チロロ岳・チロロ西峰


- GPS
- 08:08
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,540m
コースタイム
天候 | 快晴、無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢の濡れた石は滑りやすく、巻き道も急傾斜で一部補助ロープがない箇所もある。チロロ岳・西峰ともにハイマツ被りでスネを痛める。ピンテは豊富だが全コース通してルートを見失いやすい。 AUスマホの電波は2つの山頂周辺のみあり。他はほぼ圏外。 |
その他周辺情報 | 最寄りの日高町に沙流川温泉ひだか高原荘がある。露天風呂はなく内風呂・水風呂・サウナのみで小ぢんまりとしている。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
消費カロリー:2873kcal、水分摂取量:3.9L(薄めポカリ+クエン酸飲料7.0L携行)。行動食はチロロ西峰山頂で171kcal摂取(えいようかん171kcal×1本)。登山開始前は摂取せず。
目的地まで札幌から車移動で高速道路を使って片道2時間30分ほど。片道約150km。現地スタート地点の気温は11℃前後。下山時の気温は22℃前後。
今シーズンから日高山脈の山々にチャレンジしようと思い、まずは日高の魅力が濃縮されたチロロ岳へ登ることにした。
Googleマップでチロロ岳にマーカーをセッティングすると、ちょうど登山開始地点までルートを示してくれる。
札幌からは高速道路を使って占冠ICまで向かい、そこから一般道で日高町へ。2022年7月に幌尻岳に登った時とここまでは同じ道順だ。次に日高町の道の駅から274号線を十勝清水方面に向かい、パンケヌーシ川の手前で右折して脇道に入る。
すぐに砂利道になり、ほどなくして鍵のかかっていない開閉式のゲートが見えてくる。そこから20分ほど1車線の砂利道を行けば、チロロ岳への登山開始地点に着く。砂利道は比較的新しくて凹凸は少ない。ほどよく退避スペースもあって、他の山に比べると車を走らせやすい。
登山口の駐車スペースは5、6台ほど。砂利道沿いなので、脇道に寄せて停めるならもっとたくさん駐車できる。簡易トイレも1基完備している。
登山開始地点からはまず10分ほど急傾斜の林道を登ることになる。取水施設が見えてきたら、そこからが登山のはじまりだ。
基本的に沢沿いを登って行くことになるが、ピンクテープはあるもののルートファインディング技術が試されることになる。次のピンテがなかなか見つからない時は、少し先に進んでみて一つ一つルートを確認して登って行く。
渡渉に関しては数え切れないほどあるので、最初から靴を含めて膝下まで濡らす覚悟でいるほうが良い。間違ってもなんとか飛び石で行こうとすると、濡れた岩で滑ってケガするおそれがある。濡れた岩は想像以上にヌルヌルで沢靴でも結局は滑るらしいので、沢の水に下腿を浸して渡渉するほうが楽である。
ルートとしては沢登りというわけではなく、何度も繰り返す渡渉と岩場登り、ぬかるんだ急傾斜の巻き道を登って行く感じだ。個人的には最初から最後までオールラウンドのトレランシューズで十分に対応できた。
前半の沢沿いのアスレチックなルートはあっという間に感じるくらい楽しめた。思えばヌカビラ岳を登って幌尻岳へ縦走するルートの時も同じようなルート構成だった。
尾根乗越(おねのっこし)まで登ったあとは一度笹薮を下り、また沢が出現するが距離は短い。その沢が涸れたあとはチロロ岳のコル(鞍部)までガレ場の急登が続く。
最初にチロロ西峰へ向かったが、コルからの分岐が分かりづらい。そして本峰の部分もハイマツ地獄でルートが不明瞭であり、何度かロストして少し戻ることがあった。
次に1713コルからチロロ岳の本峰へ登頂したが、こちらも日高山脈らしい荒々しさを味わえる。日高名物ハイマツ千本ノックをスネに受けてアザだらけになりながら、硬いハイマツを押しのけて這い上がった。
チロロ西峰もチロロ岳も山頂スペースは狭いが、遮るものがなくて見晴らしは最高だった。日高山脈の雄大な山々を全周囲で見渡すことができる。天気が良くて風もなかったので本当に天候に恵まれた一日だった。
帰りの沢下りは足元に集中して気を緩めることはできなかったが、大きな怪我もなく無事に下山できた。多少気が緩んで正規ルートを外れてしまったが。
全体としては難易度が高めではあるが、最初から最後までバリエーションに富んだコースで達成感は申し分ない。
飛び石で渡渉しようとはせずに靴のまま水に入って渡ること、こまめに立ち止まってピンテを確認しながら進むことがあらためて重要だと感じた。
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