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Yamareco

記録ID: 8398504
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ハイキング
奥秩父

柳沢峠南側の山並みを周回/バリエーションルートを楽しむ

2025年07月13日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
3.9km
登り
390m
下り
228m

コースタイム

出発9:00−沢沿いの道に入る9:00−右岸に渡る9:15−南西尾根に乗る9:45〜10:20−1500m圏平坦地10:40−露岩下10:50−露岩を抜ける11:00−1580m圏コブ11:10〜11:45−1570m圏コブを巻く11:50−鹿ネット12:05−1664mコブ12:25−三本木の頭12:40〜13:30−一般登山道13:45−鹿ネット扉14:15−梅の木尾根分岐14:20−ナラ坂分岐14:40−鹿ネット扉14:45−柳沢峠14:55〜15:05−ゴール15:15
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
甲州市から国道411号線で柳沢峠へ向かう。峠にMTB(自転車)をデポしたら、戻って、三本木の頭・南西尾根(仮称)の末端の国道脇の路肩に駐車する。
コース状況/
危険箇所等
三本木の頭(六本木峠の300m西側にある1680mコブ)から西隣の1664mコブを経て、南西に枝尾根が伸びて重川に落ちている。この仮称/三本木の頭・南西尾根を登る。
国道がループし、この尾根の中を柳沢第二トンネルで抜けている。このトンネル先から南西尾根に取付こうとしたが、法面に覆われ、その先も延々と金柵が続いていて無理。仕方ない、国道を高度差50m程下り、重川に流れ込む沢を少し詰めてから急斜面を突き上げて南西尾根に乗った。
この尾根には人的な踏跡は無いが、要所に明瞭な獣道が付いていて、これが大いに頼りになる。テープ類は皆無だが、上りなので、高みを目指せば良いからルート探索は楽。
1550m圏に2段に渡る10m程の露岩がある。この通過が問題で、滑落、転落の危険性が高いので要注意。
駐車地点から見た三本木の頭・南西尾根の末端。上部を横断している切れ込みに国道が走っているが、そこからは取付けなかった
2025年07月13日 09:00撮影
7/13 9:00
駐車地点から見た三本木の頭・南西尾根の末端。上部を横断している切れ込みに国道が走っているが、そこからは取付けなかった
地形図に描かれているブドウ沢峠に上る破線の道に入る。標高1315m。林道並みに幅広いが荒れている。直ぐに堰堤の横を抜ける
2025年07月13日 09:02撮影
7/13 9:02
地形図に描かれているブドウ沢峠に上る破線の道に入る。標高1315m。林道並みに幅広いが荒れている。直ぐに堰堤の横を抜ける
二番目の堰堤の手前で右岸を仰ぐと、南西尾根の中を抜けたループ国道の柳沢第二トンネルの出口が見られた
2025年07月13日 09:10撮影
7/13 9:10
二番目の堰堤の手前で右岸を仰ぐと、南西尾根の中を抜けたループ国道の柳沢第二トンネルの出口が見られた
写真右端に三番目の堰堤が見える。地形図の破線はこの辺りで右岸に渡る。林道跡もここで消え、獣道が沢底へ降りているのでこれを辿って対岸の草地に出る
2025年07月13日 09:15撮影
7/13 9:15
写真右端に三番目の堰堤が見える。地形図の破線はこの辺りで右岸に渡る。林道跡もここで消え、獣道が沢底へ降りているのでこれを辿って対岸の草地に出る
草地の右奥の枝沢には堰堤があるので、枝沢左寄りのこの急斜面を突き上げることにする
2025年07月13日 09:28撮影
7/13 9:28
草地の右奥の枝沢には堰堤があるので、枝沢左寄りのこの急斜面を突き上げることにする
踏跡は無いが明瞭な獣道が50度超えの急斜面に刻まれている。しかもジグザグを切っているので助かる
2025年07月13日 09:32撮影
7/13 9:32
踏跡は無いが明瞭な獣道が50度超えの急斜面に刻まれている。しかもジグザグを切っているので助かる
南西尾根に乗った。1410m圏が細長くベタに続くが、その最奥部に出られた
2025年07月13日 09:44撮影
7/13 9:44
南西尾根に乗った。1410m圏が細長くベタに続くが、その最奥部に出られた
後はこの尾根筋を上って行けば良い。踏跡が付いている。人的な踏跡かと思ったが、これも獣道らしい
2025年07月13日 09:45撮影
7/13 9:45
後はこの尾根筋を上って行けば良い。踏跡が付いている。人的な踏跡かと思ったが、これも獣道らしい
気持ちが良い尾根を上って行く
2025年07月13日 10:38撮影
7/13 10:38
気持ちが良い尾根を上って行く
柔らかい地面には明瞭に獣道が残っている
2025年07月13日 10:41撮影
7/13 10:41
柔らかい地面には明瞭に獣道が残っている
1550m圏に高さ5m程の露岩が行く手を遮る。さあどう抜けようか
2025年07月13日 10:48撮影
7/13 10:48
1550m圏に高さ5m程の露岩が行く手を遮る。さあどう抜けようか
正面突破は無理なので、露岩の直下を右にトラバースする
2025年07月13日 10:49撮影
7/13 10:49
正面突破は無理なので、露岩の直下を右にトラバースする
岩場を右側から巻き込んで上に出たが、さらに高さ3m程の露岩帯が控えている。左寄りに岩の間を抜けよう。でも、そこまでは不安定な土の急斜面に緊張
2025年07月13日 10:53撮影
