甲森谷遡行



- GPS
- 06:52
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 505m
- 下り
- 503m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
途中までは巡視路の関係で、少々危ない所はロープなどで手摺がある部分もある |
写真
感想
ワンダーランドだーと多くの人が言うので、どんな所なのだろうかと思ったので行って来た。確かに、大きなカツラやトチの木を見るとなるほど凄いな!と感心だ。炭焼釜跡も10個は見かけたので、その昔は杣人が入り込んでこの景色を見ながら、炭焼きに衷心していたことだろう。
発電用の取り入れ口を過ぎても林道は続いているので楽勝と思いきや、左岸の斜面の崩壊でうず高く埋もれた山を越えないといけない場所が出て来た。何個かあった堰堤を過ぎて、道脇迄の大きな堰堤が現れたが、これが最後の堰堤のようだ。ここから谷に下る踏み跡もあるが、左岸側にはトラバース状の巻道らしきものが見えるので、それに従うことにする。すると高捲く場所にはテープ状の手摺が設置されているではないか!どうもこれは巡視路のようで、関電のご苦労のようだ。
少し際どい巻道もあるが、左岸の斜面が迫って来た時に目の前に吊り橋が現れた。しかも、踏板のないワイアだけのもので、対岸まで渡るのには勇気がいりそうだ。我々は左岸通しで行こうとしているのでこれは渡らないが、最後の堰堤で入谷した場合にはどうもこれを使って右岸から左岸に渡るための様である。本格的な遡行が始まるらしく、谷に降りたり、ヘつったりしながら、沢沿いや水際から対岸に渡ったりと忙しく、行ったり来たりだ。水の深さもふくらはぎ迄程度なのでまだ序盤なのだろう。今回は腰までは最低沈むことを覚悟して、ザックの中はポリ袋で覆っているので、ザックが水に浸かっても大丈夫のようにしてきたのだ。結果的には膝に届くような渡渉はなかったが、転んで尻もちをついたメンバーは居たのだが。
右岸左岸の小さな押し出し部分を越えるのがシンドイなーと言っていたら、甲森谷出合に到着した。直進の横谷川にはピンクテープがずーっと続いているが、何故かな?と疑問を感じながら、右股の甲森谷を覗くと薄い踏み跡が明瞭なので、本流は巡視路などの為かも知れないと理解した。水量が随分と少なくなったので、渡渉は簡単ではあるが両岸の岩が徐々に厳しくなってきて、沢筋から側面を捲く頻度が増えて来た。この捲きは降りられるのか?と不安な気持ちのまま、無理して進むと意外と軟着陸できることが殆どであった。目の前にものすごく大きなトチの木とカツラの木を見た時には、これがワンダーランドの入口なのか?と現実の木々の凄さに驚いた。
江美国境のトチや山毛欅、芦生のトチやクルミなどの大木も見事であったが、それらと見劣らない木々とこの雰囲気には圧倒される。木々と炭焼釜跡の組合せも素晴らしいものがある。
このいい雰囲気を我々だけで独占しながらランチを楽しんだ。
"八","永","竹"
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