来る道と合流しさらに詰めて高見山山頂(1,2548m)に達した。
神武東征の先導を務めた八咫烏を祀る祠が鎮座し、2等三角点「高見山」が設置されていた。山頂部に展望櫓があり360°の展望が得られ、南は大台ケ原、東には三峰山、北西には室生火山郡の特異な山塊が見渡せる。さらに南西方向には大峰山脈が見える筈だが、冬型の気圧配置ため雲が覆っている。今期一番の寒気で風が強く寒い。高見山は、その特異な容姿から関西のマッターホルンとも呼ばれているが一寸大げさな気がする。それよりもハワイ出身の力士が四股名に付けたので有名になったのも昔のこと。登山道は山頂で3路が合流しており大峠(高見峠)から直登する道とこれから目指す三峰縦走路へと続いている。
寒さで8分の滞在で三峰への縦走路に踏み出した。余り人が入らない山域だが結構確りした道が付いている。赤テープも随所に巻かれ迷うことはなさそうだ。170m余り下り少し登り返すとサイ面山(カヤノ山1,080m’)に達した。標識も無く一寸寂しいが山頂展望は良好で高見山が眼前に見えた。北尾根天狗岳方面への道を北方向に分けると、なだらかに下り登り返すとサイメ谷山(1,059m)でその後小さなピークを幾つか越えるとトクマ山西峰(1,060m’)に達したが展望はない。縦走路から分岐して300m足らず東に進むとトクマ山東峰(1,052m)の山頂に達した。残念ながらここにも展望はなく西峰に戻り一気に300m余り下った後だらだら行くと奥ノ山(794m)に達した。私製の標識で奥ノ山と掲げられているが、山渓のガイドブックによると太良木谷支流の源頭に奥ノ山の表示があるが・・・
複雑な稜線を進みそれ程下ることもなく請取山(774m)に達し少し行くと請取峠に到った。嘗ては大和と伊勢を結ぶ重要な峠だったらしい。縦走路は続き奥船山(944m)、大滝山(980m)、水無野山(991m)、白岩山(861m’)、白髪山(870m’)と続き白髪峠(860m)に到った。飯高町月出に下る道が南に分岐していた。赤岩山(940m)を越えると、4月の三峰山登山の時に御杖旅行村から登って来た新道峠(1,063m)に達した。今回も八丁平経由で三峰山(1,235m)に登り昼食休憩にした。
下山は不動滝経由で神末に下りた。上村BSから御杖村営バスと奈良交通バスに乗り継いで自転車をデポした弁財天まで戻った。最初は下り一方だったが東吉野村平野からは国道166号線の高見峠へ向けての登りとなった。そうなるとり折畳自転車では辛い。杉谷登山口に戻ると自転車で通った“たかすみ温泉”に戻り汗を流して帰路に付いた。
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