7/13 10:53
岩場を右側から巻き込んで上に出たが、さらに高さ3m程の露岩帯が控えている。左寄りに岩の間を抜けよう。でも、そこまでは不安定な土の急斜面に緊張
選んだルート通り、露岩の隙間、土の溝を突き上げる
2025年07月13日 10:59撮影
7/13 10:59
選んだルート通り、露岩の隙間、土の溝を突き上げる
ここを越えれば露岩帯の左端に出られるハズだ。でも、足場が悪い急斜面のトラバースに超緊張
2025年07月13日 10:59撮影
7/13 10:59
ここを越えれば露岩帯の左端に出られるハズだ。でも、足場が悪い急斜面のトラバースに超緊張
左端に出た。その先、写真の明るい部分は地形図に描かれている巨大なザレ場。写真右端の岩を巻き込めば露岩帯を抜け切るハズだが・・・
2025年07月13日 11:00撮影
7/13 11:00
左端に出た。その先、写真の明るい部分は地形図に描かれている巨大なザレ場。写真右端の岩を巻き込めば露岩帯を抜け切るハズだが・・・
無事に露岩帯をクリアした。後は急な尾根筋を突き上げて行けば良い
2025年07月13日 11:00撮影
7/13 11:00
無事に露岩帯をクリアした。後は急な尾根筋を突き上げて行けば良い
また露岩帯となるが、小さな岩が積み重なっているので、階段を上って行く感じ
2025年07月13日 11:04撮影
7/13 11:04
また露岩帯となるが、小さな岩が積み重なっているので、階段を上って行く感じ
1580m圏コブに着いた。ここで尾根は直角に左折
2025年07月13日 11:43撮影
7/13 11:43
1580m圏コブに着いた。ここで尾根は直角に左折
しばらく痩せ尾根が続く。左側は巨大なザレ場
2025年07月13日 11:48撮影
7/13 11:48
しばらく痩せ尾根が続く。左側は巨大なザレ場
次の1570m圏コブで右折すると幅広くゆったりとした尾根となる。これで危険地帯は抜けたようだ
2025年07月13日 11:51撮影
7/13 11:51
次の1570m圏コブで右折すると幅広くゆったりとした尾根となる。これで危険地帯は抜けたようだ
1600m圏辺りで柳沢峠から上がって来た枝尾根と合流すると、これに伴って鹿ネットも上がって来た
2025年07月13日 12:05撮影
7/13 12:05
1600m圏辺りで柳沢峠から上がって来た枝尾根と合流すると、これに伴って鹿ネットも上がって来た
この辺りは「水源地ふれあいのみち柳沢ゾーン」とのことで、ネットを通り抜けるネット扉が所々に付設されていた
2025年07月13日 12:09撮影
7/13 12:09
この辺りは「水源地ふれあいのみち柳沢ゾーン」とのことで、ネットを通り抜けるネット扉が所々に付設されていた
鹿ネットが延々と張られている。踏跡も獣道もないがどこでも歩ける
2025年07月13日 12:15撮影
7/13 12:15
鹿ネットが延々と張られている。踏跡も獣道もないがどこでも歩ける
何の特徴も無い1664mコブを過ぎた先で鹿ネットは北に折れ、やっと自然に戻った
2025年07月13日 12:29撮影
7/13 12:29
何の特徴も無い1664mコブを過ぎた先で鹿ネットは北に折れ、やっと自然に戻った
三本木の頭との鞍部に小さいが明るい草地があって気持ち良かった
2025年07月13日 12:33撮影
7/13 12:33
三本木の頭との鞍部に小さいが明るい草地があって気持ち良かった
三本木の頭に着いた。その山名板が木に立てかけてあった。本日の最高地点であり、本日初めての案内板
2025年07月13日 12:42撮影
7/13 12:42
三本木の頭に着いた。その山名板が木に立てかけてあった。本日の最高地点であり、本日初めての案内板
ここから六本木峠に降りよう。平板で尾根筋も定かでない緩やかな尾根を北東に下る
2025年07月13日 13:28撮影
7/13 13:28
ここから六本木峠に降りよう。平板で尾根筋も定かでない緩やかな尾根を北東に下る
1650m圏辺りから尾根らしい尾根を東に下る
2025年07月13日 13:37撮影
7/13 13:37
1650m圏辺りから尾根らしい尾根を東に下る
一般登山道に降り立った。六本木峠より100mほど北寄りだった。後はこのハイウェイ登山道を辿れば良い。
2025年07月13日 13:42撮影
7/13 13:42
一般登山道に降り立った。六本木峠より100mほど北寄りだった。後はこのハイウェイ登山道を辿れば良い。
鹿ネットが山道を横切っていた。1664mコブの先で北に折れ曲がった鹿ネットの続きだ。折りたたまれたネット扉を開閉して通過する
2025年07月13日 14:16撮影
7/13 14:16
鹿ネットが山道を横切っていた。1664mコブの先で北に折れ曲がった鹿ネットの続きだ。折りたたまれたネット扉を開閉して通過する
この道は「ブナのみち」と呼ばれて、案内図が要所毎に立っている
2025年07月13日 14:17撮影
7/13 14:17
この道は「ブナのみち」と呼ばれて、案内図が要所毎に立っている
梅の木尾根分岐
2025年07月13日 14:19撮影
7/13 14:19
梅の木尾根分岐
ナラ坂分岐
2025年07月13日 14:42撮影
7/13 14:42
ナラ坂分岐
また鹿ネットを横切る
2025年07月13日 14:45撮影
7/13 14:45
また鹿ネットを横切る
柳沢峠に降り立った。朝方デポしておいたMTBに乗り、国道を2kmほどダウンヒルすれば10分程でゴール
2025年07月13日 14:53撮影
7/13 14:53
柳沢峠に降り立った。朝方デポしておいたMTBに乗り、国道を2kmほどダウンヒルすれば10分程でゴール

