爺ヶ岳 雲間の絶景にコマクサ


- GPS
- 09:07
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,617m
- 下り
- 1,616m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 9:08
天候 | 晴れ&曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
4:50 安曇野穂高発 大町 45号扇沢線 5:30 扇沢着(爺ヶ岳登山口付近駐車場満車、第3シェード手前に駐車) 登山口まで10分ほど さらに下に駐車した車もあった 扇沢有料駐車場はまだ余裕があったように思う <復路> 14:50 扇沢発 15:30 自宅着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 大町温泉郷 薬師の湯など |
写真
感想
2025年(令和7年)7月12日(土)
爺ヶ岳 雲間の絶景にコマクサ
来週予定の北穂高岳へのトレーニングとして爺ヶ岳へ。
先週は蝶ヶ岳で膝の痛み、右足ハムストリングの痙攣もなく登ることができた。
ただまだ不安は大きく爺ヶ岳で何事もなければ北穂への自信を持つ意味も大きかった。
午後の天候不安定な日が続く中、今日は午後も落ち着いているとのこと。
登り初めは真っ白な雲の中を行くことになったが、水平道に出た頃から青空が見られ爺ヶ岳から蓮華岳への稜線が雲海にくっきりと眺められるようになった。
それはあっという間のことで雲に浮く残雪の蓮華岳・針ノ木岳が秀麗だ。
雪渓が残る沢が2本あり、蒐沢はかなりの雪が残り通過に時間のかかる方もいた。
アイゼンまでは必要ないがポールは持参していった方が良い。
前を歩く女性は途中で動けなくなり、もう一歩が出ないと言うではないか、手を使い這いずってゆくようにと声をかけてあげた。
最後の鉄砲坂を登ると小屋下のお花畑が広がる。
今回はチングルマの白い可憐な花が咲き誇っていた。
そのほかミヤマキンバイだろうか黄色い花も多く見られた。
山荘はごった返し、15回目ほどの爺ヶ岳だがここまで混み合う山荘は初めてだった。
少し休憩後、足腰は重く不安は残るがゆっくりと山頂へと向かう。
ぐんぐんと登っていた昔が懐かしくなるぐらい一歩一歩亀さん登りで行く。
小屋周辺は途中で見られたような晴れはなく雲がかかり真っ白な状態。
ところが登るにつれて雲間から周囲の山々が姿を現してくれた。
ことに蓮華岳・針ノ木岳の先に槍ヶ岳が現れると近くの女性が「槍様、槍様、槍様が」と耳に付くぐらい槍ヶ岳を敬っていた。
私も槍ヶ岳は信州のシンボルとして必ず確認する山だけに見られたときは感激した。
そして鹿島槍ヶ岳も長野側の湧き上がる雲間からその姿を現してくれた。
遠くオレンジ色の山荘の稜線先には立山、そして剱岳が現れた。
蓮華岳・針ノ木岳の間から薬師岳が顔を出すが、遠く南アルプス、八ヶ岳そして富士山は最後まで雲の中だった。
この絶景はさらに花が彩りを添えてくれた。
ミヤマダイコンソウ、ハクサンシャクナゲが鹿島槍ヶ岳などとお似合いだった。
中でも南峰と中峰の鞍部のザレ場にはコマクサが見頃だった。
ピンク色、淡くそして濃くもありそのグラデーションが見事な色合いだった。
正に高山植物の女王と呼ばれるにふさわしい姿が秀峰には似合う。
気にしていた体調は万全ではないが一歩一歩気を使い歩き無事下山。
コマクサを代表に高山植物に恵まれ、雲海に浮かぶ山々、雲間に現れる絶景を堪能することができた。
ふるちゃん
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