朝日連峰大縦走(泡滝〜以東岳〜大朝日岳〜祝瓶山〜五味沢)


- GPS
- 57:39
- 距離
- 73.0km
- 登り
- 4,453m
- 下り
- 4,469m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:31
- 山行
- 10:34
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 12:31
- 山行
- 11:23
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 13:06
天候 | 1、2日目は概ね晴れ、3日目は霧模様 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
[復路]宿〜小国駅はバス、小国駅〜坂町駅は代行バス、坂町駅〜青森は電車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
泡滝登山口〜大鳥小屋間の3合目に残雪迂回箇所がありますが支障はないです。 大玉山への登りルート(8合目ぐらい?)では雪崩れの影響と思われる土砂や倒木が散乱していて道が分かり難いと感じました。 祝瓶山から大石橋への下山ルートは問題なく下山しました。 なお下山地点に「角楢小屋の角楢吊橋は損傷のため渡れない」標識があり、一本丸太を通るルートの方は通行止と思われます。 |
その他周辺情報 | 大石橋に下山後は徒歩で約10km歩き「民宿さいとう」で1泊2食しました。 |
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
腕カバー
速乾シャツ
ズボン
靴下
手袋
雨具
ゲイター
帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
3泊4日分食料
行動食
非常食
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
救急キット
常備薬
保険証
スマホ
タオル
ストック
ナイフ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
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感想
今回の朝日連峰縦走ルートは8年前の縦走時と同じルートを歩きました。
8年前は八甲田〜八幡平・乳頭・秋田駒〜鳥海〜朝日連峰〜飯豊連峰〜吾妻連峰と歩いて縦走しました。
ただ朝日連峰では途中脱水症状に陥り苦い記憶が残りました。
また朝日と飯豊では予定時間を超過して下山後に一部区間車を利用しました。
今回は前回の反省を含めて計画を再検討して登山に挑みました。
8年前の59歳時と今回の67歳では体力が相当衰えています。
そのため前回より負担が少なくなる様に計画しました。
具体的には8年前は泡滝口〜大石橋を1泊2日で計画しました。
・泡滝(早朝出発)〜以東〜竜門小屋(泊)〜大朝日〜祝瓶〜大石橋(夕方着)
今回は泡滝口〜大石橋を2泊3日で計画しました。
・泡滝(昼出発)〜大鳥(泊)〜以東〜朝日小屋(泊)〜大朝日〜祝瓶〜大石橋(夕方着)
1日目の大鳥小屋では約10人ほど宿泊者がいました。
うち8人は2階で就寝して、1階には私と釣り人男性の2人が就寝しました。
2日目の大朝日小屋では約10人ほどが全員2階に宿泊しました。
2日目の就寝ではイビキ人が2人いて熟睡時間は少なめに感じました。
大鳥小屋と大朝日小屋ともに宿泊料金は2千円でした。
8年前の脱水や極度疲労は今回感じず一応登山計画は達成できました。
ただ今回は別の問題が発生し登山靴の靴底カバー剥離に遭遇しました。
実は出発前に靴を事前点検した際に多少不安を感じていました。
今回使用した靴は6年前に長期徒歩旅を計画した際に購入した中古品です。
ところがコロナ発生で靴の利用出番がないまま6年間放置していました。
今回出発にあたり靴底に変色がありましたが外観上は問題なく大丈夫だろうと高を括りそのまま履いて出かけました。
旅初日〜2日目は全く問題なく3日目に大鳥小屋を出発しました。
大鳥出発後の昼に靴側面に一部剥離発生し、2時間後に靴底剥離が起こり自前の装備で応急処置しました。
応急処置は一応機能し大朝日小屋まで極端な支障はなく到着できました。
ただ翌日に10時間の長時間縦走が未だ残っているため今のままでは不安です。
小屋の主人に布テープを分けてもらい靴底を補助的に固定しました。
靴底修理作業中に同宿の女性登山者から結束バンド提供の申し出を受けました。
ただ私の個人的感覚で現状応急処置で大丈夫と判断し申し出は辞退しました。
結束バンドは靴との密着性が低くバンドと靴の隙間に枝等が挟まり歩行転倒に繋がり易いと考えました。
結果的には翌日の登山途中にも2度ほど靴底補修作業しましたが大支障は無く縦走を終えました。ただ一度だけ紐と靴の隙間に枝が挟まり転倒しました。
今回の朝日縦走は8年前とほぼ同時期に歩きました。
8年前は脱水の失敗はありましたが天気に恵まれ花も咲き誇り時期は最適でした。
今回も大朝日までは最高の天気で花も前回同様に良く咲いていました。
今冬の豪雪の影響を心配しましたが登山道の積雪は前回とほぼ同じに感じました。
豪雪の影響を感じるのは谷間などの雪が滞留し易い極一部と推測しました。
大鳥〜以東〜朝日区間では主に単独登山者6人ぐらいとすれ違いました。
狐穴小屋で休憩中に軽装のトレラン登山者と出会い数分ほど会話しました。
日暮沢から出発し竜門を経由して以東登頂後に引き返して来たとの事です。
実は私は以東岳を下山している途中でトレラン男性とすれ違いました。
とてもハイペースで登る男性だと感心して挨拶して見送りました。
まさかその男性と狐穴小屋で再び再会するとは思ってもみませんでした。
私は以東〜狐穴まで2時間半ほどかかっており男性は約半分で往復したのでしょう。
最終日の朝日〜祝瓶〜大石〜五味沢では出会った人はいませんでした。
こちらのコースの利用者は前日までのコースより大幅に少ないと思います。
基本的に下りが多いのですが前日よりアップダウンはキツく感じます。
刈り払いについても前日までより手薄と感じられました。
それでも長距離縦走路としては比較的手入れはされていると感じました。
ただ大玉山への最後の登り坂では土砂や枝が散乱する場所がありました。
想像ですが今冬の豪雪で雪崩れ等の起こり登山道が荒れたと推測しました。
枝等が散乱していると進む方向が迷い易いため要注意と思いました。
今回の登山は8年前の登山での反省を生かすため計画しました。
特に8年前は大朝日〜祝瓶間で脱水症状になったため今回は水を十分持ちました。
この区間にも水場はありますが前回は補給できずに危険状態になりました。
今回は大朝日出発時に十分水があったため最後まで水補給は不要でした。
ただ水の保有量が多いと荷物重量が増えて身体への負担が増します。
最終的に今回は水を持ち過ぎたと感じて下山地点で水を一部捨てました。
水の適正保有量はその日の天候によっても大きく変わってきます。
水については毎回登山で悩まされる問題と改めて感じました。
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