感想

神奈川は連日30℃超えの夏日が続くので、標高1500m辺りの山並みなら涼しいだろうと、山梨の柳沢峠の南側、三本木の頭・南西尾根を登った。この尾根はいわゆるバリエーションルートで、獣道こそ頼りになったが、人的な踏跡はほとんど見当たらなかったし、テープ類も皆無であった。

いつもの事ながら、地形図を読んで、ここなら登れる、と判断したルートである。他に情報があるわけではないので、現地に行ったら何が現れるか予想はつかない。案の定、2段10m程の露岩が行く手を遮った。足場の悪い土の急斜面と岩場が混在しているので、極度に緊張しながらも無事に乗り切ることができた。

岩登りを楽しんでいた若い頃ならスイスイ乗り越えていける露岩でも、後期高齢者になるとバランスが悪くなって恐怖感が募ってくる。そろそろ限界かな?でも、地形図だけが頼りのルート設定では、どんな伏兵が現れるか分からないので、その場で臨機応変、適切に対応せざるを得ない。

今回のルートは取付きから梃子摺り、さらに途中で露岩の通過に緊張した。しかし、その先はなだらかな幅広い尾根を自由気ままに歩んでいけて、緊張感も次第にほぐれていった。
標高差も距離も少ないコースではあったが変化に富んでいて、充実感に満たされた山行でした。

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